SDGsには17の大きな目標があり、それぞれに平均10個ずつくらい同じようなターゲットが存在し、合計で169個あるので169のターゲットと言われています。
今回はこの度発表された2022年国別SDGsの達成度ランキングについて紹介します。
日本は2021年国別SDGsの達成度18位から1ランク下がり19位という結果になりました。
目次
2022年国別SDGsの達成度ランキング
日本のSDGs(持続可能な開発目標)の進み具合は、世界19位にランクダウンしました。
国連と連携する国際的な研究組織「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」は2日、世界各国のSDGsの達成状況をまとめた報告書を発表しました。
日本は年々、少しずつ順位を下げています。
1位はフィンランド
この報告書は、毎年6月に発表されており、国ごとにSDGsの達成度を点数化してランキングを示したものです。
2020年の1位はスウェーデンでした。
2019年の1位はデンマークでした。
2021年並びに2022年の1位はフィンランドです。
トップ3は北欧諸国で、上位18位までは旧東欧の国を含む欧州勢が占めています。
欧州以外の国としては日本は最上位です。
世界的にはコロナ禍が続く中上位スコアはどの国も2021年に比べて上がっています。
Rank | 国 | Score |
1 | フィンランド | 86.51 |
2 | デンマーク | 85.63 |
3 | スウェーデン | 85.19 |
4 | ノルウェー | 82.35 |
5 | オーストリア | 82.32 |
6 | ドイツ | 82.18 |
7 | フランス | 81.24 |
8 | スイス | 80.79 |
9 | アイルランド | 80.66 |
10 | エストニア | 80.62 |
日本は19位に後退
日本は2019年に15位、2020年に17位、2021年に18位、2022年に19位と年々後退しています。
- 2016年:18位(75点)
- 2017年:11位(80.2点)
- 2018年:15位(78.5点)
- 2019年:15位(78.9点)
- 2020年:17位(79.1点)
- 2021年:18位(79.8点)
- 2022年:19位(79.6点)
17あるSDGs目標ごとに、達成状況が「達成済み」「課題がある」「重要な課題がある」「深刻な課題がある」の4段階で表示されます。
日本は6つの目標が最低評価で昨年から変わらず最低評価だったのは、
- 「ジェンダー平等」(目標5)
- 「気候変動対策」 (目標13)
- 「海の環境保全」 (目標14)
- 「陸の環境保全」 (目標15)
- 「パートナーシップ推進」(目標17)の五つです。
今年は新たに、持続可能な生産・消費を目指す「つくる責任、つかう責任」(目標12)も最低評価に転落しました。
コメント