紹介本 『働き方5.0』 / コロナによって社会の前提がかわった

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働き方5.0 /落合 陽一/小学館

本おすすめ本紹介では今までに読んだ本の中で自分なりのお気に入りの本を紹介したり、人に紹介してもらって今後読みたいと思っている本なども紹介していきます。

WEEKLY OCHIAIというNewsPicsの番組が色々な話題を提供してくれるので視聴しています。

色々なテーマを議論から対話をベースにその分野の専門の方が少し先の未来について対話します。

特に番組での落合陽一氏の考える世界感は多くの専門性を追記した後の発言で予想もできない価値観には刺激を受けています。

今回紹介する本は昨年のコロナの世界的感染拡大時期に出されていて価値観が大きく変化する今後についての働き方について考えさせられる一冊です。

「コロナ」によって、社会の前提がすべて変わった。
2020年、我々の「働き方」は大変革を迫られた。
リモートワークによって使える人的・時間的リソースが限られる中で、「やるべき仕事」が自ずと抽出されてきた。

無駄な会議、出なくてもいいミーティングは排除され、ビジネスチャットやビデオ会議などテクノロジーで解決できることはそれに任せることが増えてきた。

そして、「リモートワークのみで済む人材」への置き換えも始まりつつある。
では、「人間がやるべき仕事とは何か」──コンピュータやAIが進化した今、私たちはこの命題に直面している。

ウィズコロナ、そしてポストコロナの世界では、それがいっそう問われることになる。

昨日放送されたいた林修の初耳学とういう番組で林修氏との対談でも同様に事を違う視点で伝えていました。

今まではプロとアマチュアには収入面の絶対的差があったが、今は誰でもインターネットとテクノロジーの活用でアマチュアでも収入を得ることが容易になった事を説明しています。

現在著者は4つの顔を持ち、1日中やりたい事に専念しています。

冒頭の番組では、「少し前の時代であればプロフェショナルな部分だけでは稼げなく、嫌な仕事も含めて成り立っていたが、今は好きな事の多種を同時に出来る時代」という主旨で述べていました。

但し著書の中では世間一般でよく言われる、好きなこと、やりたい事に価値があるかどうかを見極める必要をは述べています。

自らが好きなことが新しい価値として世の中に役立つかの基準を以下の5つの問いで説明しています。

  1. それによって誰が幸せになるか
  2. なぜいま、その問題なのか。なぜ先人達はそれができなかったか。
  3. 過去の何を受け継いでそのアイデアに到着したか。
  4. どこに行けばそれができるのか。
  5. 実現のためのスキルはほかの人が到着しにくいものか。

「モチベーション」を持てるのは人間だけ

今後重要になってくる人材はのポイントとしては以下のように述べています。

  • 浅く広い知識を持っているだけの「意識だけ高い系」ではない
  • 意識高くあらゆることに取り組む「真の意識高い系」になる

初耳学では「簡単に漫画を拾い読みするタイプと同じ漫画を何度も見て一コマ一コマに注視出来るタイプの方が才能を引き出せる可能性は高い。」

「子供が好きな事をやっている時に邪魔しない」

著者の子供の頃の経験から発せられる言葉には重みがあり、子供の教育や今後働いていく上でのモチベーションにも役立ちます。

著書では、モチベーションを持って、コンピューターを利用し「自分の実現したい価値観、世界観」を実施しようとする「魔法をかける人」がこれからの時代では求めらると述べています。

コンピューターやAIが大きく進化する時代において、そのデジタルサイエンスの最先端で活躍している著者には既にシステムが得意なこと、「人間がやるべきこと」の区別が明確となっています。

その一つが『モチベーション』だと言います。

システムには「これがやりたい」という動機はありません。

但し、目的を与えれば人間には太刀打ちできないスピードと精度で処理を行います。

「この社会をどうしたいのか」「何を実現したいのか」というモチベーションは、人間特有の感覚と述べています。

逆説的には「なんとなくやっている仕事」・「仕方なくやっている仕事」は、コンピューターやAIに奪われ、仕事としてなくなる未来があります。

カスタマーハラスメントなどない時代は目の前です。

モチベーションを高く、強く持てるかどうかが、いわゆるクリエイティブ・クラスになるための一つ目の条件であります。

また、冒頭のWEEKLY OCHIAIというNewsPicsの番組では、パトロン文化が才能あるクリエイターに自分の興味・好きなことに時間費やさせる文化を生みだすことも述べています。

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単純、定形作業はシステムにやられる

コンピューターは演算作業が得意です。

例えば1万件のデータベースから、電話番号を基に氏名を探し出すといった事を瞬時にできるのです。

このように、誰がやっても同じ作業はシステム化したほうが効率が良いので、人間は努力の仕方を変える事が求められます。

ホワイトカラーの仕事はシステムが解決

クラウドソーシングとシステム化によって、今のホワイトカラーの作業である以下の作業は機械に持っていかれるでしょう。

この事は堀江貴文氏も同様の主旨の発言をしています。

誰でもネットにアクセス出来る環境でギグワークの様に時間や才能を切り売り出来る時代は効率的に働きたい時に働きたい仕事が出来る可能性があります。

真剣に働かなくても生きていく「べーシックインカム」モデルを構築していく未来の選択肢もある様に思えます。

また、その人にしか作れない「本物のオリジナルを生み出せる」トップランナーは今後も生き残り更なる富を手に入れる可能性も高まります。

システムによって、貧困化が進む

ランサーズやココナラなどのクラウドソーシングは価格破壊を起こし、副業ブームも作りあげています。

例えば、会社に依頼すれば200万円で請け負えていたwebサイトの構築が、場合によっては4万円程で個人に依頼できます。

単純なロゴ作成など、何となくスタイリッシュであれば良いというレベルのデザインは低単価が既に起こっています。

このようなクラウドソーシングの登場によって、コンテンツ制作の低コスト化が進みました。

コロナ渦に伴うテレワークの増加で、様ざなま業務で同じような置き換えが起こりつつあります。

人が移動しない社会・バーチャルで移動している未来、テクノロジ-の発展で変わる未来予測の情報を本等で入手し、備える必要があると感じます。

これからは、自分らしい生き方が新しい価値として世の中に役立つこととして考える視点を持ちづづけたいと思います。

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