紹介本 『バビロンの大富豪』/ 繁栄と富の定石を紹介

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バビロンの大富豪 ジョージ・S・クレイソン/  グスコー出版

この本はユーチューブ「両学長 リベラルアーツ大学」で紹介されていて読もうとしました。但し読もうとして、購入しようとした時には既に我が家の本棚にありました。

私が本を購入する時のは、本屋でタイトルと目次に引かれた時か気に入った著者の別の本を購入するか、誰かのお勧めの本を購入するかのいずれかです。

この本のタイトルに引かれる感覚は今でもないので、過去にもないと思われる為、別の誰かにも紹介されとりあえず購入していたと予想されます。

読むか読まないか分からない本を購入することに抵抗がある方もあると思いますが、昔ある人から自らの学びを自己投資と捉えた時、本ほどコストパフォーマンスがいいものはないと教えて頂きました。

私は講演会やセミナーにもよく、出席しますが内容を原稿におこしたと仮定すると、口述では1時間の18,000文字から20,000文字が標準だそうです。2時間であれば、36,000文字から40,000文字になります。

本の場合は文庫1冊でおよそ、10~12万字、新書で1冊8~12万文字が目安といわれています。 400字詰め原稿用紙250枚で10万字。 文庫や新書の1ページは600文字程度、10万字で167ページと言われています。

高額な貴重な講演会やセミナーに参加したとして、その空間での雰囲気で高揚し感動することもありますが、学びとしての情報量で言うと圧倒的に本が優れています。

この お勧め本紹介blogを通じて本を読むことコストパフォーマンスの良さを伝えていきたいと思っています。

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3つのお勧めポイント

この本を読んで参考になったポイントは以下の3つについてです。

①財産を築く不滅の「原則」

②富をもたらす黄金の7つの知恵

③資産形成の概念

財産を築く不滅の「原則」

この本はバビロン時代の物語調で財産を築くための方法を解いています。バビロンの資産家アルカドが仲間にどの様にして資産を増やしていったかを語るところから物語は始まります。

その昔アルカドが豊かになると決めた時先人の知恵“学んで知るもの”と“訓練によって身につけるもの” を活かし、一生懸命に調べ、方法を知れば実践を自分の義務として努めたことを仲間に伝えます。

真剣に豊かになることを決めたアルカドはその教えを請う金貸しと出会いますが、通常の出会いで聞ける状況でなかったが自ら聞ける状況を作りあげることに価値がありました。

そのことをアルカドの仲間が、「実にお前は運がいい」と言った時にアルカドが「運が良かったのは会う前から『成功したい』という欲求を抱いていたからだ」と返すシーンにこめられいます。

流れ星に願いを伝えれる人は、いつも願いを心に思っているから一瞬でも伝えれのと同じことに思えます。

アルカドが金貸しから学んだことは単純なことでありますがそのことを考え、調べ、継続することに意味があることを伝えています。

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富をもたらす黄金の7つの知恵

「バビロンの大富豪」は、1926年にアメリカで発行され、90年経った今でも、多くの人に読まれています

その骨格となるのが黄金の7つの知恵になります。内容については、要約サイトとかで記されています。

このブログのテーマとしては「面白そうなので、まずは本を手にしてみよう」と考えていますので、ここではネタバレは割愛します。

読み継がれている事を考えると普遍的な内容も幾つもあると思いますが、住居について等は時代と地域の特性により左右される内容もあります。

まずは自分の頭で考えて納得がいことから初めてみても効果があることも感じています。

盲信しすぎると自らの自由な意思で行動する人間と従属して荷物を運ぶロバとの違いとなります。

資産形成の概念

私たち日本人は社会生活を営む上でお金に関する概念や資産形成について私たちは学ぶ機会があまり多くありません。

物々交換していた時代は物同士の価値基準や腐敗リスクなど便利な生活を送るためにお金という概念を形成してきました。

お金の価値が下がらない(インフレ除く)ことと複利を子供頃から学び理解することで、勤勉で誠実な国民性の日本人はまだまだ豊かになれる可能性が沢山あるように思います。

ある証券会社の資料を見ると日本人の証券口座の開設割合は3割を切っています。

そんな中、現在のコロナ禍で行動変容している現状と将来への不安からインターネット証券を中心に若い人達の証券口座開設が増えていっています。またセミリタイア(ファイヤー)も話題となっています。

正しく資産形成を学び、自分自身許容できる範囲でリスクを取り、資産形成する人が多くなると、今まで日本人が積上てきた資産が大幅に増えていく可能性もあります。

この本で国王が国民を豊かにする為に先に豊かになった者から学ぶ機会を用意したことは、学んだことを実践すれば誰でも豊かになれる可能性を示しているように思います。

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