Food waste loss
SDGsには17の大きな目標があり、それぞれに平均10個ずつくらい同じようなターゲットが存在し、合計で169個あるので169のターゲットと言われています。
17の目標と169のターゲットについて子供にも理解しやすいようにまとめて、ぞれのターゲットについて考えていきたいと思います。
今回は関西電力グループのクリアパスが運営している食品ロスや廃棄物ロスに貢献ECサイトします。
まだ利用できる商品を、使いたい人の元へ
今回紹介する「atara」は、関西電力グループの株式会社クリアパスの支援を受けて株式会社SynaBizが運営しています。
「atara」(読み方:アタラ)とは「もったいない」という意味の古語だそうです。漢字では「可惜(もしくは惜)」と書くそうです。
そのモノの価値相当に扱われないことを残念だという感情を表し、昔から培ってきたモノを大切にする精神を表現しているようで、また、「こんなサイト“あったら”いいな」といった声に応えたいという想いも込められていうようです。
食品ロスの現状と対策
643万トンもの食品ロス
日本国内で廃棄されている食品ロス(まだ食べられるのに廃棄される食品)は、643万トンにのぼります。
(参考:環境省HP http://www.env.go.jp/press/106665.html)
期限間近でなくても食品廃棄は起きている!?
消費者が賞味期限に敏感であることの弊害として、賞味期限切れの商品が店頭に並ぶのを 小売店が避けるため、メーカーと小売店の間で「3分の1ルール」という商慣習があります。
厳密には期限が過ぎてから食べても問題がないとされる「賞味期限」を過剰に意識するあまり、過剰な食品ロスが生まれているといえます。
みんなで取り組む食品ロス対策
「賞味期限」と「消費期限」はどう違うの?
「賞味期限」が過ぎていると、“食べてはいけない”、“危険だ”と考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。 この「賞味期限」が多くの食品ロスを生み出している一因です。
- 「賞味期限」とは定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日必ずしも食べられなくなる
という期限ではない - 「消費期限」とは定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質(状態)の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日消費期限を過ぎた食品は
食べないように
(参考:消費者庁HP 食品の期限表示に関する情報)
「消費期限」表示のある食品は別として、「賞味期限」表示のある食品は、その期限が過ぎていても過剰に気にする必要はなさそうです。
むしろ期限切迫商品から大量の食品ロスが生まれているのだとすると、そのような商品から積極的に消費すべきであるとも言えます。
そのような背景からataraでは賞味期限が近い商品も積極的に販売をしております。
取り扱い商品
取り扱い商品は、賞味期限間近やパッケージ変更品などの「まだ食べられる」「まだ使える」にも関わらず、訳あって処分対象になってしまう商品です。
またataraの取り組みに共感した企業からの特別提供商品を提供し、近年問題視されている廃棄の削減へ貢献することを目指しています。
取り扱い商品は大きく分けて以下の消費・賞味期限のある6つのカテゴリーからなります。
- 食 品
- スナック・お菓子
- 飲料・お酒
- 美容・健康
- 日用品
- ペット商品
カテゴリーの中も細かく分かれていて、お買い得なお酒などないか見てみましたが、掲載は少なかったのです。
時期や消費・賞味期限のちかい商品等メーカーからの掲載案件がなければサイト商品は少なくなるデメリットはある意味仕方がないよいうにも思います。
最近はコロナの緊急事態宣言発令地域も広がり人流を減らすことが一番の感染対策で出来る限りのECサイトで購入するように心がけています。
ECサイトは便利であらゆる地域から産地の食材が届き便利に活用していますが、飲食店への出荷がなくなった食材など訳あり商品を安く買う機会も増えています。
それ以外にも今回紹介するサイトなどもチェックし、商品のブランドやパッケージに拘らない商品や安く買いたい商品は、一度社会貢献としてもこのサイトを覗いてみようと思ってます。
このサイトの考え方に賛同し、以下のようは企業も参加しています。
消費・賞味期限の近い商品など生産管理の面からいつも提供されているわけではないでしょうが、大手メーカーの賛同が広がればいい傾向だと思います。
配送・送料について
- 沖縄・離島への届けはないです。
- 配送日時の指定はできないです。
- 1回のご注文で、3,980円以上(税込)の場合は、送料無料です。3,980円未満の場合は、送料770円かかります。
- ただし「送料無料商品」については、金額および数量に関わらず、送料はかかりません。
- 遅くとも5営業日以内にはお届け予定で、 商品の発送が大幅に遅れる場合には、atara運営事務局kから連絡が入ります
- 2週間以内であれば再配達が可能です。
まとめ
以前このSDGsブログでユーチューバーのオリエンタルラジオの中田敦彦さんのアパレルを紹介しました。
その時も衣料品の多くが新品のまま廃棄される方が儲かるということに衝撃を覚え、行き過ぎた資本主義の課題を考えるきっかけとなりました。
今回の食品廃棄ロスの試みはインターネット社会だから行えるより効率のいい仕組みだと感じます。
このようなサイトが多く定着しきめ細かな物流が更に進化し、再送をなくす仕組みや流通に係るエネルギーの問題を解決していけば更に居住場所が都市部でなくてもいい選択肢は広がっていくと思います。
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] SDGs 食品/廃棄物ロスに貢献ECサイト […]
[…] このブログでも、「atara」という 食品/廃棄物ロスを減らすECサイトや生産者から直接購入できるサイトなどを紹介してきました。 […]