このブログ「介護役立つ情報」では、事業所選びだけでなく介護の仕事に興味を持たれた方にも求人サイトが伝えない情報をお伝えしています。
人材不足の現状
介護現場の人材不足が状態化しています。
コロナ禍で一般有効求人倍率は1.18倍と前年度から0.42ポイント低下しているのにも関わらず、する結介護関係職種の有効求人倍率は3.31倍(令和3年4月現在)と依然高い水準となっています。
伝統的な方法で募集をかけても良い人材が集まりにくく、人員基準があるため人材紹介・派遣に頼らざるえない状況です。
新たなマッチングサービス
人材紹介会社に頼れば一定の成果を見込めますが仲介手数料などの支払いで費用が嵩んみ経営を圧迫していることが令和3年改定資料から読み取れます。
また相応の出費と引き換えにようやく入社した職員がうまく馴染めず早期に退職するケースもよくあります。
紹介予定派遣である程度の期間適正や馴染みの関係性を判断する場合は、派遣期間と紹介手数料と2倍の経費がかっかてしまいます。
仕事を分かち合う、共有するという意味を持つワークシェアリングが、介護分野では希望者が1日単位でスポット的に働くスタイルが増えています。
サービス事業者にしてみると、人員欠如等必要なタイミングで外部から助っ人で勤務依頼出来るメリットがあります。
主なマッチングサービス
介護の現場で活躍できるのは、決して資格や経験のあるベテランだけとは限りません。
スキルシェアやワークシェアのマッチングサービスは、将来的に介護の世界で活躍する人を増やすためのきっかけづくりにもなっています。
福祉の専門学校生や大学生がマッチングサービスに登録し、働く事で、事前に介護現場の雰囲気を知ることができます。
スケッター(Sketter)
食事介助や外出時の同伴のほかに、楽器の演奏、似顔絵描き、アロマやハンドセラピーなど福祉系以外で多様なスキルを持った人の登録が目立ちます。
また、ボランティアでの参加も可能なので、「とりあえず介護の世界を知りたい」という初心者・未経験者でも気軽に参加できそうです。
Ucare
有資格者・経験者専用のアプリです。人材紹介会社を使うより安上がりで負担もかかりません。
スキルシェアとしては、必要な人材を必要なときだけマッチングできるサービスです。
利用者の状況等分からない状況ですが、周辺の補助的な業務から関わることで問題になりにくです。
サービス事業所側にとっても派遣会社のマージンコストより安く費用削減となります。
また、有資格者のいい人材に出会えるチャンスで転職を検討している人にもチャンスです。
クラウドケア
介護保険外(自費)の訪問介護・家事・生活支援サービスです。
今話題の介護保険で補いきれない部分のサービス提供は試験的に実施されている混合介護をターゲットとしています。
身体介助以外にも病院への付き添い、家事代行、話の聞き手などを幅広く募集しています。
登録者への時給も高額に設定されていて、資格の有無による昇給もあるようです。
サービス提供エリアは東京、神奈川、埼玉、千葉と都心に近い関東圏に限定されています。
訪問系サービスは効率的な移動が損益分岐に大きく影響します。
市街地の低密度化がサービs提供維持の課題となってきます。
アエルズ
身体介助や生活支援のほか、外出時の同伴サポートを強みにしています。
全国の都道府県の都市部を中心に地域に詳しい介護スタッフが登録しています。
人材は厳選しているようで、NPO法人日本トラベルヘルパー協会と連携して、身元・経歴・資格の確認、研修と面談を実施しています。
ベンリー 生活支援サービス
全国でフランチャイズ展開を行うBenryは人生まるごと支援として、ワンストップサービスを目指しています。
特に福祉業界とのシナジー効果があり、全国の介護・医療事業者が参入しています。
ベンリー事業はターゲット顧客層を選んで展開するのではなく、地域を選定し、地域密着で全ての方をターゲットとしている為、特に高齢者のニーズが増えています。
レギュラーサービス以外に試験的に高齢者家庭限定に月額固定のサービスも検討されています。
介護の仕事の可能性
現在も続くコロナ禍においてエッセンシャルワーカーについて耳にする機会が多くなりました。
この介護役立つ情報ブログでは、介護の仕事の職種別の仕事内容や就業する上で有利な資格など紹介しています。
賃金等の処遇も徐々に改善されているので安定とやりがいを求める働き方としてはチャレンジするのみ魅力のある職種です。
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