家飲みでは、全国の美味しい地酒を厳選して、紹介します。
お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った地酒を紹介します。
篠 峯
行者や楠木正成ゆかりの霊峰葛城山の麓。古い時代から酒造りが連綿と続いてきた地下水が豊富な地に千代酒造はあります。
「篠峯」の特徴は原料米の多彩さがあげられます。
奈良県下でトップの実力を持つ篤農家に依頼し「山田錦」「伊勢錦」「亀ノ尾」を契約栽培しています。
そのほかにも赤磐地区の瀬戸雄町、広島八反35号、富山雄町錦、北海道のきたしずく、兵庫の愛山と個性ある酒米を使用しています。
千代酒造のもう一つのブランド「櫛羅(くじら)」は、蔵周辺の田んぼで農薬や化学肥料に頼らず自家栽培する山田錦で醸すお酒です。
売り急がなくて良いお酒を造ろうというコンセプトで出来たブランドが2000年発売の「篠峯」ブランドです。
熟成しても良いお酒。熟成しないとダメなお酒では無くて、熟成しても良いお酒。今は「熟成させるともっと良くなるお酒」が醸せていたら良いなと思います。
日本酒の熟成はワインのそれと比べて温度帯は多様です。蔵内常温(涼温)から氷温まで、まれに過酷な高温で熟成されている古酒もあります。
熟成して良い状態になるお酒を醸すために、酒米の中でも古典的な品種に信頼を置いて醸しています。
雄町、山田錦、愛山、伊勢錦、八反、そして酒造好適米ではないものの、熟成を経て魅力が増す亀ノ尾。栽培することが容易ではないお米こそ熟成して晴れやかな味わいになってくれる。
そういうコンセプトで『篠峯』を醸しています。
千代酒造HP
篠 峯 田園シリーズ 大吟醸 伊勢錦 無濾過生原酒
今回紹介する篠峯 田園シリーズ伊勢錦は、奈良に居る友人からの手土産品でした。
奈良の地酒専門店で日本酒好きの友人への手土産として相談した際に勧められたようです。
田園ラベルシリーズは奈良県産米にこだわったお酒です。奈良県宇陀市榛原の農家「生駒」さんが栽培したお米だけを使用しています。「山田錦」=紺碧色、「伊勢錦」=白色、「亀ノ尾」=翠色のラベルを使用しています。
頂いたお酒は伊勢錦で仕込まれた「Blanc 伊勢錦」です。お店の人からは伊勢錦は一説には山田錦の親とも言われている様です。
味が山田錦よりもすっきりしているが山田錦ほど味が出ないのが特徴とのことでした。
篠 峯 田園シリーズ 大吟醸 伊勢錦は白ぶどうの香りがあり、クリアな美味しさでした。
旨味は軽快で冷酒は酸による後口のキレの良い純米大吟醸酒でした。
名称 | 篠 峯 田園シリーズ 大吟醸 伊勢錦 |
商品説明 | 希少米「伊勢錦」を50%まで磨き仕込んだ一本!酵母は相性の良い協会6号酵母を使用。 伊勢錦ならではの軽快な旨味に6号酵母の絶妙な酸によるキレの良い後味! 米と酵母の特徴を上手くとらえ相性が十二分に感じ取れる仕上がりです。 篠峯ならではの旨味とキレがはっきりとした食中にもピッタリの純米大吟醸です。 |
容量 | 720ml |
原材料 | 米 伊勢錦錦 米こうじ(国産米) |
精米付合 | 50% |
アルコール度 | 15度 |
お召し上がり方 | 冷酒 |
時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になった現在は折角お酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、作りての物語も一緒に味わう様になりました。
千代酒蔵 | 住所 奈良県御所市大字櫛羅621番地 |
酒 銘 | 篠 峯 |
ホームページ | https://chiyoshuzo.co.jp/ |
創業年 | 1873年 (明治6年) |
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