13歳からのシンプルな生き方哲学 / 船井 幸雄
この お勧め本紹介を通じて本を読むことの楽しさや色々な価値観を知り、成長に繋がることを紹介したいと思っています。
この本は日本で初めてコンサルティング会社を上場させた成功哲学のカリスマ、船井幸雄氏が初めて中高生に向けて書いたシンプルで深い生き方哲学です。
学校では教えてくれない「一流」「本物」の大人になるための人生帝王学について62のルールが書かれています。
10年も前の本であるため今の時代にそぐわない内容もありますが、普遍的なルールも多く書かれていて大人が読んでもためになる本だと思います。
目次
友だちとの交流で成長できる
地球上には鏡の法則が働いている
悪口を言わない
愛情の法則について
他人をいじめることは、自分をいじめること
一人では何もできない
悲しんでいる人と接する方法
約束を守るのは最低のルール
恩を忘れない
師を見つけよう 他
成功の3条件を身に付ける
今回紹介する〔13歳からのシンプルな生き方哲学〕は自らも学び、子供たちが中学生だった頃に勧めた記憶があります。
13歳に限定されず、時期が合うときに読んで欲しい本です。
子供が自分でものを考えるきっかけになると思います。
経営者としても非常に優れた船井氏は、沢山の著書も出版されていました。
亡くなられるまで、ずっと勉強されていて、沢山の本から学ばして貰いました。
その中でも、社会人になった頃に船井氏の本で知った成功の3条件は私の生き方に大きな影響を与え、沢山の本を読むきっかけの一つでもありました。
成功の3条件
- 「勉強好き」
- 「すなお」
- 「プラス発想」
長年経営のアドバイスをするなかで、成功するには、人は、必ずこの三つの条件を満たすことが必要だということが分かりました。
そのため、アドバイスを引き受ける際には、必ずこの三つを守っていただくことをお客様に約束してもらいました。
社長さんにこれらの条件が一つでも欠けてしまうと、こちらがどれだけ誠意を持ってアドバイスしても、会社の業績を上げることは難しからです。
人間は若いうちは好奇心が旺盛ですから、簡単にこの三つの条件をクリアできると思います。
しかし悲しいことに、年をとって経験を積むにしたがって、多くの人は頑固になり、勉強が嫌いになってくるものです。
本書 抜粋
本書では40歳まではほとんどの人が勉強好きですが、その後だんだん勉強しなくなると書かれています。
年をとると頑固になり、自ら勉強する意識を持たないと年をとると億劫になるものです。
勉強するには、三つのパターンがあります。
まず、「本を読むこと」そして「人の話を聞くこと」三つ目は「実際に経験すること」なかでも一番勉強になるのは、実際に経験することです。
本を読み、人の話を聞くことで、自分の知識となり、考える材料になります。
本書 抜粋
勉強する3つのパターンとしてまず知らないことを知る習慣として読書を勧めています。
中には多くの人と出会い多くの人の話を聞くことで学びに繋げている方も多いと思いますが、年をとると同年代の話題が否定的であったり、過去の話ばかりの話題だったりもします。
出来れば自分より若い人から多くを学びたいという姿勢で話を聞きたいものです。
先日ある会で自分の世代より若い世代の仕事ぶりについて話題になりました。
ある人は、今の若い世代はチャンスや機会が与えられるとすごく前向きに取り組み、自分が想いもよらないアイデアをいっぱい出してくれる感心していました。
一方別の人は、今の若い世代は与えらてた仕事以上のことは率先して行わず、自分の業務範囲の仕事をしている先輩の姿を見ても見ぬふりと嘆いていました。
語られた二つの意見はそれぞれの職場環境による要因と思いますが、それ以外に、語ってくれた人の考え方に柔軟性があるかどうかで見える世界も違っているのではとも感じました。
その会の席で以下の船井氏の考え方を思い出し、自らが発言するときにはなるべくプラスの想いを発言するように心がけたいと思いました。
よい波動を発信しよう
①同じものは引き合う②違うものは排斥し合う(反発し合う)
③出した波動は自分に返ってくる。
④優位の波動は劣位の波動をコントロールする。
法則がります。(略)
人と接するときには、なるべくプラスの思いを持ち、常によい波動を発信する。
本書 抜粋
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