紹介本 『ゼ ロ』/なにもない自分に小さなイチを足していく

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ゼロ / 堀江 貴文 / ダイヤモンド社

この お勧め本紹介を通じて本を読むことで色々な価値観を知り、成長できることを紹介したい思っています。

今回はビジネス書で数多くのベストセラーを出している堀江貴文さんの本で私が好きな「ゼロ」について紹介します。

堀江貴文さんの本は仕事術や人生など幅広いジャンルの本を出版されていて、その時々の新しい情報に触れることが出来ます。

今回お勧めする「ゼロ」は2013年の出版なので、時事の情報は古く思えることもあると思いますが堀江さんの生い立ちや考え方が形成されていくことを本音で語られていて面白い本です。

自らの子育てにおいて、自分が学生の頃になかったインターネットの環境に生まれて時から触れている世代に自分の働き方の価値観で伝えてもいいのかと悩むこともあります。

私より少し若い世代の堀江さんは中学に上がり、彼はその後の人生を決めたといっても過言ではない、コンピュータと出会っています。

最近何かのインタビューで落合陽一さんが子育てについて語らていて、子供たちが興味が持てるようなものを身の回りに沢山用意してあげる環境を勧めていました。

何かで卓越した結果を出す人は、色々なものに興味を持ちはまり、極めていく生き方ができるように思います。

生まれた環境で人生が定まっていた時代とは比較にならないほどの可能性があります。

それでも自らは受験対策や学歴を手に入れることを子供に進める自分もいます。

堀江さんほどは振り切って「もう大学など要らない」とまではわが子に言い切れずにいます。

「取り合えず保険として学歴は手にしながら、好きなことを見つけて、その事で働いて欲しい」という願いもあります。

「多様性」、もしくは「ダイバーシティ」、「多様性のある社会をつくろう」「多様性を尊重しよう」──そんなフレーズが日々メディアや企業の広告などを通して耳に入ってくるようになりました。

多様性を尊重するということは、「言うは易く行うは難し」で、前回このブログで紹介しました「同調圧力の正体」が生きにくい状況をつくっています。

自分の想いや生き方を貫ける人は同調圧力や批判を振り切った人だとも感じます。

この本に書かれていることを同じ様に体現できるかどうかは人それぞれですが、今の生き方に行き詰ったときに多くの選択肢を知っている価値はあると思います。

働くことの意味

本イメージ

「僕はお金がほしくて働いているわけではない」――第3章の冒頭で堀江さんが語っています。

堀江さんのメッセージ等が切り取られ「ヒルズ族」・「金の亡者」と世間やメディアでは言われています。

堀江さんのブログや本に触れたことがある人は自分らしく生きるための手段として合理的にお金とつきあっていることを知っています。

この本で堀江さんは働くことについて本音で語っています。

まず、働くことが単に衣食住のため、またはそれらを充実させるべくお金を稼ぐため、という理由であってはならない、と語っています。

なぜなら働くことが「我慢」になってしまっているからです。

少し前に「今日の仕事は楽しみですか。」に広告が話題になりました。

コンサルティングなどを手掛けるアルファドライブと、ニュースサイトNewsPicksを運営するニューズピックスが法人向け事業のブランド変更にあたって掲出した広告です。

広告を正面からぶつけれたときに「理想の押し付け」「多くの人は楽しいから仕事をしているわけではない」「心が疲れてる人を追い込みかねない」と多くの批判が寄せられました。

今日のブログで伝えている自分らしく働いて生きることと同調圧力の狭間を感じる事例です。

この本で堀江さんは「人生の中で、仕事はもっとも多くの時間を投じるもののひとつでそれが我慢の時間になってしまっているのは間違っている。」

「儲けるために働くのではなく、お金から自由になるために働くには、仕事にやりがいを感じることが大切だ」と語っています。

本書には仕事にやりがいを見出し、その仕事を好きになる方法や、「やりたいこと」の見つけ方について多くの事例が紹介されています。

「人はメシを食うために働くのではない。働くことは生きること。僕らは、自らの生を充実させるために働くのだ」のメッセージをわが子にも伝えていきたいと思っています。

この本で堀江さんもゼロからスタートすときにお金よりも信用が大事と述べています。

自らは好きに楽しく仕事していますがそれは堀江さんの言う信用を積んできた生き方だと思いますがその人脈は子供に譲ることは出来ません。

新卒で働く際、大企業かスタートアップかみたいな議論もありますが、私の中では佐々木 紀彦さんの著書「編集思考」がキャリアを積む上で近い考え方です。

 

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