介護 転職理由 人間関係実例

このブログ「介護役立つ情報」では、事業所選びや介護職の転職情報等を紹介します。

今回は介護職の退職理由の上位に入る人間関係について現場の声等を紹介します。

目次

介護職退職理由

介護職の転職理由についてはアンケート形式で多くの団体やメディアが調査しています。

このブログでも調査結果を紹介していますが、「介護職辞めたい理由の本音」職場の人間関係は大きな理由のひとつとなっています。

「介護労働実態調査」(※調査期間は平成29年10月1日~31日)のデータによると、介護職員の離職理で職場の人間関係は1位で多くの介護職が職場の人間関係で悩んでいることがわかります。

1位 職場の人間関係に問題があったため (20.0%)
2位 結婚・出産・妊娠・育児のため (18.3%)
3位 法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため (17.8%)
4位 他に良い仕事・職場があったため (16.3%)
5位 自分の将来の見込みが立たなかったため (15.6%)

人間関係退職具体例

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勤務歴の長い職員が怖い

勤務歴の長い職員が独自のルールで好き勝手に振る舞っている現場があります。

指示・伝達方法が不明確で教えていない事で失敗した場合も感情的に叱責されるケースもあります。

その様な現場は職員が定着せず、入れ替わりも多く慢性的な人で不足が続くケースもあります。

なかなか人が定着しないため、ただでさえ人手不足の状況が年々悪化しているケースもあります。

転職先にこのような職員が居て管理者も黙認の場合は転職を検討することをお勧めします。

管理者と現場スタッフが対立

介護事業所の運営は介護報酬引き下げ等年々厳しくなっています。

企業としては稼働向上や組織運営強化の為、マネジメントが出来る介護以外の経験を持った管理者層を積極的に採用する事例が増えています。

一般の仕事であれば適正人員・稼働率(売上)を念頭に組織運営するのは当たり前ですが、就業環境の変化に馴染めないベテランスタッフと摩擦が発生することは良く起こります。

業務改善や国の提案する生産性向上についても、管理者からの提案には「事故が多発します」という感情的な意見が出されます。

今回に改定でもICT活用による人員削減もすすめられる中、変化に対応出来ない職員との摩擦は続きまます。

転職先がこの様の管理者が業務効率・生産性向上に本気で取り組んでいるのであれば、そぐわない職員は退職する可能性もあるので暫く頑張ることをおすすめします。

人手不足で職場が殺伐としている

介護施設に限らず言えることですが、職員の時間的・精神的余裕がなければ人間関係が悪くなりがちです。

職員同士でコミュニケーションがしっかり取れていない施設は介護事故が発生するリスクも高く、危険な状況だと言えます。

転職先がこのような状況であれば、先輩にいつからこの状況が続いているかで転職の判断をされればいいと思います。

一過性で管理者がその状況を理解し改善に務めることを約束しているのであれば、もう少し頑張ってみましょう。

新入職者が馴染めない

新人が馴染めない雰囲気の施設は少なからずあるかもしれません。

特に新卒採用を積極的に勧めれいる法人であれば配属先に留意する必要があります。

職場や部署内には年齢の近い先輩がいなかったとしても法人全体でサポートする体制を整えている法人もあります。

新卒や中途未経験で転職される場合は研修制度やサポート体制を見学や面接にヒアリングしてみましょう。

転職先で配属部署が馴染めない場合はある程度の規模の法人であれば、部署替え等上司や先輩に相談してみましょう。

年下上司の指導内容に課題

リーマンショックや今回のコロナ禍等不況下で失業者が増える時期に初めて介護職に転職される方が多くおられます。

40代、50代から初めて介護職に就労する方も多く、介護のみで働いてきた若手役職者に指導されるケースも多くあります。

法人として組織的に管理者研修等実施している職場では特に問題ありませ。

規模が小さく人材が少な職場で社会経験の少ない人が管理職に就任してしまう状況は否めません。

形式だけの上司に理不尽な叱責や指導に悩みを抱えている人がいる現実もあります。

介護職は専門職ということもあり、年齢よりも経験年数や資格が重視されることがあります。

年功序列は少なく、かといって稼働売上の実績など業績だけが重視される訳でもありません。

ある程度キャリアを積まれた方が自ら介護職の専門職に至るまでの下積みに、他業種からの転職者がギャップを感じることもあります。

転職先を選ぶときの注意点

①離職率が高い/低い で判断しない。

離職率が低い=人間関係も良いと考えている人もいるかもしれませんが、その判断はおすすめできません。

特に介護職現場の7割以上女性が占める事業所も多く結婚・出産や引っ越し、親の介護などでやむを得ず退職することも多くあります。

離職率が高いのみでは転職先を判断した場合機会損失の可能性もあります。

退職理由の人間関係は入職後にしか分からない部分もあります。

②ネット上の口コミを鵜呑みにするのはNG

ネット上の口コミを鵜呑みにして施設の良し悪しを判断するのは避けた方がいいでしょう。

なぜなら、職員数が多い施設(事業者)ほど退職者が多いのは当然で、その分だけ悪い口コミも数としては多くなってしまう可能性があるからです。

事業所が小さく職場環境が悪かったとしても、書込み者が特定される為に書かれないことも想像できます。

口コミに影響を受けると、定着率がよく、人材育成がしっかりしている施設を避けてしまう恐れもあります。

介護の仕事の可能性

現在も続くコロナ禍においてエッセンシャルワーカーについて耳にする機会が多くなりました。

今回はあまりお勧め出来ない事業所の事例をお伝えしましたが日々改善に努力を惜しまない事業所も多くあり、仕事に誇りと使命感を持って働いている職場環境も沢山あります。

この介護役立つ情報ブログでは、実際の事例も踏まえ新たに介護の仕事に転職される方の参考になればと思っています。

賃金等の処遇も徐々に改善されてますので安定とやりがいを求める働き方としてはチャレンジできる魅力のある職種です。

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