紹介本 『知識を操る 超読書術』/生産性を上げる読書術

目次

知識を操る 超 読書術 /DaiGo/ かんき出版

この お勧め本紹介blogを通じて本を読むことで色々な価値観を知る事で成長できることを伝えていきたいと思っています。

今回紹介する「知識を操る 超 読書術」は読書に関するノウハウ本としては理解しやすく実践出来るものです。

日々1日10冊〜20冊の本を読んでいるメンタリストDaiGoさんの生産性を上げるための読書術は以下のような人にお勧めと伝えています。

・マンガや小説なら最後まで読めるけど、他の本は集中力が続かず、読みけれない。

・読んでも内容が頭に入らない。翌日には忘れてしまう。

・人より読書量は多いはずなのに、読んだ内容をうまく説明できない

本書 まえがき

文章を読めることと、その内容を自分の人生よく立てることは別で、私自身人よりは本を読んでいるつもりですが「本の読み方」と「本の使い方」の方法はこの本から学びました。

book image

知識を操る読書のサイクル

  1. 本を読む準備をする
  2. 本の読み方を知る
  3. 本から得た知識をアウトプットする 

本を読む準備

本から得た知識をアウトプット出来るには「本を読む準備」で7割が決まるようです。そのために

  • なぜ、自分はこの本を読もうと思ったか
  • この本からどんな知識を得たいと考えているか

目的を明確にするだけで読書体験は大きく異ります。

読書で結果を出せないのは脳と感情の操り方を理解していないことが大きな要因だそうです。

読む前の準備として3つのテクニックについても紹介されています。

  • メンタルマップ
  • キュリオシティ・ギャップ
  • セルフテスト

メンタルマップ

メンタルマップとは、自分の人生の目標や行動を箇条書きにして視覚化することです。

マインド・マイスターというアプリはどのデバイスからも見れて写真や動画やリンクも貼れて便利です。

望月俊孝さんの本「見るだけで9割かなう!魔法の宝地図」や「夢を叶える宝地図」も視覚化の方法です。

何か行動を起こすときの「その理由」「もたらせるメリット」「期待していること」などを箇条書きに文字化することを勧めています。

ぼやっと頭の中で思い描く事を整理して文字化する事でイメージが具体化する効果があると思われます。

キュリオシティ・ギャップ

キュリオシティ・ギャップという言葉は初めてこの本でしりましたが「好奇心のギャップ」のことだそうです。

自分が予めしっている知識と本から学んだ自分が知らない知識の差を意識することで好奇心を刺激し記憶に残りやすくなることです。

好奇心を強くくすぐられると脳内でのモチベーションと記憶に関する部位が活性を高め、興味対象のみならず、その状態では興味がないものでも記憶に定着させやすくなるそうです。

キュリオシティ・ギャップの実践法としてはノートを用意し左右に知っている知識(左)興味が湧いたいらない事(右)に書き出す方法です。

セルフテスト

メルボルン大学で使用されている本を読む前ん「セルフテスト」

  1. 十分な時間とモチベーションが足りない
  2. 集中力の維持ができない
  3. 読むスピードがなかなか上がらない
  4. ボキャブラィ不足
  5. 本のどの部分に集中すべきか選べない
  6. 新しい理論、細かい情報を理解できない
  7. メインのポイントと議論のポイントがつかめない
  8. エビデンスの価値が測れない
  9. 本の内容を理解するための背景知識や経験がない
  10. 馴染みのない分野である

本の読み方を知る

本を理解するためのテクニックは世界中の研究者が試みているようで、この本で紹介されていたのはトルコの名門ハジェテペ大学の効果的な5つのテクニックです。

いずれのテクニックも「本の単なる読者にならないこと」を勧めています。前回紹介したユダヤ人の成功哲学の様に自分で考えることの必要性をと唱えています。

「予測」読み

書籍のタイトルや著者のプロフィール、目次、帯などをチェックし「予測読み」することです。

「予測読み」で重要なのは、自らの知識で目の前の本にどんなことが書いてあるかを予測ことです。

「視覚化」読み

視覚化読みとは読んだ本の内容を頭の中に想像し、ビジュアルを膨らませる読む方です。

ビジュアル化のカギはストーリーにありますが実用書は小説のようなストーリー性がないので、お勧めされているのが「マンガでわかるシリーズ

「つなげ」読み

読んでいる本を自分の持っている知識や体験と結びつけ理解度を高める方法です。

この本の内容は過去に読んだ雑誌の記事やネット情報のデータを裏付けるエピソードというふうに結びつけてみます。

「要するに」読み

要する読みには2段階の使い方があります。

  1. 本の全体像をつかむために要約 章ごとに「要するに○○と書いてある」とざっくり要約する
  2. 優先順位を付けた内容をさらに絞り込み頭に刻む方法 「自分の言葉で」要約する

「しつもん」読み

本の内容に質問を挟む方法です。著者の考えにツッコミを入れながら対話する方法です。

本は時空を超えて色々な著者ろ対話が可能です。このことがこれからも形を変えても本はなくならないことを伝えています。

本から得た知識をアウトプットする

かの有名なドイツ生まれの理論物理学者アルベルト・アインシュタインは「6歳の子どもに説明ができなければ、理解したとは言えない」という言葉を残しているそうです。

このことは読書にも通じることで本から得た知識を定着させ、自分や周囲の人のために役立てることが必要です。

本を読むことで説明能力を伸ばすことができます。

コツとしては読書で知った知識の専門用語、テクニカルタームを短めに投げかけ、その後わかりやすい例えで説明します。

例として著者自身も現在ネットで炎上していますが以下のようにテクニカルタームを説明しています。

「炎上させているやつは心が貧しいヒマなヤツだ」と断言しても聞き手の心には響きません。

しかし心理学の本で仕入れたテクニカルタームを使って。「人間には『シャーデンフロイデ』という感情があります。」(シャーデンフロイデ?)

「シャーデンフロイデとは、ドイツ語で『他人の不幸は蜜の味』と感じる心の動きのこと。『加害の喜び』とも訳されます。

ネット上で著名人の発言が炎上し、匿名の人々から叩かれるのは、彼らが他人を貶めることを楽しんでいるから。他人の不幸を目にして、自分の立ち位置が高まっているように感じるからです」

「しかし、自分が高いところに上がったというのは錯覚に過ぎません。ですから、

シャーデンフロイデの傾向が強くなればなるほど、その人は社会から孤立します。

それはまるで、自分の周りの地面に穴を掘り、周囲を穴だらけにして、その場から動けなくなるようなもの。

最終的にはネットの世界でも居場所がなくなり、動けなくなったことに気づいやとき、苦しむのは自分です」

本書197-198

多くの知識と学びをされているメンタリストDaiGoさんには難局を乗り越えて頂きたいと思います。

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