家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒を厳選して紹介します。
今回は姫路市のエスポアこにしで購入した山口県岩国市の酒井酒造の『五橋 純米あらばしり』を飲んだ感想を紹介します。
エスポアこにしは以前このブログで紹介した「宗 玄」の取扱店で掲載されていたので初めて訪れました。
日本酒も兵庫県下の地酒を中心に多く販売されていましたし、ワインの品数も多かったので、また訪れたいと思います。
購入した「五橋 純米あらばしり」は最後の一本と表示されていて、思わず購入しました。
レジで年配の店主が「五橋は美味しいですよ、全国的には獺祭が有名ですが山口県では人気がありますよ」と気さくに声掛けしてくれました。
日本酒を飲み始めて数年日本にはまだまだ飲んだ事のない酒蔵は多く、帰って「さけのわランキング」で見ると山口県で5位の人気酒蔵でした。
酒井酒造株式会社 五 橋
日本酒の地酒を飲む際にその酒蔵の歴史やお酒造りを調べて飲むと味わい深いのでいつも調べてみます。
蔵のある岩国市は山口県の東端に位置し、小瀬川を挟んで広島と接します。
市の中心には山口県最大の清流「錦川」が流れ、五連のアーチが美しい木造の錦帯橋が、鮎の泳ぐ川面に優美な影を投げかけています。
江戸時代には長州藩支藩・吉川氏の治める岩国藩の城下町として栄え、近代以降は錦川の豊かな水を利用し、繊維・パルプ業など工業都市として発展。
戦後は軍の航空基地跡に在日米軍の基地も設置され、史跡を残す城下町としての岩国と、米軍基地を有するイワクニの二面を併せ持っています。
蔵は広島湾に注ぐ錦川が作った三角州に建ち、仕込み水にはその伏流水を汲み上げて使用しています。
日本名門酒会 抜粋
五 橋の由来
岩国といえば錦帯橋。
錦帯橋は昔から「山は富士、滝は那智、橋は錦帯」とうたわれたほどで、日本三名橋の一つに数えられています。今から約330年程前に架橋された全長200メートルの木と石による世界に誇れる芸術的建造物です。
岩国といえば五橋。「肴魚有酒」の言葉があるように、酒は気候風土の産物です。
岩国は瀬戸内海の魚介類、錦川の鮎、中国山地の山の幸等、旨い食材があふれ ています。
これらが育まれる風土の中で生まれる酒はきっと旨い酒であろうと思います。
五橋を育てたのは岩国の風土です。
酒田酒造サイト 抜粋
錦帯橋には何度が訪れたことがあります。錦帯橋渡る手前の古い城下町の佇まいと錦帯橋を渡った防御を優先し建造された岩国城から見る景色は最高でした。
海の幸と山の幸が豊富な風土が育む日本酒を丁寧な製法で造られていて人気の理由が伺えます。
この錦帯橋がかかる錦川の伏流水はミネラル分が少ない“超軟水”です。
「五橋」を仕込む際にも、もちろん使用されています。
一般的に軟水は、甘味のあるやわらかな味わいの酒になりやすい反面、発酵スピードが緩やかなため、ミネラル分を多く含み発酵がよく進む硬水よりも、扱いが難しいとされています。
しかしながら「五橋」は、昭和22年(1947年)に全国新酒鑑評会で1位を獲得。
超軟水でもよい酒が造れることを示し、硬水仕込みが主流だった当時の日本酒業界に新風を吹き込んだそうです。
五 橋 純米あらばしり
上品な吟醸香がほのかに香り、搾りたてならではの初々しい味わいがします。
アルコール17度と少し高めできついとも感じますが、軟水仕込み特有のやわらかさと米の旨みが広がります。
上品なマスカットのようにフルーティーな香りと爽やかな酸とジューシーさが新酒の味わいです。
暑いこの時期ビールを1本飲み干した後にお猪口で少しずつ飲んんでいます。

名称 | 五橋 純米あらばしり |
商品説明 | 吟醸様の香りがかすかに感じられ、軽快な印象。口に含めばしぼりたての鮮烈な口当たりと、米の豊潤な旨味が感じられます。 |
容量 | 720ml |
原材料 | 麹米: 掛米: 山口県産 山田錦 |
精米付合 | 精米歩合60% |
アルコール度 | 17度 |
お召し上がり方 | 冷酒 |
時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になりました。
美味しい日本酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、造り手の物語も一緒に味わう様になりました。
酒井酒造株式会社 | 住所 山口県岩国市中津町1丁目1−31 |
酒 銘 | 五 橋 |
ホームページ | https://www.gokyo-sake.co.jp/ |
創業年 | 明治4年(1871年) |

にほんブログ村
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] たのしいお酒.jpによると、山口県の日本酒は、「獺 祭」「雁木」「貴」「東洋美人」「五橋」など、全国的な知名度を持つ実力派ぞろいです。 […]