家飲み 日本酒 真 澄 スパークリング Origarami

家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒を厳選して紹介します。

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真 澄 宮坂醸造

真澄は宮坂醸造が醸す長野県を代表する銘柄で広く流通している日本酒なのでご存じの方も多いと思います。

購入したきっかけは、先日会食した三重県の方が、人に勧められて飲んだ真澄が美味しかったとの事でしたので早速オンラインショップで前回紹介した「真澄 純米吟醸 漆黒」と一緒に購入しました。

前回も紹介した宮坂醸造の歴史は古く足利尊氏に仕え、その後諏訪氏の家臣となった宮坂家は戦国時代を経た後、武士から高島藩の御用酒屋に転じたそうです。

宮坂醸造の酒造りが大きく変わったのは、同蔵の沿革史によれば大正時代の末期です。

20代目蔵元・宮坂勝氏の時代に後に名杜氏の名をほしいままにする窪田千里氏を杜氏に抜擢し、品質に徹底的にこだわる酒造りを始めました。

飲む人の意識から酒が消え、ふと気付くと徳利がごろごろ倒れているそんな「真澄」を造れと言うのが20代目の口癖だったそうです。

その結果、全国品評会で賞を何度も獲得するようになり、なぜ「真澄」は美味しい酒を造れるかと醸造試験場が調査に来て、その時発酵中の醪から発見されたのが「7号酵母」だったそうです。

7号酵母については真澄 純米吟醸 漆黒」でも紹介しました。

この酵母は発酵力が強いそうで普通酒醸造用として広く使用され、発見から70年以上経った今でも多くの酒造で使用されています。

全国品評会での好成績や7号酵母の発見により全国からの需要に応じきれなくなった宮坂醸造は1982年、八ヶ岳の雄大な姿を眼前にする高台に富士見蔵を建設します。

海外でも人気が高く、「真澄 純米大吟醸七號」は約半分が輸出用でフランス料理やスペイン料理のレストランでもメニューに加えられているようです。

教養としての日本酒 参考

真 澄 スパークリング Origarami

「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2019」のスパークリングSAKE部門にて金賞を受賞。限定販売の貴重な日本酒で、2018年に発売されたばかりだそうです。

「おりがらみ」とは、うっすら濁っているお酒です。

もろみを絞った状態のお酒は、お米や酵母などの固形物が浮遊しています。

この浮遊物を「おり」と呼び、本来はタンクに入れて放置することで、おりを沈殿させて、上の澄んだ部分だけを使うのですが、おりがらみはおりを混ぜた状態なのです。

真澄 スパークリング Origaramiはおり抜きをせずに瓶内発酵しているので、薄く濁っている感じがします。

炭酸は弱めでクリーミーな味わいが印象的です。微炭酸なので飲み残しを栓しても味わいに変化を感じません。

全体的にドライな味わいで、ドライなシャンパンっていう感じです。

見た目からこれまでイメージしていた発泡日本酒とは違いドライ感は個性的な仕上がりだと感じます。

名称真 澄 スパークリング Origarami
商品説明澱(おり)引き作業前のカジュアルな泡酒。
程よい酸味と上品な甘さ、心地よい発泡感が人気の一本です。
容量720ml
原材料純米酒
壜内二次醗酵
七号系自社株酵母
五割五分
十一度
精米付合 55%
アルコール度 11度
お召し上がり方  冷 要冷蔵
真澄 HP 抜粋

時代が流れインターネットや電子書籍などで多くの情報を手に入れれる様になりました。

美味しい日本酒を飲んで楽しい時間を過ごすのに、造り手の想いも感じて一緒に味わう様になりました。

宮坂醸造株式会社 住所 長野県諏訪市元町1-16                      
酒 銘 真 澄 
ホームページ https://www.masumi.co.jp/
創業年 1662年 創業
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