季節で変わる日本酒の楽しみ方
家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒や飲んでみたいお酒を厳選して紹介します。
日本酒の魅力は、季節や温度によって全く違う表情を見せること。冷やして爽快に、常温でじっくり、燗で温かく――その日の気分や料理、気候に合わせて自在に楽しめるのが日本酒の醍醐味です。
以前このブログでIWCに「SAKE部門」や「日本酒コンクール」について紹介しました。
今回は「季節別に楽しむ家飲み日本酒」と題して紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
- 季節に合った日本酒を知りたい
- 冷酒と燗酒の違いを理解したい
- 温度帯で味が変わる日本酒に興味がある
- 年間を通して日本酒を楽しみたい
日本酒の温度帯を知ろう
日本酒は温度によって6つの呼び方があります。
- 雪冷え(5℃前後):キリッと冷えた爽快な味わい
- 花冷え(10℃):華やかな香りが楽しめる
- 冷や(常温・20℃):本来の旨味を感じられる
- 日向燗(30℃):ほんのり温かく、優しい味わい
- 人肌燗(35℃):まろやかで柔らかい
- 熱燗(50℃):香りが立ち、キレが際立つ
季節別おすすめ日本酒5選
🌸 春:新酒・生酒で華やぐ季節
雪の茅舎 純米吟醸 生酒
秋田の名門・齋彌酒造店が醸す春限定の生酒。フレッシュで果実のような香りと、なめらかな口当たりが特徴。桜の季節にぴったりな華やかさです。
おすすめの飲み方:花冷え(10℃)
相性の良い料理:菜の花のおひたし、桜鯛の塩焼き

☀️ 夏:スッキリ爽やかな夏酒
浦霞 夏酒 純米
宮城・浦霞の夏季限定酒。アルコール度数を抑えた軽快な味わいで、暑い日にゴクゴク飲める爽やかさ。淡いブルーのラベルも涼しげです。
おすすめの飲み方:雪冷え(5℃)、ロック
相性の良い料理:冷やしトマト、そうめん、枝豆

🍂 秋:ひやおろし・秋上がり
菊姫 山廃純米 ひやおろし
石川・菊姫酒造の秋季限定品。春に搾った新酒を蔵で熟成させた「ひやおろし」。まろやかでコクのある味わいが、秋の食材と絶妙にマッチします。
おすすめの飲み方:冷や(常温・20℃)
相性の良い料理:秋刀魚の塩焼き、松茸ご飯、栗の渋皮煮

❄️ 冬:燗酒で温まる至福の時間
菊正宗 上撰 樽酒
兵庫・菊正宗の定番酒。杉樽の香りがほのかに移った樽酒は、燗にすることで杉の香りと米の旨味が調和。冬の鍋料理に最高の相性です。
おすすめの飲み方:人肌燗(35℃)〜熱燗(50℃)
相性の良い料理:おでん、湯豆腐、ぶり大根

オールシーズン:どんな温度帯でも美味しい万能酒
醸し人九平次 純米大吟醸
愛知・萬乗醸造の看板銘柄。フランスでも高い評価を受ける洗練された味わい。冷やしても燗でも、それぞれの温度帯で異なる表情を楽しめる万能型。
おすすめの飲み方:花冷え(10℃)〜日向燗(30℃)
相性の良い料理:カルパッチョ、白身魚のムニエル、クリームパスタ

温度帯別の楽しみ方ガイド
| 温度帯 | 温度 | 向いている日本酒 | 味わいの特徴 |
|---|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | 生酒、夏酒 | キレ・爽快感 |
| 花冷え | 10℃ | 吟醸酒、大吟醸 | 華やかな香り |
| 冷や | 20℃ | 純米酒、ひやおろし | 本来の旨味 |
| 日向燗 | 30℃ | 純米酒、本醸造 | まろやか |
| 人肌燗 | 35℃ | 純米酒、山廃 | 優しい甘み |
| 熱燗 | 50℃ | 本醸造、普通酒 | 香り・キレ |
温度帯で日本酒はこんなに変わる
同じ日本酒でも、温度によって味わいが驚くほど変化します。
冷やすと:香りが穏やかになり、キレとシャープさが際立つ
常温だと:米本来の旨味や甘みをバランスよく感じられる
温めると:香りが開き、まろやかでふくよかな味わいになる
特に純米酒や山廃仕込みは温度耐性が高く、幅広い温度帯で楽しめます。
季節の日本酒を楽しむコツ
1. 旬の食材と合わせる
春は山菜、夏は冷たい麺類、秋はきのこ・魚、冬は鍋料理――季節の食材と日本酒を合わせることで、その時期ならではの美味しさが引き立ちます。
2. 温度計を活用
日本酒用の温度計があれば、最適な温度帯で楽しめます。特に燗酒は温度が数度違うだけで味わいが大きく変わるので、温度管理が重要です。
3. 酒器にもこだわる
冷酒にはガラスの猪口、燗酒には陶器の徳利とぐい呑み――酒器を変えるだけで、見た目も味わいも格段に良くなります。
2026年注目の季節限定酒
春の限定酒
新政酒造の「亜麻猫(あまねこ)」は、白麹を使った爽やかな酸味が特徴のスパークリング日本酒。春限定のピンクラベルが華やか。
夏の限定酒
賀茂鶴「涼風」は、広島の名門が醸す夏季限定の辛口純米酒。キリッとした味わいで、夏の暑さを吹き飛ばします。


コメント