SDGsウォッシュ予防 見極め法

SDGsには17の大きな目標があり、それぞれに平均10個ずつくらい同じようなターゲットが存在し、合計で169個あるので169のターゲットと言われています。

前回紹介しました企業によるSDGsウォッシュの予防・見極め方法事例について紹介します。

目次

ビジネス領域でのSDGsウォッシュの注意点

ビジネス領域におけるSDGsの実現に向けた取り組みが加速していますが、企業の規模により取り組むスピードや意識の違いに差が出てきています。

社会課題解決は企業の存在意義であり、サスティナビリティ実現は企業規模の大小に関わらず不可欠となってきます。

そんな中、企業にとって注意すべきはSDGsウォッシュの問題です。

SDGsウォッシュにあてる事例や取り組みの留意点は以前詳しく紹介しましたので、今回は自社の行いが SDGsウォッシュかどうか見極める事例について紹介します。

SDGsウォッシュ定義案

SDGsウォッシュに関して決まった定義がある訳ではなく、取り組みを他者からSDGsウォッシュと揶揄される恐れもあります。

以下のコラムはSDGsウォシュを考えこれからSDGsに取り組む企業には役立つ内容だと思い紹介します。

「誰一人取り残さない」がクローズアップされがちですが、筆者は「緊急に必要な、大胆かつ変革的な手段をとる」ことこそがSDGsの本質だと考えています。

つまり、現在の人類の行動や企業活動は持続可能ではないので、行動を変革することこそがSDGsの目的のはずなのです。

しかしながら、現実には何ら行動変革を伴わず、「我が社はSDGsに貢献しています」と喧伝する事例ばかりが再生産されています。

ただし、このSDGsウォッシュやグリーンウォッシュには統一された定義がありません。そこで、SDGsウォッシュに関しては以下の定義を提案します。

① その活動(事業、ビジネス等)は2015年9月以降に開始したものですか。
② 2015年9月以降に始めた場合、その活動はSDGsがあったから生まれたものですか。

筆者がSDGsを推進するコンサルの立場だったら、従来の活動を棚卸してタグ付けした後に、「現在白地の分野で新たな活動や新規ビジネスを始められたら初めてSDGsマークを付けてもよいですよ」と伝えます。

これがSDGsの付加価値であり、クライアントの行動変革にもつながるはずです。

アコブ 言論プラットフォーム抜粋

SDGsの情報がメディアを通じて取り扱われることが増えるとビジネスチャンスの様の新たなコンサルティングは始まります。

企業や団体が新たにSDGs活動を始めるのであれば、今回紹介しました2つの質問も自問する方法は分かりやすいものだと感じます。

内側でよく共通認識の合意形成を行い、出来る活動を行い、初めはあえて外に取り組みを発信しなくても、地に足の着いた取り組みを行うことが最善だと思います。

前回も紹介した通り小規模で地域に密着した個人・企業が世界課題にどう向き合っていくかは、知恵を働かせる必要性とトップの本気度が重要と感じます。

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