家飲み 日本酒 世界戦略 WAKAZE

家飲み日本酒では、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒や今後飲んでみたいお酒を紹介しています。

日本酒 世界戦略では、日本酒の美味しさや可能性を世界に紹介している取り組みを中心に紹介します。

日本酒 世界戦略 バックナンバー

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目次

クラフトSAKE WAKAZE

日本酒が今後更に世界へと広がり、真の国際酒になるには、日本からの輸出がもっと伸びることと、世界各地で現地でクラフトSAKEを造る必要があります。

今回紹介するWAKAZEは「日本酒を世界に」をビジョンに掲げてブランド展開をはじめています。

ワインのオーク樽を使って熟成させた日本酒と植物やスパイスで風味付けしたリキュールが中心です。

元々世界市場を視野に入れた酒造りは、和食のみならず、洋食との相性を意識した味わいでフレッシュな酸味が特徴です。

ワインのオーク樽での熟成は少しずつ空気に触れ熟成され、赤ワイン樽の香りは肉料理やチーズにも合うように思います。

海外に輸出されている日本酒の多くは日本国内向けに造られたものをそのまま出荷されていることが多いいです。

WAKAZEでは海外の人がイメージする日本を意識した銘柄造りが新たなSAKEファンが増えるきっかけになると思います。

それでいて、日本酒の酒造りに対して敬意を払い伝統と革新を酒造りに活かしていく気概がホームページからも伺えます。

日本酒離れも伝えられますが、多くの酒蔵、杜氏の挑戦で日本の伝統文化が和食と同様に世界に広がっていくことを応援したいと思います。

創業以来、WAKAZEが大切にしていること。それは、

【直感と技巧のバランス】
【伝統と革新の両立】
そして、【歴史への敬意】。

私たちは否定的な意見さえも貴重なフィードバックとして受けとめ、嬉々として酒造りに活かします。

多様な意見から新しいアイデアが生まれれば、SAKEはもっと多くの人にとって楽しめるものになると信じているからです。

2019年にはパリ近郊に酒蔵を構え、世界へ進出。

日本のノウハウと世界中のインスピレーションを融合させ、世界中をS A K Eで熱狂させる。これがWAKAZE の根底から溢れ出る想いです。

WAKAZE HP 抜粋

WAKAZE THE CLASSIC

2019年に設立したWAKAZEのフランス・パリ醸造所「KURA GRAND PARIS」の看板商品が「THE CLASSIC(ザ・クラシック)」です。

カマルグ米、硬水、ワイン酵母で仕込んだ100%フランス産の清酒。

透明感がありスッキリとしたキレの良さと、柑橘を感じる香りが特徴的な1本。

和食やアジア料理と合わせたり、アペリティフとしてカルパッチョなどとの相性も抜群。

THE CLASSICに使用している米は日本産ではなく、南フランスのカマルグ地方で生産された米を使用しています。

「日本酒を世界酒に」というWAKAZEのVISIONを体現するため、現地の米を使用した醸造を行っています。

ラベルデザインを担当したのは、ロンドンのクリエイティブエージェンシー「OUR FRIENDS」。

彼らには実際に醸造所に足を運んでもらい、WAKAZEの造るSAKE、目指す世界を伝え、ブランドメッセージからともに創り上げました。

WAKAZE CLASSIC HP 抜粋
南フランスのカマルグ地方
WAKAZE CLASSIC

まとめ

WAKAZEのSAKE造りを指導する杜氏今井翔也さんは、群馬県の酒造の3男として育った今井さんは、東京大学で食品生科学の研究を進めます。

WAKAZEの立ち上げに参画し、自身は酒造りの修行を始めます。

同じ東大出身の新進気鋭の蔵元「新政」や吟醸酒の雄「満寿泉」、マイクロブルワリー「越乃男山」で研鑽を積み、東京三軒茶屋製造所の自社ブランドの酒造りに携わっています。

SAKEのファントムブリュワリーを目指し日々邁進している姿勢がいつの日か世界中でSAKEが飲まれる日が訪れることを期待したいです。

日本酒の事を色々調べるとやはりここでも規制緩和という大きな壁にぶつかります。

そんな大きな壁を乗り越えていく若手の酒造りに携わる人達が創意工夫していく物語に共感します。

酒造りと資金調達及びマーケティング戦略とそれぞれの役割を果たしながらの挑戦を応援したいと感じてます。

「ワインやビールは世界中で造られています。でも日本酒は日本だけ。それは造り手の問題なんじゃないか。

世界中でSAKEが愛されて飲まれるようになるためには、世界中に酒蔵ができてSAKEが造られているのがゴールなんです」

ちなみにそのゴールへ向かうためには、これまでの日本酒・お酒の枠を飛び越えたものを造らなければ、という思いから「SAKE」という英語表記にこだわっているという。

WAKAZEを創業後、今井はまず自分の実家である群馬の酒蔵「聖酒造」と組んで「委託醸造」という形から酒造りを始めた。

「委託」といっても、決して製造を丸投げするわけではない。コンセプトや商品設計に深くコミットし、新しい技術の開発に関しても自ら手を動かし、酒蔵側とすり合わせていく。

海外のクラフトビールの世界だと「ファントムブリュワリー」と呼ばれている仕組みに近いという。

最初は自宅のガレージで、趣味レベルの「ガレージブリューイング」から始める。

しかし、本格的な設備がないと限界があるので、やがて製造拠点を間借りして造るようになり、ファントムブリュワリーとなる。

そこで商品開発に成功すると、ようやく自社醸造を始めることができるようになって「マイクロブリュワリー」となり、さらに成功すれば醸造所の規模を拡大していける。

そうした成長過程が海外のビール業界ではすでに確立されている。

だから毎年新進気鋭のブリュワリーが注目を集め、さまざまな味のバリエーションが楽しめるようになり、消費量が増えて業界全体が発展している。

今井にとって、生まれた時からずっと酒造りは身近な存在だった。父親の後継ぎは長男が担うことになったため、三男である今井は違う形を模索し始めた。

そして掲げた目標は大胆にも「フランスでSAKEを造る」というものだった。

なぜその目標にたどり着いたのか。それは国内の厳しい規制が大きな要因としてあった。

日本酒は保守的な世界で、国は新規免許の発行に関して非常に厳しい条件を設けている。いま新規で清酒の免許を取得することは事実上不可能だと言われているほどである。

BNL 抜粋

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