SDGs 日本事例 企業成長

SDGsには17の大きな目標があり、それぞれに平均10個ずつくらい同じようなターゲットが存在し、合計で169個あるので169のターゲットと言われています。

今回はNEWS PICSの記事を参考に企業がサステナビリティと両立させ成長する方法紹介します。

目次

ビジネス領域でのサステナビリティの誤解

今回はNEWS PICSの記事「【入山章栄氏と考える】サステナビリティと企業成長を両立させる方法

を参考に企業がサステナビリティと両立しながら成長し続ける未来について考えます。

現在報道や情報でSDGSについて耳にする機会が多くなり、多くの企業が、SDGsなどサステナビリティに対する取り組みを強化しています。

前回も紹介しましたがSDGsについては、理解しつつ誤った取り組みをしてしまう企業も多くあります。

以下はNEWS PICS記事の分かりやすい誤った取り組み事例です。

1,初期理解不足

サステナビリティは基本儲からないので、外部向けのアピール材料としている。競合に遅れをとるわけにもいかないが、わざわざ先に行く必要もないと考える

2,アンチ西洋・日本礼賛型

日本企業は人を大切にしているし、環境経営ではむしろ進んでいる。欧米企業はアピールがうまいだけで、彼らがSDGsを言い出す前から日本では、売りてよし・買い手よし・世間よしという「三方よし」の経営が根付いていると考えている。

3,現状肯定形

既存の取り組みが既にSDGsに貢献できており、本業も社会課題の解決に繋がっている。中には環境にマイナス影響を及ぼすものもあるが、ある程度は仕方ないと肯定している。

4,形骸化型

すでに先進的な取り組みを実施しているが、実際の投資判断の際は、環境や社会に対する創造価値を考慮しない。

5,トレードオフの壁直面型

経済価値と環境や社会を両立する重要性は理解しているが、これを追求するとコストがかさみ足元の利益を達成できない。

NEWS PICS記事抜粋

上記のタイプ分けを見た時、既存の価値観でSDGsを取り組んでいる企業にとって少なからず感じる価値観で頷ける面が多くあります。

日本においてはメイドインジャパンの製品が世界中を席巻した成功体験から大きな世界の価値観の変容に構造的な変化が遅れている現状は否めません。

成熟した民主主義国家の多い欧州ルールのサステナビリティは、却ってリープフロッグ現象が起こっている新興国の方で一気に進む可能性もあるように感じます。

リープフロッグ型発展

既存の社会インフラが整備されていなかった新興国において新しいサービス等が先進国が歩んできた技術進展を飛び越えて一気に広まることをリープフロッグ現象といいます。

例えば電話を例にすると、先進国では電話線を各地に配線する事に莫大な費用と既存サービス会社に既得権が発生します。

新興国にはその様な経緯がなく、運営に弊害が発生する度に整備される規制もないため却って飛躍的に技術革新が進みます。

中国の台頭や現在アフリカで開発されている実証実験等は先進国では行えないものです。

アフリカのモバイル決済M-Pesaなどいい例で、日本の電子マネーには出来ない引き出しも可能となるのは、既存サービス(銀行等)の既得権や口座を作れない層への新たなアプローチの側面もあると思います。

先進諸国の課題

SDGsが採択された経緯や成熟した民主主義国家の欧州諸国を中心としてルールと各国の利益が相反することも否めません。

例えば自動車業界をとっても蓄電で走る電気自動車がハイブリット車と比べ本当に環境に優しく環境負荷少ないかと言えば疑問も感じます。

そのような電気自動車VSハイブリット車について堀江さんと猪瀬さんで以下の主旨の対談がありました。

「多くのサプライチェーンを抱えるエンジン自動車の雄トヨタがすべてEV車にシフトするのは難しい」と堀江さんが述べると

「同じ環境化でもBMWはシフトする努力をしている」と猪瀬さんが返答されていました。

トヨタハイブリット車の「プリウス」は環境意識の高いセレブが愛用し、一世を風靡した時期もあります。

全ての技術が正しく世間から支持される訳でもなく、電気=クリーンのイメージが支持される中、シフトチェンジが否めない事例です。

先進諸国においては既存のルールを構造的に変えていくには大きなエネルギーが必要と感じます。

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