家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒を厳選して紹介します。
仙 禽 (せんきん)
文化3年(18069)創業の蔵元で、仙人に仕える鳥・鶴を意味する「千禽」の名前を、代々受け継いでいます。
株式会社せんきんでは、 11年前から古代米「亀の尾」での酒造りを始めています。
「亀の尾」についてはこのブログ「純米酒を極める! 酒造米へのこだわり」でも紹介しています。
害虫に弱いなどの欠点があることや、化学肥料で育てると極端に米がもろくなる為現代の農法には向かないことから 栽培されることがな くなりました。
漫画「夏子の酒」の「龍錦(たつにしき)」のモデルとなったことでも有名です。
酒米としての横綱「山田錦」は西日本でしか栽培できないことや醸造ノウハウも定着していて、意欲ある杜氏には、余り面白みがないという声もあります。
その点で、亀の尾という酒米は、未知の部分が多く、想定外に化けることがよくあり、全国の意欲ある杜氏が興味を持って挑戦を始めています。
株式会社せんきんでも「農業の原点回帰」と古代米「本物の亀ノ尾と心中する」挑戦を始めています。
酵母を添加せず、天然蔵付き酵母で醸し古代米「亀ノ尾」のエネルギーを十二分に引き出す酒造りを始めています。
「ドメーヌ」というイノベーション。
それは自然に逆らわず、土地の個性に身をゆだねること。栃木県さくら市、この地でしか出逢えない
「風土」「水」「米」「蔵」のすべてが響鳴しあうとき。ほかの何者でもない、唯一無二の個性が光りだす。
「ドメーヌ」とはフランスのワイン用語で自社畑のブドウを使用し、
せんきんHP
自社内で製造・瓶詰まで一貫して行う製造者を指す言葉。
仙禽 (せんきん)無垢 クラシック
本日紹介する仙禽 (せんきん)無垢は、以前のブログ郷乃誉 純米大吟醸で紹介した兵庫県神戸市の鳥料理専門店で頂きました。
「無垢」とは金や銀などの混じり気がないこと、素朴であることを意味しているそうです。
仙禽にとって、金や銀は「亀ノ尾」や「雄町」のことであり、素朴な定番は「無垢」である表現しています。
仙禽ではドメーヌ化した酒米、つまり仕込水と同じ水脈の田んぼで育てられたお米を使用しており、本商品の酒米、「山田錦」も例外なくドメーヌ化されています。
無濾過原酒の溢れる旨みと酸が爽快に流れます。
口に含むと調和の取れた瑞々しさに、ライトでフワリと軽い感じです。
冷えすぎず15℃前後が飲み頃かと思います。
名称 | 仙禽 (せんきん)無垢 クラシック |
商品説明 | 主張せず、飾らないことの美しさ。モダン仙禽と対をなす、もう一つの日常がここにある。 上品な旨みと爽やかな香りが、日常を心地よく演出します。 |
容量 | 1800ml |
原材料 | 原料米 麹米 栃木県さくら市山田錦 (ドメーヌ・さくら山田錦) |
精米付合 | 麹米 50% 掛米60% |
アルコール度 | 15度 |
お召し上がり方 | 冷やして(15℃) |
時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になりました。
美味しい日本酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、作りての物語も一緒に味わう様になりました。
株式会社せんきん | 住所 栃木県さくら市馬場106 |
酒 銘 | 仙禽 (せんきん) |
ホームページ | http://senkin.co.jp/ |
創業年 | 1806年 文化3年 |
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コメント
コメント一覧 (3件)
[…] メインで取り上げている酒蔵以外に、巻末のほうには、いま勢いのある「寫樂 (しゃらく)」「仙禽」「風の森」「白隠宗政」などの蔵も紹介され地ます。 […]
[…] 以前何度か紹介しました酒米「亀の尾」などは害虫に弱いなどの欠点があることや、化学肥料で育てると極端に米がもろくなるので田んぼをスカスカに間隔を空けて育てる必要があります。 […]
[…] 仙禽 無垢 クラシック […]