SDGs 日本事例 SDGsウォッシュ予防

SDGsには17の大きな目標があり、それぞれに平均10個ずつくらい同じようなターゲットが存在し、合計で169個あるので169のターゲットと言われています。

前回紹介しました企業によるSDGsウォッシュの予防について紹介します。

目次

ビジネス領域でのSDGsウォッシュの注意点

ビジネス領域におけるSDGsの実現に向けた取り組みが加速していますが、企業の規模により取り組むスピードや意識の違いに差が出てきています。

社会課題解決は企業の存在意義であり、サスティナビリティ実現は企業規模の大小に関わらず不可欠となってきます。

そんな中、企業にとって注意すべきはSDGsウォッシュの問題です。

SDGsウォッシュにあてる事例は前回詳しく紹介しましたので、これから取り組む企業が注意すべき点について紹介します。

担当者に丸投げはしない

SDGsウォッシュ予防で一番大切なことは、担当者に丸投げしないことです。

  1. まずは、会社全体でビジネスにおけるSDGsリテラシーを高める研修を行うことです。
  2. 次にSDGsを踏まえた会社の存在意義の共有です。現在のサービス・商品にとらわれず、自社の価値を考え直すことです。
  3. そお方向性は担当者やコンサルタントに丸投げせず、トップが主導することが重要です。
  4. SDGsの取り組みを形骸化させないためには、実効性のある経営計画に位置づけることがおすすめです。
  5. PDCAサイクルのように具体的な行動計画を立てる必要があります。
  6. 実際に行ったことを正しく記録し、開示するしくみを作ることも必要です。
  7. 過去の取り組みの焼きまわしにならないように現在と過去を区別して管理します。
  8. 会社全体の取り組みとするには人事考課とリンクさせると実効性が高まります。
  9. 一過性の取り組みにならないように継続できるしくみが必要です。
  10. 社内労働問題や環境問題に留意し、内部からSDGsウォッシュと批判されない取り組みも必要です。

まとめ

SDGsウォッシュ予防のポイントは一見すると通常のマネジメントサイクルと何ら変わるものではありません。

それでも会社トップが進めると決めた場合は継続する熱意が必要です。

油断すると日々の業績に直結していない部分もある為、担当者レベルでは優先順位が低くなる可能性もあります。

現在のSNSなどの目まぐるしい発達は企業の内部情報も瞬時に拡散されるリスクもあります。

経営陣が表面的な取り組みでSDGsの取り組みを行った場合は一気に見破られ内部からSDGsウォッシュと揶揄される危険性も少なくありません。

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