家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒を厳選して紹介します。
今回は兵庫県明石市地酒焼酎 岩井寿商店で購入した山口県宇部市の永山本家酒造場の『貴 特別純米 直汲60』について紹介します。
永山本家酒造場
貴の杜氏永山貴博さんについて知ったのも、「日本酒ドラマチック」です。
山口県宇部市にある永山本家酒造場の四代目社長、義毅さんの次男で、永山貴博さんは、2001年26歳で杜氏に就任します。
杜氏に就任した年から従来の「男山」と並行して、自らの名前から一字とって「貴」銘柄を立ち上げます。
山田錦など品質の良い酒米を使って上質の酒を造ろうとしたのです。
ラベルの貴は自ら筆をとって描いたそうです。
永山さんが食中酒を意識したのは杜氏に就いて3年目から。
きっかけは大阪の酒販店「山中酒の店」を訪ねたとき、社長の山中元康さんが発した「メシがまずくなる」の一言だった。
「その後、社長は他の酒をポンポン開けていくんです。飲み比べて驚いた。僕の酒は香りプンプン、甘味はムンムン。確かにこれじゃ、料理に合わない。吟醸香が立たないと上質な酒として認めてもらえないと思い込んでいたんです」
永山さんも蔵の中で試飲はしてきた。
だが、料理と合わせて味わってはいなかったのだ。
それからはあらゆる酒を精力的に飲み、料理とともに楽しんだ。
こうしてたどりついたテーマが”癒しと米味”。ほっと気持ちを癒してくれる純米造りの酒だった。同時に、味の設計として意識したのが酸だという。
永山さんが純米造りで行こうと決めたのは、西日本の酒蔵らしさを追求したいから。
西日本は旨味の文化。旨味を出したいなら純米酒が有利だと思った。ただし、旨味だけの酒では味がぼやける。酒に輪郭を与えるのは酸だと考えた。
dancyu 抜粋 「日本酒ドラマチック」著者記事
貴 特別純米直汲 60
開栓すると華やかな香りがします。
飲み口にはガス感がありますが邪魔しません。
程よいフレッシュさと旨みが感じれます感じれます。
限定発売される貴の生原酒。 少し滓がからみ旨みになります。
名称 | 貴 特別純米 直汲 60 |
商品説明 | 旨味と「きれいさ」の調和と、酸味の少ないやさしさ味が魅力です。 飲み終えた後の最初の辛さと、後から追いかけてくる甘さは、まさに「貴」そのもの。 |
容量 | 720ml |
原材料 | 八反錦 山田錦 |
精米付合 | 精米歩合60% |
アルコール度 | 16度 |
お召し上がり方 | 冷蔵保存 |
時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になりました。
美味しい日本酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、作りての物語も一緒に味わう様になりました。
永山本家酒造場 | 住所 山口県宇部市大字車地138番地 |
酒 銘 | 貴 男山(県内のみ) |
ホームページ | https://www.domainetaka.com/ |
創業年 | 明治21年 (1888年) |
にほんブログ村
コメント
コメント一覧 (5件)
[…] 以前紹介した「貴」蔵元杜氏の永山貴博さんとは同世代で良きライバルであり、最高の仲間でもあるようです。 […]
[…] たのしいお酒.jpによると、山口県の日本酒は、「獺 祭」「雁木」「貴」「東洋美人」「五橋」など、全国的な知名度を持つ実力派ぞろいです。 […]
[…] 以前紹介した「貴」蔵元杜氏の永山貴博さんとは、国税庁醸造研究所の研修で10歳以上歳の離れた同期であり、永山さんは青島孝さんのことは「師匠」と尊敬しています。 […]
[…] 今ときめいている酒蔵さんのエピソードはこの他にも「新政」「貴」「口万」「若菜」「七本槍」「宝剣」「一白水成」と続きます。 […]
[…] 而 今(じこん)を知ったのは『日本酒ドラマチック』と言う本で、「若手スター杜氏」として「七本鎗」の冨田康伸さん、「貴」の永山貴博さんと共に大西唯克(ただよし)さんが紹介されていたからです。 […]