紹介本 「読書の全技術」/ 最強の読書術マスター編

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大人のための読書の全技 / 齊藤 孝 / 中経出版

テレビのコメンテーターとしても活躍されている齊藤孝さんの著書はたくさんありますが、読書法の一つとしてこの本は大変参考になります。

読書法に関する本は参考によく読みますので、これからも機会があれば紹介しますし、読書法の著者が紹介する本で購入した本や興味がある本も紹介いたします。

いずれによ、このお勧め本紹介ブログのテーマ「読書経験の少ない方へ本の面白さを伝えるのに」ちょうどお勧めの本です。

正しい読書術を身につける理由

莫大な無限の情報が日々更新されている中、本当に必要とする情報をセレクトし、体型だでて自分のものしていくには、大変な時代です。

そして急激に変化していく現代では学生時代に身につけた知識や情報だけでは対処しきれなくなっています。

著者齊藤さんは、この競争社会で勝ち抜いていくには「誰よりもたくさんの本を、誰よりも精密に読み込み、すぐに仕事に応用出来るようになる」ことこそがただ一つの解決策と述べています。

本書 p5 はじめに

私が感じたこの本の3つのおすすめポイント

①読書のある生活を作る

②読書量を増やす技術

③読書の質をあげる

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読書のある生活を作る

このブログのテーマにしている「本のある生活」を作るため、著者も読書スタイルの構築を勧めています。

例えば、通勤電車の中、1日1回カフェで本を読むとか、待ち合わせを本屋にするなど習慣にすることをお勧めします。

SNSのプラットフォーマーは自らのアプリを立ち上げて貰う為に人間の危険から回避する本能にはたらきかけています。

例えばLINEの通知音に反応するのは、人間の本能なので、そこから時間が奪われ内容にするには、毎回ログアウトするなど、使う側のひと工夫が必要です。

インターネットの普及でスマホでゲームアプリやSNS,動画など娯楽の幅が格段に増えています。

この本ではネットでの同じようなレベルの人とのコミュニケーションを水平的コミュニケーションとし、読書は垂直次元の思考を深める作業と説明しています。

読書によって得た情報を咀嚼し、自分の中で再構築していくのです。その作業が個々人の人間性に深み(奥行き)を培っていくことになります。

p47

読書量を増やす技術

年々多くの情報を処理するため人間の行動も自然と早くなっています。

本で紹介されている例では、ニュース番組のアナウンサーが原稿を1分間に200字ほどだったのが現在では300文字まで速いスピードが心地よくなるまで変化しています。

読書量を増やす為の方法を紹介していますが、その中でもページをさいているのが速読についてです。

圧倒的に読書量を増やせば理解力も深まり一冊あたり読む労力はだんだん小さくなる効果も望めます。

人生の早い時期に圧倒的量の読書をする習慣をつければ、生涯の読書が楽に、早く、正確になって行きます。そのことを著者は

読書においては、知識の積み重ねがそのまま実質的な意味を持っており、量を重ねていくことで実質的な変化を起こす、、、いわゆる量質転換が起こるのです。

p87
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読書の質をあげる

齊藤孝さんの著書で「声に出して、わかって、おぼえる! 小学生のための論語」があります。

我が家では、子供が小学校の高学年になった時朝食時に音読していました。

この本でも齊藤さんは精読と声に出して本を読むことの重要性を伝えています。

精読とは、文字通り「内容を細かく吟味しつつ、丁寧に読むこと」でこれが読書の基本と説いています。

また機会があれば紹介する予定の本で「奇跡の教室」では、検定教科書を一切使わずに、中勘助著『銀の匙』だけを3年間かけて読む、灘高校の国語教師、 橋本武の教育を扱った本です。

勿論その様な授業を行えるのは、教育者の並々ならぬ教育理念と技術があるからだと想像出来ますし、精読の大切さと効果を物語っています。

音読の声に出して読むことにより、その言葉の意味が自分の内側に乗り移っていくという著者の表現にまでたどり着いてはいませんが、そんな読書術を身につけていきたいと思っています。

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まとめ 社会人が読んでおくべき50冊からのお勧め

Amazonや楽天の様にインターネットで本を買うと過去の購入した履歴からお勧め本を紹介さレコメンド(recommend)は役立ちますが同じ傾向ばかりの本になる可能性があります。

人が勧める本を読むと普段の自分では出会えない分野に興味がもてて、そこから自分の好きが増えることは年を重ねても枯れることのない好奇心に繋がることと思います。

この本で齊藤孝さんが勧められいて実際購入した本をいくつか紹介いたします。その他は著書を参考にして下さい。

1.知の逆転/NHK出版新書 サイエンスライターによる複数の科学者との対話集 自分からは科学のほは絶対買わないですが、読むと科学に興味のなかった自分も魅力に惹かれました。

2.進化しすぎた脳/講談社ブルーバックス 脳には以前から興味を持っていて読んでいました。こん本は授業形式なのでより理解しやすい内容でした。

3.面白いほどよくわかる!心理学の本/西東社 体型的に短時間で心理学を学ぶのにお勧めです。

4.寝ながら学べる構造主義/文春新書 社会人なら現代思想について大まかなことは知っておきたいことと著書紹介されていたので買いました。正直私には難しかったですが印象に残っています。

  

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