家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒や飲んでみたいお酒を厳選して紹介します。
以前このブログでIWCに「SAKE部門」について紹介しました。
今回はそれ以外の日本酒コンクールを紹介します。
全国新酒鑑評会
日本においてもっとも古い日本酒コンクールです。
1911年から開催され、独立行政法人酒類総合研究所と日本酒造組合中央会の共催です。
この鑑評会は、造り手の技を競うもので、優れた新酒には「金賞」が与えられます。
造り手のモチベーションアップにつながりますが鑑評会に出品されるお酒は特別に造られた「出品酒」で市販で味わうことが出来ない場合があります。
春に行われる鑑評会で金賞を獲ろうとすれば、新酒お時期から淡麗で香りの華やかなお酒にする必要があります。
秋あがりの可能性を秘めていても、硬さの残ったお酒では審査を通らないので、必然的に夏の間の熟成が二の次になる可能性も含んでいます。
アルコール添加や新型酵母に頼りがちになり新酒だけで評価することの弊害もあります。
SAKE COMPETITION
新酒の出品酒とは違う街場で売られる市販のお酒を中心にコンペティションを行おうと始まったのが、
SAKE COMPETITIONです。主催はSAKE COMPETITION実行委員会で実行委員長は元サッカー日本代表の中田英寿さんが努めていて出品数は国内最多です。
SAKE COMPETITION 実行委員会は、新型コロナウィルス感染症が拡大している現在の厳しい状況の中で、2020年に引き続き本年度の SAKE COMPETITION 2021 の開催を中止する事を決定しています。
SAKE COMPETITION 2019 GOLD 受賞酒
全国燗酒コンテスト
日本酒の本領発揮のお燗にして美味しいお酒コンテストです。
燗酒に関心がむくように2009年に始まり、主催者側は上質なお酒を燗で飲むことの魅力にようやく気づいていただけるようになってきたと感じているようです。
食中酒としての優秀さや他の酒にはない楽しみ方である点など、引き続き燗酒をアピールを目指しています。
ワイングラスでおいしい日本酒アワード
2011年にスタートしたワイングラスでおいしい日本酒アワード は文字通りワイングラスで日本酒を審査します。
さらなる日本酒の海外輸出にはワイングラスで提供する文化を日本酒輸出戦略ビジネスサミット2019 基調講演でも提唱されていました。
「世代」「業態」「国」の境界を超えて日本酒を広げることを目指しているアワードは、更に日本酒を世界に発信していく役割になると感じます。
全米日本酒鑑評会
2001年から始まった日本国外で最も歴史の長い日本酒の品評会です。
アメリカ人に日本酒をPRすることを目的に行われています。
日本の伝統的な審査方法を用いておよそ500品の出品酒を審査しています。
優秀な評価を得た出品酒に金賞と銀賞が授与され、その中でも特に高得点を獲得した出品酒にグランプリ、準グランプリが贈られます。
KURA MASTER
ワイン大国フランスでもフランス人によるフランス人のための、フランスの地で行う日本酒コンテストです。
審査員はフランス人を中心としたヨーロッパの方々です。
フランス国家が最高職人の資格を証明するMOFの保有者をはじめ、フランスの一流ホテルのトップソムリエやバーマン、カービスト またレストラン、ホテル、料理学校関係者など飲食業界のプロフェッショナルで構成しています。
5STAR Sake
Vinitaly(ヴィニタリー)という、毎年4月にイタリア ヴェローナで開催される世界最大級のワイン展示会の一環として行われるコンペティション「5STAR Wines」の日本酒部門が「5STAR SAKE」です。
Vinitalyでは2017年より日本酒の展示が始まり、2018年から「5STAR SAKE」が初開催されました。コンペティションで5つ星の認定を受けると、国際的なガイドブックへの掲載も行われます。
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コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 以前このブログでIWCに「SAKE部門」や「日本酒コンクール」について紹介しました。 […]