お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 /橘 玲
この本はユーチューブ「両学長リベラルアーツ大学」や「サラタメさん」の紹介で知りました。
この本で、多くの紙幅が割かれているマイクロ法人について、興味深く読む事が出来ました。
サラーマンとして何も疑問を持たず、生活していると搾取され続ける事が分かりました。
民主主義においてリーダーは選挙に勝つために、より有権者に優利になる政策をとる事は仕方ない事です。
その制度や、日本社会の構造の歪みで合法的に節税ができることを知識として知っているのと知らないのでは大きな差を生むこととなります。
この本の3つのおすすめポイント
私自身がこの本から学んだ3つのポイントについてご紹介します。会社員は自分自身の税の事や保険などあまり気にせずに暮らしている人が多くいます。
何も考えずに他人に自らの人生を委ねることのリスクを伝える情報が増えています。
この本は初版から15年経っていますが読み継がれるに値する価値は自ら勉強し自らの資産を防衛する知識を身につけることにあると思います。
①知的人生設計
②社会制度のゆがみを知る
③資産形成の方程式
知的人生設計
21世紀は知識社会である
20世紀までは有用な情報は一部の人のみが知り、情報の有益性だけで資産形成が出来たり、情報弱者から搾取する時代でした。
20世紀後半からのインターネットの普及はあまねく情報を手に出来る時代への始まりです。自らが意識すれば誰でも有益な情報を手に出来る知識社会です。
知識を取得し成功への近道が出来る人は自ら動く人です。有益な情報が高額であったところから方法や手段は無償のものも多くなっています。
マスメディアからの情報だけを鵜呑みにせず、自ら情報を手にしていく必要があります。
ただし、このブログで紹介した「ファンベース」に紹介されていた通り、1日の情報料が世界の砂粒より多くなった現在、フェイクニュースも混じっています。
日頃より正しい情報を入手する習慣を持ちフェイクニュース惑わされない様にする必要があります。
社会制度のゆがみを知る
日本の社会制度は、「サラリーマン」として働くことを前提として基礎が作られています。
税金も社会保険料も法人に徴収義務を負わすことで、回収見込みがたちやすい制度となっています。
語弊を恐れず書きますと取りやすいところから取り、取りにくいところの負担も会社員が負っている一面もあります。
「自営業者や中小企業」は社会的弱者として、様々な優遇制度が設けられていて、その制度を活用することで誰でも恩恵を受けることができます。
自営業者として働いている人が近年増加しているため、制度はつぎはぎに整備、改正されていますが、つぎはぎ制度には「ゆがみ」が生じていr現状があります。
そして、この「ゆがみ」をうまく利用すれば、誰でも優遇の恩恵を受けることができます、
このお勧め本紹介ブログのテーマは本の楽しさを伝えることも目的の一つです。
本を読んで行動しようと思える事は楽しみや暮らしのお得情報の一つです。今回この本で仕入れた情報には、会社員でもできる対策もありお得な情報です。
資産形成の方程式
資産形成するためには、ある方程式を理解し、その方程式に合うような行動していくことが求められます。
その方程式はこちらです。
資産形成=(収入ー支出)+(資産×運用利回り)です。
この事は最近よく耳にする早期リタイアを指す「FIRE」でもよく話される内容です。
「FIRE」とは、「Financial Independence, Retire Early」を略したもので、サラリーマンでこのFIREを目指す人も増えています。
資産形成をする方法は以下3つですが最近は若い人の投資も徐々に増えてきています。
支出を減らし運用に回していく方法は時間もかかる為、副業や個人事業など収入を増やすことに努力する方がより早く効率的な資産運用を目指せるのがこの本の要点です。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用利回りを上げる
まとめ
この本ではマイクロ法人について詳しく述べてありましたが、サラリーマンには敷居が高いものです。
マイクロ法人を作るため自らの事業を行うことにが先決です。マイクロ法人を所有した状態で、稼ぐだけの事業力をもっていないと本末転倒です。
法人設立まで時間を要したとしても、少なくとも会社員と自営業者で税法上、何がどのくらい有利不利なのかを知る事は重要です。
現在企業による副業が法律で認められ、フリーランスで働きやすい環境が進んでいます。
サラーリマンの中間層の収入は大幅に落ち込み、メリットが少なくなっている中、自分自身の働き方を見直す機会になると思います。
自らで生計を立てる生き方に多くのヒントがある名著です。
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] 前回ご紹介した「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」同様、何も考えずに他人に自らの人生を委ねることのリスクを伝える情報が増えています。 […]
[…] 今回紹介する本は橘 玲さんの「幸福の資本論」です。橘 玲さんの著書の紹介は『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』に続い2冊目です。 […]