家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒や飲んでみたいお酒を厳選して紹介します。
以前このブログでIWCに「SAKE部門」や「日本酒コンクール」について紹介しました。
今回は「日本酒大手が醸すこだわりの清酒」と題して紹介します。
日本酒売上高ベスト10
この記事で紹介しているランキングおよび売上高は、帝国データバンク2016年の「清酒メーカーの経営実態調査」の調査結果を元に作成しています。
それ以降県別の出荷高などは国税庁 2020年 令和元酒造年度都道府県別清酒製造数量のデータなどで見ることが出来ますが、企業別の数字は探しても見当たりません。
多くの美味しい地酒が続々と出てきていますが、大手の出荷に関しては生産量・流通網・販売経路等から大きくは変わっていな様に思います。
清酒メーカーの経営実態調査 2016
順位 | 企業名 | 所在地 | 主力ブランド名 |
---|---|---|---|
1 | 白鶴酒造(株) | 兵庫県 | 白鶴 |
2 | 月桂冠(株) | 京都府 | 月桂冠 |
3 | 宝ホールディングス(株)※1 | 京都府 | 松竹梅 |
4 | 大関(株) | 兵庫県 | 大関 |
5 | 日本盛(株) | 兵庫県 | 日本盛 |
6 | (株)小山本家酒造 | 埼玉県 | 金紋世界鷹 |
7 | 菊正宗酒造(株) | 兵庫県 | 菊正宗 |
8 | 旭酒造(株) | 山口県 | 獺祭 |
9 | 黄桜(株) | 京都府 | 黄桜 |
10 | オエノンホールディングス(株)※2 | 東京都 | 大雪乃蔵、福徳長 |
最新決算売上 2020~2022(3月期)
順位 | 企業名 | 所在地 | 主力ブランド名 | 売 上 |
---|---|---|---|---|
1 | 白鶴酒造(株) | 兵庫県 | 白鶴 | 27,300(22年3月期) |
2 | 月桂冠(株) | 京都府 | 月桂冠 | 17,200(22年3月期) |
3 | 旭酒造(株) | 山口県 | 獺 祭 | 16,400(22年9月期) |
4 | 宝ホールディングス | 京都府 | 松竹梅 | 12,803(22年3月期) |
5 | 大関(株) | 兵庫県 | 大関 | 12,700(22年3月期) |
6 | (株)小山本家酒造 | 埼玉県 | 金紋世界鷹 | 12,400(22年9月期) |
7 | 日本盛(株) | 兵庫県 | 日本盛 | 11,072(22年3月期) |
8 | 菊正宗酒造(株) | 兵庫県 | 菊正宗 | 9,700(22年3月期) |
9 | 黄桜(株) | 京都府 | 黄桜 | 9,500(20年9月期) |
旭酒造(株)の獺祭はNY郊外に初の海外酒造完成するなど、日本の主要クラフトサケメーカーが海外で大規模にやるのは初めてのことです。
日本同様にかなりのクオリティでハイエンドな日本酒の流通が本格的に始まれば、更に大きなマーケットになる可能があり、ワインの様に世界市場を狙える可能性もあります。
テレビCMや広告などで頻繁に目にする銘柄の日本酒、その殆どは「酒蔵」「造り酒屋」というイメージではなく、大企業の工場製品というイメージもあります。
兵庫県の灘を通ると近代的な大きな酒造メーカーの建物が立ち並んでいます。
設備を備えて大量に清酒を醸造しているので、お手頃価格のお酒から醸造ノウハウや一流酒米の仕入れルートなどを活かした美味しい高級日本酒まで醸造することが出来ます。
今回は大手10社が醸すこだわりの日本酒を紹介します。
白鶴酒造(株)
兵庫県西宮市に本社を置く1862年(文久2年)創業の老舗メーカーで、主力ブランドは「白鶴」「白鶴まる」の銘柄で親しまれています。
「灘」は、兵庫県神戸市灘区から西宮市の沿岸部に位置する、日本一の日本酒生産量を誇る地域のことです。
この地域はさらに<西郷><御影郷><魚崎郷><西宮郷><今津郷>の5つに細分化され、白鶴酒造は<御影郷>で酒造りを行っています。
白鶴 翔雲 純米大吟醸 自社栽培白鶴錦
名称 | 白鶴 翔雲 純米大吟醸 |
商品説明 | パイナップルやピーチを思わせる華やかな果実香。 エレガントでふくよかな甘味と穏やかな酸味がなめらかに調和。 果実香とナッツ様の香りの芳醇な余韻。 |
容量 | 720ml |
原材料 | 麹米: 掛米: 兵庫県丹波篠山市産 自社栽培白鶴錦100% |
精米付合 | 精米歩合50% |
アルコール度 | 15〜16度 |
お召し上がり方 | 10℃前後 |
おすすめのペアリング | のどぐろのしゃぶしゃぶ(ポン酢) 車海老の天麩羅 ドライフルーツ スモークサーモン |
月桂冠(株)
月桂冠の創業は、初代大倉治右衛門が、1637年(寛永14年)、京都の南部、木津川上流の笠置より、現在も当社が本社を構える伏見に出てきて酒屋を開いたのが始まりです。
創業家の大倉家は、その出身地から、屋号を「笠置屋」と称しました。
超特撰 鳳麟 純米大吟醸
名称 | 超特撰 鳳麟 純米大吟醸 |
商品説明 | 酒造好適米の「山田錦」と「五百万石」をそれぞれ精米歩合50%まで磨いて使います。華やかな吟醸香となめらかな味わいが特徴の日本酒です。 |
容量 | 720ml |
原材料 | 麹米: 掛米: 「山田錦」と「五百万石」 |
精米付合 | 精米歩合50% |
アルコール度 | 15〜16度 |
お召し上がり方 | 10℃前後 |
宝ホールディングス(株)
江戸時代後期の1842(天保13)年、京都・伏見の竹中町で、四方(よも)家4代目卯之助が清酒180石(1石=180L)の製造・販売権利(酒造株)の譲渡を受け、伏見酒造家28軒の仲間入りを果たしました。
当時の生産品目は、冬季に清酒を200石程度、夏季に甘酒を300石程度でした。
宝酒造株式会社の清酒部門には主力ブランドとして「松竹梅」があります。
特撰松竹梅<純米大吟醸>
名称 | 特撰松竹梅<純米大吟醸> |
商品説明 | 精米歩合45%まで磨いた米でじっくりと醸した、贅沢な純米大吟醸。上品な吟醸香とやわらかい味わいが特徴です。 |
容量 | 720ml |
原材料 | 麹米: 掛米: 国産米 |
精米付合 | 精米歩合45% |
アルコール度 | 15〜16度 |
お召し上がり方 |
大 関(株)
兵庫県西宮市に本社を置く1711年(正徳元年)創業の老舗メーカーで、主力ブランドは「大関」の銘柄で知られています。
1級「ワンカップ大関」発売。業界にさきがけ開発したこのカップ容器は、後に日本酒のヒット商品となる(1979年9月、容器の開発と普及に貢献した業績に対し、石川弥八郎賞を受賞)。
超特撰 純米大吟醸酒 十段仕込
名称 | 超特撰 純米大吟醸酒 十段仕込 |
商品説明 | 日本一の酒造米「山田錦」を100%使用。 上質で芳醇な香りと蜂蜜のようなトロッとした濃厚なコクと甘み。 |
容量 | 720ml |
原材料 | 麹米: 掛米: 山田錦 |
精米付合 | 精米歩合40% |
アルコール度 | 16度 |
お召し上がり方 |
日本盛(株)
兵庫県西宮市に本社を置く1889年(明治22年)創業の老舗メーカーで、主力ブランドは「日本盛」の銘柄で知られています。
創業当時から受け継がれた、丹波杜氏の伝統の技・訓えを守り、培われた最新の醸造技術を融合し、フラッグシップとなる惣花をはじめ、毎日気軽に楽しんでいただけるお酒まで、安全・安心・美味しいにこだわった酒造りを行っています。
超特撰 惣花 720ml
名称 | 超特撰惣花純米吟醸 |
商品説明 | 芳醇な香り、まろやかな口当たり、すっきりした喉ごし。気品あるコクが特徴の「味吟醸」。 「惣花」とは“皆にもれなくふるまう”という意味。おめでたい席にもぜひおすすめしたい一品です。 |
容量 | 720ml |
原材料 | 米(国産)、米こうじ(国産米) |
精米付合 | 精米歩合55% |
アルコール度 | 16度 |
(株)小山本家酒造
(株)小山本家酒造は、創業1808年(文化五年)以来幾度となく技術・品質の向上を重ねてまいりました。いつの時代でも脈々と受け継がれた確たる企業精神があり、その精神を守ってきています。
現在では多くの酒蔵がグループに参画しています。
金紋世界鷹
菊正宗酒造(株)
万治二年(1659年)、徳川四代将軍家綱の時代。
材木商として活躍していた嘉納治郎太夫宗徳が、当時、先端の製造業であった酒造業に手を広げ、本宅敷地内に酒蔵を建て、酒造業を本格的に開始。ここに菊正宗360余年の歴史が始まりました。
IWC2023SAKE部門「グレートバリュー・アワード」受賞酒
「菊正宗 しぼりたて ギンパック」菊正宗酒造株式会社(兵庫県)https://www.kikumasamune.co.jp/
嘉宝 菊正宗
旭酒造(株)
酔うため、売るための酒ではなく、
味わう酒を求めて。
大量販売の論理から生まれた酔えばいい、売れればいい酒ではなく、
旭酒造(株) サイト
おいしい酒・楽しむ酒を目指してきました。
何より、酒のある楽しい生活を提案する酒蔵であり続けたいと考えています。
生活の、一つの道具として楽しんで頂ける酒を目指して、「獺祭」(だっさい)を醸しております。
もちろん、ただこだわって、売れなくてもいいから 「幻の酒」になりたいというつもりはありません。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分
23%(77%)という極限まで磨いた山田錦を使い、最高の純米大吟醸に挑戦しました。華やかな上立ち香と口に含んだとき のきれいな蜂蜜のような甘み、飲み込んだ後口はきれいに切れていきながらも長く続く余韻。
山田錦・精米歩合23%
黄 桜(株)
社歴が数百年ある老舗のひしめく伏見で黄桜が設立されたのは、今から70数年前。 実は、日本酒業界内では相当若い企業なのです。
業界内での後発メーカーという立場を活かし、「独創的な発想」と「斬新な行動」で、業界では先駆けて行ったテレビCMや、概念にとらわれない商品開発などでお客様の支持を得てきました。創業者・松本治六郎が家業の清酒製造業より独立。
黄桜(株) サイト情報
伏見区新町において「松本治六郎商店」を起こし、銘酒「黄桜」の礎を築く。
黄桜 SUPER PREMIUM
~PREMIUM日本酒で乾杯 ~
年に一仕込みの希少な純米大吟醸酒です。
35%まで丸三昼夜かけて磨いた最上の兵庫県特A地区産酒造好適米「山田錦」を全量使用しました。
杜氏は、微細な変化も見逃さないように1か月以上もろみと24時間向き合いました。
黄桜の最高品質の純米大吟醸酒“SUPER PREMIUM”は、圧をかけないように酒袋に入れてゆっくりと搾りました。
米の旨味を存分に引き出し、香りは上品に仕上げています。
黄桜(株) サイト情報
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