介護の仕事は、多くの人々にとってやりがいのある職業であり、その意義深さは計り知れません。
しかし、介護の就職・転職を考える際には、面接での言葉選びには特に注意が必要です。
今回は、介護の仕事に興味のある方々に向けて、面接で避けるべきNGワードについて、より具体的にお伝えします。
1.「お金が欲しい」
面接で給与や報酬について尋ねられる際に、少しでも賃金が高いことを希望するというような、表現は避けましょう。
物価高騰に合わせて、大企業を中心に賃金引き上げが話題となっています。
介護士のお給料は「安い」と言われることが多いのは事実です。
その大きな理由に『公定価格』というものが存在します。
公定価格は簡単に言うと「政府が決めた販売価格」です。
介護にかかる報酬は国が厳しく管理しており、一定の金額以上を請求してはいけません。
上記の条件がる事から、一際他法人よりも給与が高い求人は、少し疑ってみる必要があります。
初めに聞いていた金額と違ったり、あまりにも人員不足で運営に支障をきたしている可能性もあります。
それでも、自身の経験や能力・資格に見合った給与については、自ら事前の相場を調べておく必要はあると思います。
介護業界における自らが期待される価値についてはアピールする方が良いでしょう。
具体的な業務に対する価値を示すことが大切です。
2.自分の都合に合わせて働きたい
介護の仕事は利用者及びその家族やケアマネのニーズに即した柔軟な対応が求められます。
面接で「自分の都合に合わせて働きたい」という言葉は、責任感やコミットメントが不十分だと受け取られる可能性があります。
人手不足の介護業界においては、柔軟に勤務時間に対応していく動きはみられますが、それでもシフト勤務で働く職場が多い中、自分だけが希望時間で働くことは困難な事情も考慮し、シフト勤務にある程度協力できるアピールは好印象です。
利用者のために尽力したいという前向きな姿勢を示しめしていきましょう。
3.過去の失敗やトラブルの詳細
一部ではありますが、離職率の高い介護施設も存在していて、勤めていた事業所の職場環境が恵まれていなかったとしても、過去の介護事業所での失敗やトラブルを詳細に語ることは、面接官に不安や疑念を抱かせる可能性があります。
退職理由を聞かれ、自らを正当化したい気持ちはは理解できますが、あえて代わりに、その経験から学んだことや成長した点に焦点を当て、ポジティブな視点で語ることが重要です。
逆説的に伝えると、前職のトラウマがあうようであれば、穏やかな気持ちが沸き上がるまでは、転職活動を行わないことも大切です。
これらのNGワードを避け、代わりに適切な表現やポジティブな姿勢を示すことで、面接での印象を良くすることができます。
介護の仕事は、人々の生活に深く関わる貴重な職業です。
自己の価値を適切に伝え、理想の職場を見つけるために、面接での言葉選びには特に注意しましょう。
初めて介護の仕事に就くことを考えられている方は、利用者及び家族から直接「ありがとう」と感謝の言葉をもらえたときに、やりがいを感じることも多いと思います。
ものごとを前向きにとらえることができる人は介護士に合っています。
介護の仕事は必ずしもいいことばかりでありませんが、ネガティブな思考をいつまでも引きずっているとストレスが溜まってしまうので、前向きに気持ちを切り替えられる人が向いていると思います。
次回のブログでも、介護の就職・転職に役立つ情報をお届けします。お楽しみに!
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