コロナ禍でめっきり外食する機会が少なくなりました。気の合う仲間と楽しくお酒を飲むのが大好きですが、今は少し我慢して、自宅で家飲みを楽しんでいます。
以前このブログで酒器の選び方を紹介したので、今回はこの時期に美味しい冷酒に特化してご紹介します。
日本酒には多くの種類があり、それぞれに違う味わいがあります。お酒に合わせ器を選ぶ事で見た目にも楽しむ事もできますし、香りや甘さ・辛さの違いや飲む温度も変えて楽しめます。
日本酒ほど様々な素材や形の酒器があるお酒は世界でも珍しく、ワインもビールも基本はガラス素材で飲まれます。
酒器は小さくてかわいいものや変わった形や色もたくさんあるので、旅の思い出に家飲み用に買って帰るのも楽しみの一つにしています。
日本酒が美味しくなる器選び冷酒偏
酒器によって見た目のかわいさ、手にしたときの肌触り、口に触れる感触、あたたかさ、持ちやすさなど様々です。お酒を注いで味合うとさらに魅力が引き立ちます。
スパークリングやフレッシュな生タイプのお酒など冷やして美味しいお酒は、飲み口が極薄の酒器がおすすめです。
微妙な味の差を感じれ名酒を堪能できます。
グラス
極薄のグラスとして木村硝子店は有名です。
60年前に開発されたビールグラスの技術は電球を吹く、吹きガラスの技術が生かされています。
極めて薄く、透明感が高いつくりは日本酒のよさを引き出します。
ストレートなコップ形や、口が開いたラッパ型など、大きさや形状の種類も豊富です。
お酒の香りや色を楽しむ吟醸酒にはワイングラスが合います。
IWC SAKE部門 チャンピオンのブログで紹介した通り、日本酒をお猪口のような小さい器で飲むのは、海外では、ウィスキーなどの強いお酒のストレートのイメージとなるので、ワイングラスで提供するスタイルがもう少し一般化すると世界で日本酒の冷酒が飲まれることでしょう。
大き目のブルゴーニュグラスであれば、ワインと同様丸いグラスの空間に香りが籠るので傾けたときに香りを楽しむことができます。
以下は木村硝子店のホームページの抜粋です。
木村硝子店は、創業時より、プロが使うテーブルウェアーの分野で、工場をもたないメーカーとして、多くの職人さんや工場の協力をいただきながら、数々の自社デザインのグラスを作ってまいりました。
極うすグラスは、60年ほど前から関西の割烹、料亭でお使いいただいて以来、和食のビールグラスの定番として今でも使い続けて頂いております。
鶴のマークが入った極うすのビールグラスもプロペラ機に乗って世界中を飛んでいたんです。
これらのグラスは、国内外のセレクトショップ、ライフスタイルショップからのリクエストもいただき、一般の方にもお求めいただいております。
木村硝子店 HP
以前紹介しました松徳硝子うすはり大吟醸はその名の通り、吟醸酒の芳醇なあじわいと香りを楽しむために作られたました。
口がほそくなっていて、香りが飛びださないように気遣いされています。
切子ガラス
そもそも切子は、江戸伝馬町で加賀屋久兵が金剛砂を研磨材として使って、ガラスに彫刻を行ったことにあります。
その細工の美しさと緻密な切子は、冷酒を飲むのにピッタリです。市松模様やストライプなど冷酒を万華鏡のように楽しんで飲めます。
日本酒の色や味、香りをじっくり確かめるときには薄めのガラス酒器がぴったりです。ガラスとっくりの中に氷やかき氷を入れるタイプなど、見た目にも涼しげで夏においしくいいただけます。
薄めのガラス酒器は純米大吟醸など繊細な味の日本酒を冷たくして味わうのにぴったりです。エレガントな味わいの純米大吟醸を繊細なガラスの薄口もので味わのがおすすめです。
極薄手の磁器
冷たく飲むには、極薄手の磁器もお勧めです。
磁器は白色粘土にガラス質の長石、珪石 (けいせき) などを加えたものや、陶石を素材に用います。素地の色が基本白なので、その白さを生かし、鮮やかな色絵が施された酒器が特徴です。
白い磁器であればお酒の色も良くわかります。模様やデザインも豊富でこの時期涼しげな演出にもなります。
銀や錫など金属の酒器
熱伝導に優れ、注いでもらう瞬間から冷たさが伝わります。
唇の先に触れると冷たさがダイレクトに伝わり、冷たく頂くには一番最適です。
少しほろ酔いで器を床に落としても壊れる心配がありません。
片口陶器
陶器でできた片口酒器も多種多様で味わい深いものです。
にほんブログ村
コメント