SDGsには17の大きな目標があり、それぞれに平均10個ずつくらい同じようなターゲットが存在し、合計で169個あるので169のターゲットと言われています。
17の目標と169のターゲットについて子供にも理解しやすいようにまとめて、ぞれのターゲットについて考えていきたいと思います。
今回はSDGs実践事例とし「まちのコイン」を活用したフードロス削減キャンペーンについて紹介します。
カヤックとは
まちのコインについては、面白法人カヤックが進めるプロジェクトでこのブログ「紹介本 リビング・シフト/面白法人カヤックが考える未来」で少し紹介しました。
面白法人カヤックに込められた思いはまずは自分たちが面白がり面白いことに周囲が興味を持ち、周りを巻き込んでいくことです。
SDGsの取り組みは世界的な課題で、持続的に行って行くことですので、無理して進めることは持続出来ないと感じます。
面白がりながら、周りも無理なく参加できることが継続できるコツのように思います。
面白法人に込められた3段階の思い
直感だけで紡ぎ出した「面白法人」という言葉でしたが、その後、何度となく考えてみたところ、3段階の思いが込められていることに気付くことになります。
1. まずは、自分たちが面白がろう。
カヤックHP 抜粋
2. つぎに、周囲からも面白い人と言われよう。
3. そして、誰かの人生を面白くしよう。
株式会社カヤックは、本社を鎌倉市に移転してから地元の方と一緒に多くのプロジェクトやイベントを行ったいます。
その事はこのブログで紹介しました本「リビング・シフト」にも紹介されています。
HATSU鎌倉では地域の課題を地域コミュニティや行政と連携し地域をテストフィールドに実証実験を行っています。
地域の中で実証実験を繰り返し行うことで、ニーズのキャッチや改善ポイントをより具体的にサービス開発に活かすことができます。
また開発に活かすだけでなく、地元の人の目に触れることで、リリース後のマーケティングにも効果的です。
こういった取り組みや得意のマーケティング・webコンテンツ作りから日本の各市町の課題解決手段のひとつとして「まちのコイン」も実証実験を行っています。
まちコインとは
「まちのコイン」はひと・まち・地球にうれしい体験で地域をつなげるコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービスです。
本通貨を活用することで、 地域内外の人のつながりをつくり、 良好な地域コミュニティ形成が期待できます。
「まちのコイン」は、2019年9月に神奈川県「SDGsつながりポイント事業」で採択されて以来、福岡県八女市などこれまでに13の地域*で活用されています。
「まちのコイン」は、「地域社会資本」である地域のコミュニティとの繋がりを促進する、仲間づくりのためのコミュニティ通貨です。
人と人とが繋がることで、その地域をもっと好きになり、地域の社会課題の解決や地域経済の活性に貢献することを目指します。
詳しい内容はこのブログ「紹介本 リビング・シフト/面白法人カヤックが考える未来」で紹介しています。
一番の「まちのコイン」の特徴はコミュニティ通貨で円に換金できず、時間が経つと価値が減少することです。
格差の原因のひとつにお金のしくみが上げられます。
お金は、腐らず、保管できるメリットとそのために起こる内部留保が格差の遠因という声もあります。
時間が経つ価値が下がるその他の品物や食べ物のように価値が下がるまちコインが定着し流通することの可能性は大きいと思います。
まちコインという実証実験が広がりを持つことで違う価値基準が生まれるようになることを期待しています。
秋のフードロス削減キャンペーン
今回のイベントはカヤックが開発したコミュニティ通貨サービス(電子地域通貨)「まちのコイン」を活用し神奈川県の「SDGsつながりポイント事業」の一環として行われています。
10月の食品ロス削減月間中に、神奈川県小田原、鎌倉、厚木の3市で食品ロス削減につながる体験を提供する「まちのコイン・秋のフードロス削減キャンペーン」として開催されています。
<まちのもったいない大マーケット 〜フードロス削減×ハロウィンスペシャル〜概要>
日時 | 10月31日(日)10時〜16時 |
場所 | まちの社員食堂、カヤック社屋 |
内容 | 日時:10月31日(日)10時〜16時 場所:まちの社員食堂、カヤック社屋 内容:もったいない食品交換、規格外野菜交換、クルッポ食堂、トークイベント、 ライブステージなど *詳細は、随時まちのコイン・鎌倉 Facebook(@coin.kuruppo) または Instagram(machino.coin)で更新していきます。 |
完食に“ありがとう”の気持ちを「まちのコイン」で伝える
鎌倉市、小田原市、厚木市の「SDGsつながりポイント」に加盟する飲食店の一部では、注文した料理を残さず食べるとポイントが獲得できる「食べ残し0チャレンジ」を実施します。
店舗側は、普段はきっかけがないと言えない「完食してくれてありがとう」の気持ちを、「まちのコイン」と共に渡すことができます。
ユーザー側も、完食を意識することで食べ残しを減らし、食品ロス削減につながることが期待できます。
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