家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒を厳選して紹介します。
今回は兵庫県明石市地酒焼酎 岩井寿商店で購入した福島県喜多方市の酒蔵夢心酒造株式会社の『奈良萬 純米無濾過生原酒』について紹介します。
酒蔵夢心酒造株式会社
奈良萬と聞いたとき初めは、奈良県のお酒と思いました。
ラベルを見ると福島県のお酒で、なぜ奈良?ということでネットで調べてみました。
創業当時の屋号が何と「奈良屋」。
福島県喜多方市には奈良萬以外にも大和川、香具山、大和錦など奈良に由来する酒名の酒が多くあります。
大和川酒造の9代目蔵元、佐藤彌右衛門さんの話によると、奈良の大和川沿いでは綿花の栽培と製法の技術を持った人々が住んでいて1600年代に奈良から会津へ移住してきた人がいたとのことです。
一説によると、奈良と会津の結び付きは空海や最澄と同時代に活躍した高僧、徳一が奈良から会津に移住し、多くの寺院を建立して敬われたそうです。
現在の地元酒名「夢心」は酒造業を創業した萬之助氏の息子、萬次郎氏の時代に誕生した銘柄。
萬次郎氏の夢枕に神様が立って酒名に「夢心とつけなさい」と言われた、というのが酒名誕生の由来だそうです。
夢心酒造株式会社は、福島県屈指の酒処・会津地方のなかでも、特にラーメンで有名な喜多方市にあります。
酒米は全量地元農家と契約栽培する低農薬の「五百万石」を使用しています。
仕込み水は飯豊山の伏流水、酵母は福島県が開発した「うつくしま夢酵母」を使用し「喜多方の蔵にしかできない酒」をコンセプトに酒づくりをしています。
奈良萬 純米生酒 無濾過生原酒
醸造された酒の中で最も品質が安定し、「旨味」がたっぷりと詰まった部位である「中垂れ」です。
奈良萬の中でもさらに旨味を強く感じるタイプです。
中垂れ(なかだれ) 醪を圧搾濾過して、清酒と清酒粕に分離する操作をいい。
あげふねともいう。 最近は自動醪圧搾機が普及しているが、昔は酒袋(さかぶくろ)に醪をつめて、槽(ふね)の中にならべて搾った。
飲んだ感想は
発酵時の細かなガス感から由来するフレッシュさがさっぱりとした口当たりと余韻があります。
香りはそんなに強くなく、甘く爽やかでフルーティーな感じがします。
開栓するとプチシュワと微炭酸を感じれます。
名称 | 奈良萬 純米生酒 無濾過生原酒 |
商品説明 | |
容量 | 720ml |
原材料 | うつくしま夢酵母 五百万石 |
精米付合 | 精米歩合55% |
アルコール度 | 17度 |
お召し上がり方 | 冷蔵保存 |
時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になりました。
美味しい日本酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、作りての物語も一緒に味わう様になりました。
夢心酒造株式会社 | 住所 福島県喜多方市字北町2932 |
酒 銘 | 奈 良 萬 夢 心 |
ホームページ | http://www.yumegokoro.com/index01.html |
創業年 | 明治10年 (1877年) |
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