家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒を厳選して紹介します。
今回は姫路市のやまの酒店で購入した石川県白山市にある車多酒造の『天狗舞 純米大吟醸50生』を飲んだ感想を紹介します。
車多酒造 天狗舞 純米大吟醸50生
天狗舞は以前姫路の「重絆」で飲んだ「天狗舞 山廃仕込み純米原酒」を紹介したことがあります。
その時にも酒蔵 車多酒造(しゃたしゅぞう)についても少し紹介しました。
「天狗舞」は今では山廃造りで有名ですが、大きく変わったのは、7代目蔵元の車多壽郎氏が蔵に戻ってからです。
山廃造りに着目して、静岡県で杜氏をしていた中三郎氏を呼び寄せ、二人三脚で山廃の「天狗舞」を造り上げていきます。
日本酒好きなら知っておきたい「山廃仕込み」は、伝統のある酒母造りの名称です。
山廃仕込みは酒母造りの一種
日本酒の原料となるのは、水・米・米麹で、これらの原料をアルコール発酵させて日本酒が誕生します。
日本酒造りにおいて欠かせないのが、優良な酵母を培養して発酵させる酒母という液体です。
酒母造りは麹造りの後に行われる製造工程で、水・米麹・蒸米などを酒母室のタンクで混ぜて、その後のもろみ造りの工程へと進みます。
山廃仕込みは酒母造りの一種で、蔵人が自分の手で米をすり潰す工程の「山卸」を廃した仕込み方法です。
酒造の中の空気に存在する乳酸菌を取り込んで、乳酸を増やしながら酵母を培養する伝統的な製法の「生酛」の派生といわれています。
山廃仕込みは、乳酸を増やす工程の山卸を省いたとしても、酵素の力で米を溶かす米麹の特徴を活かして酒母が造られます。
山廃仕込みの日本酒の味わいとは?
山廃仕込みの日本酒は、乳酸発酵を丁寧にじっくり行うことで独特な味わいが生み出され、濃醇で旨口、そして飲みごたえのある酒に仕上がります。
骨太で、苦味と酸味がしっかり効いた強い味わいと深いコク、そして独特のフルーティーな香りは、数多くの人に愛されています。
天狗舞 純米大吟醸50生
天狗舞の純米大吟醸は初めて飲みました。
酒蔵コメントにあるとおり洋ナシのような甘い香りと、口に含むと甘味が先に広がり酸味と旨味もあります。
この時期に頂く生酒はのど越しも心地よく余韻も楽しめます。
多くの料理ともあわせやすい旨みもあり、カツオのたたきやお刺身と一緒に晩酌しています。
名称 | 天狗舞 純米大吟醸50生 |
商品説明 | 口に含むと微炭酸を感じ、洋ナシのような芳しさと爽やかな甘味の中に、きめ細やかな酸味が調和したお酒です。 様々なお料理とともにお楽しみ下さい。 |
容量 | 720ml |
原材料 | 兵庫県産山田錦他 |
精米付合 | 精米歩合50% |
アルコール度 | 16度 |
お召し上がり方 | 冷酒 |
時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になりました。
美味しい日本酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、作りての物語も一緒に味わう様になりました。
株式会社 車多酒造 | 住所 石川県白山市坊丸町60番地1 |
酒 銘 | 天狗舞 |
ホームページ | https://www.tengumai.co.jp/ |
創業年 | 文政六年(1823年) |
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コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 「天狗舞 純米大吟醸」と同じ時に購入したので、お店の方に「石川県つながりですね、石川県の地酒は美味しいですよ」と声をかけられました。 […]