家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒を厳選して紹介します。
先日京丹後市の久美浜温泉湯元館に行った帰りに訪れた木下酒造で購入した『玉 川 しぼりたて生原酒』を飲んだ感想を紹介します。
木下酒造 玉川
木下酒造は久美浜湾のほとりの国道178号線沿いにあり、久美浜温泉湯元館に行った帰りに立ち寄りました。
土曜日の昼過ぎに蔵を訪れたときには観光客と思しきひとが数組店内にいて、試飲やお酒選びをされていました。
玉川の前情報もなく訪れたので、定番商品を2~3試飲しまそたが、しっかりと濃い味わいで、酸味と旨味が強い特徴は冷やで飲むのは少しキツイ感じでした。
これから熱燗も美味しい季節で燗をすれば旨味がまろやかになるかもしれませんが、今回は初めてだったので、冷やの試飲で飲みやすかった『玉 川 しぼりたて生原酒』を購入しました。
天保13年(1842年)創業。地酒『玉川』の醸造元。
業界初の外国人杜氏・フィリップ・ハーパーさんは、就任直後から酵母無添加の「生もと」「山廃もと」造りをスタート。
「自然仕込」と銘打ち、その個性的な味わいで知名度アップにも貢献した。現在は、日本酒の長期熟成に精力的に取り組む。
時間軸での味の変化を楽しめるように、醸造年度を分かりやすく表示し、酒は若い方が旨いとされる定説に、待ったをかける。
他にもロックで飲む「Ice Breaker」、江戸時代のレシピで造った「Time Machine 1712」など、変化球ラインにも注目。
味と香りのバランスが良い『中汲み』部分を手詰めした、蔵元限定販売「玉川 中汲み」は数量限定。
海の京都 参照
ドキュメンタリー映画「カンパイ!世界が恋する日本酒」では以前紹介した南部美人の5代目蔵元・久慈浩介氏と共に主役の一人である英国人のフィリップ・パーカー杜氏が醸す酒。
パーカー杜氏は、オックスフォード大学出身で、世界で唯一の外国人杜氏。JET(外国語青年招致事業)で来日し、英語教師をするうちに日本酒が好きになり、酒蔵に勤める。
やがて南部杜氏の資格を取って、京都府京丹後市の木下酒造の杜氏となった。
玉川の酒質の特徴は、しっかりと濃い味わいで、酸味と旨味が太く、飲み応え満点。
開栓後、熟成はするが、劣化はしない。
おいておくほどに、旨味がのり、味に奥行きが出てくる。
お燗もお勧め。冷蔵庫いらずの酒だ。
パーカー杜氏の酒造りは、酵母無添加の生酛造りなど伝統的古式醸造や、熟成酒、オンザロック用高濃度酒、アイスクリームにもへしこにも合う酒などなど、非常に研究熱心。
センス溢れる杜氏の新たなチャレンジが、今の日本酒の幅を広げていっている。
飲み応えある日本酒をお探しなら、ぜひ!
SAKW TIME 抜粋
平成19年からは、イギリス人のフィリップ・ハーパーが杜氏を務めております。
30年を超える酒造りの経験を元に、家付き酵母を使った自然仕込の山廃や、江戸時代の製法を再現した酒など、挑戦的な酒造りで玉川の新たなファン層をつくりだしています。
新しい杜氏を迎えるとともに、新生・玉川の象徴として、ひげ文字と呼ばれる書体だった以前の「玉川」を、独創的なロゴに一新しました。
日本画家で日展評議員を務める私の義兄、坂根克介氏のデザインによる斬新なロゴは、今では通称「丸玉マーク」として皆様に親しまれております。
私たちの使命は、農家の皆様が丹精を込めて育ててくださったお米を使い、美味しいお酒を造る事です。
飲んでくださるお客様が、美味しいと喜んでくださること、そしてそこには笑顔があり、そしてアルコール飲料であるが故、酔いということを通し、楽しいひと時を過ごしてもらえます。
皆様に喜んでもらうことが、私たちの仕事であるとするならば、こんなにすばらしい仕事はありません。
「心を込めて旨い酒を造る」この事をモットーに玉川を飲んで頂くお客様に喜んで頂けるよう、誠心誠意、正直な酒造りに努めてまいります。
木下酒造サイト 抜粋
後から玉川の特徴を調べましたが、若い方が旨いとされる定説に、待ったをかける熟成に力を入れる酒造であることを知り、熟成酒も今後は通販で取り寄せてみようと思います。
玉 川 『しぼりたて生原酒』
口に含むと豊醇なコクの甘さと後から広がる酸味が丁度いいお酒です。
度数も高めで味も濃く、酔いが早くまわるので、ロックでもいいように思います。
もともとは地元限定流通酒の様ですが早ければネットでも購入できます。
玉川でブラインドで試飲した際には必ずといっていいほど上位ランキングに入るというのが分かる気がします。
新酒らしいフレッシュ感と、濃厚な旨味がガツンと楽しめます。
価格も安く、コストパフォーマンス、圧巻です。
名称 | 玉川 しぼりたて 生原酒 |
商品説明 | 米の出来や質は自然に影響され、毎年変わります。 そのため杜氏と蔵人にとって酒造期の初めは、その年の酒造りの形を必死で探す戦いのような時期です。 玉川の「しぼりたて」は、その年一番最初に仕込んだ酒を世に問う、いわば挑戦状のような酒。 フレッシュな旨みと、口に含むと広がる豊潤なコクと酸味が魅力です。 手間ひまかけ、丁寧に造った原酒はコストパフォーマンスの高さで地元の人気者。 |
容量 | 720ml |
原材料 | 麹米:五百万石(京都府、兵庫県) 掛米:コシヒカリ、他(京都府、兵庫県) |
精米付合 | 65% |
アルコール度 | 18~18.9度 |
お召し上がり方 | 冷酒 ロック |
時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になりました。
美味しい日本酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、作りての物語も一緒に味わう様になりました。
木下酒造有限会社 | 住所 京都府京丹後市久美浜町甲山1512 |
酒 銘 | 玉 川 |
ホームページ | https://www.sake-tamagawa.com/ |
創業年 | 天保13年(1842年) |
にほんブログ村
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 湯元館のお土産コーナーには前回紹介した、玉川と久美の浦が販売されており、玉川は帰りに酒造を訪れて購入しました。 […]