夏酒を美味しくする新しい飲み方
日本酒を年中熱燗にして旨味を味合うのもひとつですが、冷やして冷酒にしたり、氷を入れて日本酒ロックにしたり、暑い夏にぴったりのひんやりとした楽しみ方もありです。
そんな定番の飲み方以外にも、夏に楽しむ日本酒の「夏酒」を紹介します。
見た目もおしゃれに楽しめる夏らしい飲み方を今年は試してみませんか?ドリンク&フードクリエイター・青山金魚さんが考えた、夏におすすめの日本酒の新しい飲み方を朝日酒造記事を参考にご紹介します。
ライムとレモンの香りをまとわせたみぞれ酒
「みぞれ酒」とは過冷却と呼ばれる現象を利用して、日本酒をシャーベット状にして楽しむ飲み方です。
このみぞれ酒に一工夫。アクセントにライムやレモンの皮をきゅっと絞ることで、爽やかな香りをまとった一杯に。
【材料】
・ 純米吟醸:適量
・ライムの皮:少々
・レモンの皮:少々
【作り方】
純米吟醸を冷凍可能な容器に移し、ゆっくり静かに冷やして過冷却状態にする。グラスも冷凍庫で冷やしておく。
冷凍庫から取り出し、少し高い位置からグラスに注ぎ、みぞれ状態にする。
グラスの縁にライムやレモンの皮を添える。
飲む際に、皮の表面をグラスに向け、皮の油脂をグラスめがけて吹きかける。
※みぞれ酒はご家庭の冷凍庫の温度状況、容器、状況により過冷却状態になるまでの時間が大幅に異なりますので調節してください。
※もしも凍結してしまったらスプーンでこそぎ取り、シャーベット状態でお楽しみください。
日本酒と甘酒のモヒート風
日本酒と甘酒を合わせてミントとライムを加えた、初夏を感じるモヒート仕立ての一杯。
純米吟醸の本来の日本酒の味わいに「こうじあまざけ」が合わさり、フレッシュミントとライムの酸味、そして炭酸のしゅわしゅわ感をプラスすれば、まろやかで爽やかな飲み心地を楽しめます。
【材料】
・ 純米吟醸:40ml
・こうじあまざけ:40ml
・炭酸水:40ml
・ミント:ひとつまみ
・ライム果汁:5ml
・ロックアイス:適量
【作り方】
①グラスにミントを入れ、すりこぎ棒などでつぶし香りを出す。
②ロックアイス、純米吟醸、こうじあまざけ、炭酸水の順に入れ、マドラーで軽く混ぜる。
③グラスの縁にライムを添える。
サムライロック
作り方は、ロックでいれた日本酒にライムを絞るだけ。
とても簡単に作れる飲み方です。
お勧めとしては、1グラスにライムを半分程度とたっぷり使うこと。
決して酸っぱくなりすぎません。
お酒の香りがよりさわやかになり、アルコールの強さも感じにくくなるので、嫌みなくすっきりと飲めます。
冷酒にぴったりの酒器を選ぼう!
日本酒の代表的な飲み方のひとつ「冷酒」。
冷たいお酒は暑い夏にぴったりです。
しかし、単に冷やして飲むだけが冷酒の楽しみ方ではありません。
酒器やお酒を冷やす方法など工夫すると、もっと楽しみがまします。
お酒の見た目や用途によって選ぶのも一つです。
グラスや江戸切子などを使って飲めば、見た目がさわやかになり清涼感を感じられます。
また、金属製のタンブラーを使うのも良いでしょう。触った時に冷たいのも特長ですが、お酒の冷たさをキープしてくれるので、夏にはありがたいですね」
酒器ひとつで、お酒のイメージや味わい方など楽しみが広がります。
また、日本酒を冷やすときに冷蔵庫に入れておくのではなく、氷水で冷やすのもおすすめです。
見た目にもよりさわやかで涼しいイメージとなります。
誤解されがちですが日本酒の「冷や」というのは、本来、常温のお酒のことを指しますのでお間違いなく。
夏においしく飲める「日本酒」
暑い季節においしく飲める日本酒としては、大きく分けて以下の4つのタイプがあります。
各タイプのおすすめ銘柄も、あわせてご紹介いただきました。
淡麗辛口
「さっぱりと飲めて後味も良く、『キレが良い』タイプです。
のど越しが爽快で、夏に最適といえるでしょう。
おすすめの銘柄は『朝日酒造 久保田 千寿』や『特別本醸造 八海山』などです。
スパークリング
炭酸が入ったアルコール度数の低い日本酒です。
飲みやすさが人気を集め、ここ2、3年で一気に銘柄が増えました。
炭酸のおかげで軽い口当たりになります。
また、泡が涼しげな印象を与えてくれるので、ビジュアル的にも夏に美味しく頂けます。
おすすめの『一ノ蔵 幸せの黄色いすず音』『【小鼓】日本酒 スパークリング 美白酵酒 (びはっこうしゅ)』などです。
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