紹介本 『多 動 力』 / 人生を使い切る

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多動力 /  堀江 貴文 

お勧め本紹介では今までに読んだ本の中で自分なりのお気に入りの本を紹介したり、人に紹介してもらって今後読みたいと思っている本なども紹介していきます。

今回は多くの著書を出版されている堀江貴文さんの、ベストセラー「多動力」について紹介します。

少し前までなら「多動力」とはマイナスのイメージかもしれませんが堀江さんはこれからの時代「多動力」が最も必要な能力になることを具体的に解説しています。

先行き不透明な現代では身につける必要のある能力でより効率のよい時間の使い方だと思います。

なぜ多動力が必要か。

なぜ多動力が求められるかと言えば、それは業界の壁が溶けるからと解説しています。

東大在学時より起業し、インターネットがすべての産業を横串で刺し、あらゆる仕事の基幹システムになることを確信していました。

インターネットが普及するまでは、業界ごとに壁があり情報は閉ざされ生産も競争も業界内で完結していました。

インターネットにより、全てがつながる世界になり、業界の境目が溶けて、全く異なる業界のプレイヤーと、コラボ&競争が可能となりました。

閉ざされた世界の中で情報は一部の人に集中し、優位性を保っていたものが誰でもアクセス出来る様になりました。

これからは、一つの業界のことだけしか知らないっていう職人的な人より、いろんな業界とか職種を渡り歩いき、多動力に溢れた人が価値を持つ断言されています。

この本ブログでも紹介しました「1%の人になる方法」 を紹介し、一つのことに1万時間、つまり1日6時間として5年間取り組めば「100人に1人」の人材には誰でもなれるといいます。

そしてそれから別の分野に1万時間取り組めば、「100人に1人」×「100人に1人」の掛け算で、1万人に1人という貴重な人材になれるといいます。

さらに別の分野に1万時間かければ、100万人に1人の人材が誕生します。

一つの分野で100万人の1人を目指すことは困難であったとしても3つの事をやり続けるのであれば可能性は広がります。

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バカ真面目の洗脳を解け

「全部自分でやらなければいけない」、「準備万端でなければいけない」。という思いは思いこみにすぎないと堀江さんは断言します。

自身の本の出筆を事例に細部にまで拘り100点を目指すのではなく、要点が80点で伝われば自らが全て出筆しなくても自身のインタビューや過去ブログからでも本は出版出来き多くの人に読まれます。

ある番組で堀江さんは自身の著書について読んでいない層が一定割合いて、行間を読めない層が多くいることを述べられたいました。

学術書であれば細部まで検証し書かれる必要がありますが、全ては読まれるユーザー視点で考える必要があると感じました。

日本人にはある一定数真面目に愚直に取り組むことで違った課題を生む可能性があります。

現在のコロナ禍で短期的には感染症等減っていたとしても、真面目すぎるほど自宅に籠もる事で肥満やうつなど別の健康被害が長期的な視点で課題になる可能性はあります。

重要なのは、たまに手を抜いたり、出来栄えに拘り過ぎないことです。

サッカーを例えに、試合中、常に全力疾走の選手は肝心のチャンスで100%の力を発揮できことを伝えています。

一方、超一流の選手は試合のうち大半をサボっていて、ここぞというときに得点を奪うことが結果的にチームに勝利をもたらします。

仕事に忙殺されたり、業務内容を完璧に仕上げることより、仕事をサクサクと完了させる「完了主義」を意識することを勧めています。

そのことで多くのプロジェクトに参画できます。

飽きっぽい人ほど成長する

とかく日本では飽きっぽい事をネガティブに表現されることが多くあります。

本書でも堀江さんはとことんはまり飽きれば次のやりたい事にハマることを勧めています。

心理学的にも飽きることは、、成長したからこそ感じられるプラスの側面もあります。

仕事面でも生活面でも、課題に取り組んでいる時は悩みも多くありますが、一度成果が出たことは、心に余裕を持って取り組むことが出来ます。

経験を積んで飽きれば心に余裕が持てている状態なので次に興味が持てる事にはまることを勧めています。

今からの時代肩書はいくらあってもいいし、多動力で多くの体験価値を持った人に多くの情報や人が集まってくる時代と感じました。

冒頭と本書の中でテスラのイーロン・マスクはやりたいことが次から次にありシャツのボタンも止められないくだりは、時代を変える人はアグレッシブで人と違う思考回路であることを興味深いです。

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