家飲み厳選日本酒では、お店で飲んだ全国の美味しい地酒を紹介します。
今回は姫路市にある『春 日』で頂いた「夏田冬蔵 純米大吟醸」を紹介します。
「春日」については、以前ランチメニューのカレーについて紹介しました。
夜の居酒屋では秋田の日本酒を数多く取り扱っており、何度かこのブログで紹介しています。
春日で紹介した日本酒
日本酒は地元兵庫の地酒はもちろん、秋田県の地酒を多く取り揃えています。
秋田の日本酒は秋田の酒屋「天陽酒店」と懇意にされているようで「天陽酒店」お薦めの秋田の時酒が取り寄せれる様です。
浅舞酒造株式会社
浅舞酒造株式会社のお酒はこのブログで「家飲み 日本酒 天の戸 純米大吟醸」で紹介したことがあります。
「日本酒ドラマチック」という本は2016年に出版されており、日本酒ブームの中のモダンでスタイリッシュな酒を醸す「次世代の造り手」たちのインタビューを中心に綴られています。
日本酒の知識があまりない中、造り手の人となりやお酒造りへの想いを知るとついつい買ってみたくなります。
一つ一つの酒蔵の物語をじっくりと読んでいて、最近浅舞酒造の森谷康市杜氏のコメ作りへのこだわりや、地域の農家をまきこんだ取り組みを知った次第です。
森谷杜氏は2019年7月30日に永眠されたようですが、その想いは連綿と続いている様子は、浅舞酒造のサイトにある「半径5キロ以内の地元の米だけで醸す」に語らえれいます。
以下は森谷杜氏の思いや考え方を少しでも多くの方へお伝えしたいと地元の「ここから~」の記事の抜粋です。
中学時代の同級生で後の浅舞酒造の社長となる柿崎秀衛氏(故人)に誘われ、1981年から天の戸の蔵で働き始めた。
1990年に杜氏となり、その後2011年からは「蔵から半径5キロ内の米で、全量純米酒仕込み」と宣言。
「雪で閉ざされるこの地域では、漬物などの不自由だからこそ生まれる食文化がある。
あえて半径5キロと決めた不自由さの中で工夫して造るからいいのだと思う」と。
しかも、秋田県産米だけを使い続け、全国新酒鑑評会での連続金賞受賞や、IWCでの秋田酒こまち使用の純米大吟醸の最高賞トロフィー賞受賞など、その功績は関係者のみならず多くの日本酒ファンの知るところです。
その一方で、水源を訪ね田んぼを巡り、稲の花見をしながらその酒米で造った酒を飲むという、浅舞のテロワールを体感できる企画を組んだりしました。 「ここから~」 記事抜粋
森谷杜氏は地域を巻き込んでいく発信力もあり、自らも「夏田冬蔵―新米杜氏の酒造り日記」など著書も出版されていました。
最近の独走的な日本酒造りをされている所に杜氏制を廃止している酒蔵が増えているようにも感じます。
夏田冬蔵 純米大吟醸
「夏田冬蔵」の魅力は、モダンなジューシーさとは異なり、落ち着いた風情を纏っています。
これは、まさに「天の戸」らしい奥行きと深みを感じさせます。
秋田県産の米だけで醸されるこの酒は、その名の通り、「山田錦に勝るとも劣らない酒米」として知られています。
その自信に満ちた味わいは、一度味わったら忘れることのできない特別なものです。
この銘柄に使用される「星あかり」という酒造好適米。
その名前からも、星空の下で熟される美しい酒のイメージが広がります。この酒米は、やわらかさと重厚さを兼ね備えた特別な魅力を持っています。
それは、まるで星座のように輝く酒造好適米の中でも特別な存在と言えるでしょう。
名称 | 夏田冬蔵 純米大吟醸 |
商品説明 | 東北電力の開発米「星あかり」は「初星」と「美山錦」を親として生まれた酒造好適米です。この酒米にはやわらかさと、重厚さをかねそなえた魅力があります。 |
容量 | 1800ml |
原材料 | 麹米: 掛米: ぎんさん 秋田県産 星あかり100%使用 |
精米付合 | 精米歩合40% |
アルコール度 | 16度 |
お召し上がり方 | 冷酒 常温 |
時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になりました。
美味しい日本酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、作りての物語も一緒に味わう様になりました。
浅舞酒造株式会社 | 住所 秋田県横手市平鹿町浅舞字浅舞388番地 |
酒 銘 | 天の戸 夏田冬蔵 |
ホームページ | 浅舞酒造サイト |
創業年 | 大正6年(1917年) |
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