SDGs ベスト・ツーリズム・ビレッジ ニセコ選定

SDGsには17の大きな目標があり、それぞれに平均10個ずつくらい同じようなターゲットが存在し、合計で169個あるので169のターゲットと言われています。

今回は、世界観光機関(UNWTO)が選定した2021年「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」に日本から京都府南丹市美山町と北海道ニセコ町が選定されたことを紹介します。

認証の有効期間は3年間で、再審査を受ければ更新することもできます。

目次

ベスト・ツーリズム・ビレッジとは

ベスト・ツーリズム・ビレッジ

概要:地域コミュニティの伝統と文化を保全するために、観光の強みを活かした、地域 からの優良事例を求めるべく、持続可能な開発目標(SDGs)に沿って、地域において新しい形で観光事業を実施する地域を見つけ出すUNWTOの取組

応募対象

・人口15,000人以下の地域(最新の人口に関する行政情報(国勢調査結果など)を 提出する必要あり)

・農業、林業、畜産業、漁業等を行っていること
・地域コミュニティの価値観やライフスタイルを保持するような取組を行っていること

国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所 HP 抜粋

観光の強みを活かした地域からの優良事例を求められ、持続可能な開発目標(SDGs)に則って、新しい形で観光事業を実施する地域を選定しています。

文化・自然資源、文化資源の保護活動、経済的・社会的持続可能性、観光の潜在性など9つの基準で審査されます。

ニセコSDGs未来都市

SDGs未来都市

SDGsの達成に向けて優れた提案をする自治体を国が選定するもの。

選定初年度の2018年度に全国で29自治体が選定され、道内では北海道、札幌市、下川町、ニセコ町の4自治体が選定されました。

自治体SDGsモデル事業、NISEKO生活・モデル地区構築事業

SDGs未来都市の選定の際に、特に先導的な提案事業について国が選定するもので、選定された事業は国から支援(補助金等)が受けられます。

選定初年度の2018年度には10事業が選定され、道内では下川町、ニセコ町の2事業が選定されました。

「ニセコSDGs街区」が目指すもの

持続可能な都市づくりのモデル街区づくりです。

リゾート地であるがゆえに移住者や労働者が集まり人口が増加する一方で、厳しい自然環境に見合う住環境が整っていません。

私たちのミッションは、町が抱える課題を解決すること。

町の人やリゾート施設で働く人たちがきちんと居住できる環境を整えていきます。

さらに、SDGs未来都市の名の下、持続可能な未来を見据えたモデル街区として先進的な都市づくりを行う実証実験の場という側面も持っています。

ハロー!RENOVATION 記事抜粋

まとめ

北海道の「蘭越町」「ニセコ町」「倶知安町」の3町で構成されるニセコ観光圏は、2000年代に入ってから世界的に認知されるパウダースノーでスキーリゾートとして、飛躍的な進化を遂げています。

コロナ前までは、訪日外国人の多さに対応するため、外国人観光客をもてなす日本人ではなくニセコ観光圏で働く外国人が中心となっていました。

リゾート地であるがゆえに移住者や労働者が集まり人口が増加する一方で、厳しい自然環境に見合う住環境が整っていない課題をSDGsモデル街区として先進的な都市づくりもスタートしています。

コロナの感染拡大により、宿泊客はほとんど訪れていないくても引き続き、ニセコに投資をしたいという投資意欲は減っていないようです。

ニセコエリアの海外富裕層の投資家は、コロナ後を見据え1年や2年、宿泊料等の利回りが入らなくても投資熱は下がっていません。

投資マネーの流入が続く活況とは対照的に、地元観光業者の傷みは深刻な状況が続いています。

北海道新聞の記事によると、倶知安・ニセコ・蘭越3町の観光推進団体ニセコプロモーションボードの調査では、20年5月~21年4月の3町の宿泊客数は前年同期比55・6%に減少しています。。

統計を取り始めた06年以降で最低と厳しい状況が続いています。

今回の世界観光機関(UNWTO)が選定を機に持続可能な街づくりを目指していって欲しいと願います。

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