純米無濾過生原酒との出会い
漫画「夏子の酒」を読み日本酒を味合う様になったとき、お酒の席で友人が自分も昔はまったときがあり、「夏子の酒」で紹介されている酒蔵を訪れていた話をしてくれました。
鳥取県八頭郡智頭町の「諏訪泉」には、「夏子の酒」の作者尾瀬あきらさんも取材に訪れていたと聞き早速訪れました。諏訪泉の直売店梶屋には、尾瀬あきら原画ギャラリーが設けられていました。
そのギャラリーの横で「究極の日本酒」マリアジュで楽しむ純米無濾過生原酒16本/杉田衛保 著が販売されており、「純米吟醸 満天星みどり(ひやおろし)」と一緒に購入しました。
購入時にお店の方が「この本の著者は今智頭町に引っ越され、こちらでお店をされていますので、よろしけれまたお店にも行ってあげて下さいね。」教えてくれました。
美味しい料理と日本酒が飲める「真 菜 板」
少したってから、雪の降る中、お店を訪れことにしました。お店に入ると初老の店主は気さくで満面の笑みでお迎え頂き、靴を脱いでお店に入りました。
店の中に、別のお客様はおられませんでしたので、諏訪泉で店主の本を買いお店に来たことをお伝えしました。
店主杉田さんは大変喜んで頂き、食事中、東京でのお店の事、「夏子の酒」の尾瀬あきらさんとの出会いなど懐かしく話されました。
居酒屋を初められたときから多くの地域の地酒を仕入れ、提供されてたこともあり、第一次の純米酒ブームの頃は、純米大吟醸がバブルも手伝い高額で飛ぶ様に売れた時期もあったそうです。
年齢と奥様が体調を崩されたこともあり、高田の馬場の駅から少し離れたカウンターだけの店「真菜板」を初められたそうです。
お店が小さくなり、店に置けるお酒も限らたとき、35年以上も日本酒を勉強され、たどりついた、「純米無濾過生原酒」にしぼり提供されたそうです。
そのお酒のことや当時のお店の事を色々と教えて下さりました。智頭町のお店も「真菜板」といい、自宅のようなお店で、家のダイニングにお通し頂いた雰囲気でした。
純米無濾過生原酒とは
純米無濾過生原酒については、「究極の日本酒」マリアジュで楽しむ純米無濾過生原酒16本/杉田衛保 著に詳しく書かれていますので、興味のある方は本読まれると日本の酒づくりの奥深さを知ることが出来ると思います。
ここでは本から少し抜粋して紹介いたします。
純米無濾過生原酒とはごまかしのない本物の日本酒です。酒を造る蔵元、酒造りのリーダーである杜氏、酒造りにかかる蔵人たちの技術と情熱の結晶です。日本酒の造りを勉強していくうちに、それが日本酒の基本であることがわかってきました。このお酒は、熟成や燗に向く酒であることもわかってきました。また純米無濾過生原酒は、食べながら飲むことによって価値が発揮される食中酒であることもわかってきました。食べ物と酒を合わせることをマリージュと言います。フランス語で「結婚」という意味です。
「究極の日本酒」マリアジュで楽しむ純米無濾過生原酒16本 p8
お店で飲んだ無濾過生原酒のお酒
開 運
開運は静岡のお酒で11月〜春先まで無濾過生原酒を置いているいる様で初めに出して頂いたお酒でした。真菜板では最初に冷で出しているようです。
味が繊細なので冷やして飲むのと良さが生きてくると言われていました。
日本料理は初めに刺し身が出ることが多いので、お酒の順番でも開運がいいと言われていました。
C悦 凱 陣(よろこびがいじん)
悦凱陣(よろこびがいじん)は香川県琴平のお酒で酒米に雄町を使っている事を教えて頂き、燗を薦められましたが先程の開運の冷が美味しかったので、常温を注文しました。
杉田さんも一通りの料理提供が済むと悦凱陣(よろこびがいじん)を燗にして、自ら嗜まれはじめました。
そして「燗にすると味がかわりまろやかになり旨味はひろがるからどうぞためしてみて下さい」と言われ自ら燗されたお酒を私に注いで下さりました。
今まで燗は寒いとき温まる為にしてましたが匂いが少し気になっていましたが、今まで感じていた燗の匂いのイメージは悦凱陣(よろこびがいじん)にはありませんでした。
味が驚くほどかわりうまく表現できないですが、「燗もいいかも」と思える出会いでした。杉田さんにその事をお伝えすると満面の笑みで更にお話し下さりました。
C諏 訪 泉
移転され地元のお酒となった諏訪泉の無濾過生原酒もお店で頂きました。
お店で買った純米吟醸 満天星みどり(ひやおろし)はスッキリとした飲み心地の記憶がありましたが、満天星 もも(生原酒)はアルコール度数も高く深みのある味わいをしていました。
料理も素朴でお値段もお手頃でしたので、遠く鳥取道を使用し行く価値のあるお店でした。
C
コメント
コメント一覧 (30件)
[…] 熱燗に合う日本酒 無濾過生原酒 […]
[…] 寒い時期に温まるためにだけ熱燗をしていましたが美味しい料理と日本酒が飲める「真 菜 板」で熱燗の旨さとまろやかさを知り、冬には欠かせません。 […]
[…] 本日紹介する開運 純米無濾過生原酒は、鳥取県智頭町にある真菜板いうお店で頂きました。 […]
[…] 土井酒造については「真 菜 板」店主杉田さんの著書『「究極の日本酒」マリアジュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』にも紹介されていて、前杜氏に取材もされていました。 […]
[…] 以前このブログで紹介した無濾過生原酒の美味しいこだわりの日本酒を置いている鳥取県智頭町の「真菜板」にも秋鹿はありました。 […]
[…] 以前からこのブログで紹介している通り美味しい純米酒を飲みたいと思ったきっかけは漫画「夏子の酒」です。 […]
[…] お酒好きの間では有名な漫画「夏子の酒」のモチーフになったことでも知られる「亀の尾」乾坤一は、地元で無肥料・無農薬の自然栽培で育てられたお米を70%精米で仕込みました。 […]
[…] 本日紹介する風の森 こぼれ酒 は、鳥取県智頭町にある真菜板いうお店で頂きました。 […]
[…] 本日紹介する「宗 玄 純米無濾過生原酒」は、鳥取県智頭町にある真菜板いうお店で頂きました。 […]
[…] 本日紹介する悦凱陣 純米無濾過生原酒は、鳥取県智頭町にある真菜板いうお店で頂きました。 […]
[…] このブログで紹介した美味しい料理と日本酒が飲める「真 菜 板」も智頭町にあります。 […]
[…] 土井酒造の開運を知ったのは鳥取県智頭町にある「真 菜 板」で「開運 無濾過 純米」を注文し、店主杉田さんに教えて頂きました。 […]
[…] 美味しい料理と日本酒が飲める「真 菜 板」で純米無濾過生酒を冷やと熱燗で飲み比べた時の様に丁寧いにつくられた純米酒は熱燗にすればあまみや旨味が広がります。 […]
[…] その後日本酒にはまり、日本酒と料理の名店『真菜板』に訪れた時にも森の風の無濾過生原酒を薦められました。 […]
[…] この「夏子の酒」の漫画を読んで諏訪泉にも訪れるきっかけとなりました。 […]
[…] このブログの「無濾過生原酒のブログ」で紹介しました鳥取県智頭町の美味しい料理と日本酒が飲める「真 菜 板」の亭主杉田衛保さんは「究極の日本酒」マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本という本を出版されています。 […]
[…] このブログの「無濾過生原酒のブログ」でも書きましたが日本酒に興味を持ち出したのには、漫画「夏子の酒」の影響が大きくあります。 […]
[…] 我が家で楽しむお酒と食事のブログで紹介しました美味しい料理と日本酒が飲める「真 菜 板」を訪れた時に店主杉田さんに純米酒について色々教えて頂きました。 […]
[…] 家のみブログで以前紹介しました美味しい料理と日本酒が飲める「真 菜 板」を訪れた時に店主杉田さんに純米酒について色々教えて頂きました。 […]
[…] 以前紹介した日本酒のマリアージュ「真菜板」の店主も同じようなことを言われていました。 […]
[…] 「無濾過生原酒」にこだわって料理にお酒を提供するお店もあります。 […]
[…] 無濾過⽣原酒の日本酒を知ったのは、鳥取県智頭町にある「真名板」を訪れたのがきっかけです。 […]
[…] 無濾過生原酒のお酒について真 菜 板の杉田衛保はごまかしのない本物の日本酒と語ります。 […]
[…] 宗玄を初めて飲んだのが、鳥取県智頭町にある真菜板いうお店で「宗 玄 純米無濾過生原酒」です。 […]
[…] このブログでよく紹介する漫画「夏子の酒」の中に登場する福井県の「美泉」は黒龍がモデルと言われ、「卓越した吟醸酒は、黒龍をイメージしたもの・・・」と、称賛を重ねる言葉を贈ったそうです。 […]
[…] 「無濾過生原酒」のお米の美味しさもありますが、後味の米の旨味は充分に残ったお酒です。 […]
[…] 無ろ過生原酒の日本酒については、このブログの「無濾過生原酒のブログ」で紹介した鳥取県智頭町の美味しい料理と日本酒が飲める「真 菜 板」の亭主杉田衛保さんは、マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本という本を出版されています。通常の日本酒造りの工程では、原酒から細かい固形物や酵母などを除去したり、色や香味を整えたりする目的で2度のろ過を行います。 […]
[…] 鳥取県智頭町にある真菜板いうお店で「悦凱陣 純米無濾過生原酒」を飲んで美味しかったので酒造元有限会社丸尾本店に電話し販売店の「山本酒店」を紹介して貰いました。 […]
[…] 無濾過生原酒など少しアルコール度数が高いため、この時期であればロックもおすすめします。 […]
[…] 純米酒の無濾過生原酒の美味しい日本酒を紹介しています。『プロが勧める 純米無濾過生原酒』濃くと旨味のある日本酒を堪能下さい。 […]