介護 高齢者グループホームの選び方

今このブログをご覧頂いている方は何らかの事情で介護施設を探されているか、又は、検討されていること思います。

たくさんある情報からいかに介護施設を探せばいいか悩まれている方も多いと思います。

最近相談を受けたケースでは、グループホーム(認知症対応型共同介護)というサービスを紹介すると、未だに認知症専門の為、精神科の療養病棟のイメージを抱かれていました。

まずは入所を検討するエリアの施設をインターネットで検索し、見学することと、介護認定を受けている場合は担当ケアマネ に相談してみましょう。

施設の種類についてはこのブログの「失敗しない施設選び 【種類編】」で詳しく紹介していますので参考にして下さい。

目次

どの視点で施設を選ぶか

ここでは入居を検討する際、現在の住まいのエリアで探すのか、居住地を移し探すかで手続きが違って来ます。

病院入院から退院後に施設入所を検討される場合、特別養護老人ホームにすぐに入居出来ることはどのエリアにおいても難しいと思います。

比較的入居がしやすい施設としてサービス付き高齢者施設、グループホームがあります。

サービス付き高齢者施設は運営に色々種類があります。介護付きであっとたしても外部ヘルパーやデイサービス併用や管理費等トータル利用費用を細かく聞く必要があります。

その点グループホームは24時間介護付きで最近は看取りまで行う施設が増えて来ているのでお勧めです。

グループホームのお勧め点

グループホームは地域における認知症ケアの中心的役割を担い、かつ比較的入居しやすい特徴があります。次の住まいとしてお勧めの点を抜粋します。

  1. 最大入居者数が1ユニット9名のため、ゆったりとした生活空間が特徴です。
  2. 入居者それぞれに個室があり、馴染みの家具等持ち込めるホームも多いです。(ベットやタンス、中には仏壇持ち込みなどあります。)
  3. 認知症緩和ケアの一環として食事作りや掃除、洗濯など職員と一緒に行えます。もちろん難しくなった時は職員が代わりに行います。
  4. 要支援2から入居できるので、早い時期からホームの暮らしに馴染めるのが特徴です。因み世間一般で考えられる老人ホーム【特別養護老人施設】は要介護3からでないと入居出来ません。
  5. 介護保険制度ができた当初は特養等の待機施設の役割でしたが、現在では医療と連携し看取りまで行うホームが増えています。
  6. 外泊・外出も可能です。正月とか旅行、外食のみも事前に伝えていれば大丈夫です。
  7. 病院受診も施設側で対応してくれるホームが多いですが、家族に依頼するホームもありますので、事前に聞きましょう。

グループホームに入居する時の留意点

  1. 医師による認知症の診断が必要です。過去の脳梗塞などの疾患や現在の物忘れ等医師に相談しましょう。
  2. 住民票のある市町のグループホームにしか入居出来ません。因みに入居後依然住んでした家を処分する場合は事前にホームの人に相談しましょう。
  3. 子供が違う市町に居住していてその市町のグループホームに入居する場合、住民票を移してから6ヶ月が過ぎないと入居できない等の制約があります。事前に市町に確認しましょう。
  4. 看取りを行うグループホームでも常時看護師配置がない事業所がほとんどです。常時治療が必要な場合には退去の可能性もあります。
  5. 従来型の特養と比較すると利用料金は高めです。但しサービス付き高齢者住宅等とはさほど変わらず、1月総額16万~22万程度の事業所が多いです。お部屋代は都市部ほど高くなります。
  6. 特養では居住費や食費の一部を所得に応じて公費が支払われますが、グループホームはその対照施設ではありません。

まとめ

このたびはグループホームについて詳しくご紹介しました。

認知症の方が混乱少なく生活を送れるサービスが提供されています。

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