家飲み 日本酒 東洋美人 純米大吟醸

家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒を厳選して紹介します。

今回は山口県の萩市を訪れた日本料理のお店で初めて飲んだ東洋美人を家飲みで取り寄せて飲んだ感想を紹介します。

目次

澄川酒造場 東洋美人

澄川酒造場 東洋美人の名前が全国にわたるようになったのは、現在の蔵元で杜氏でもある澄川宜史さんの活躍は大きいです。

澄川酒造場はかつては一級酒や二級酒、級酒廃止後は上撰と呼ばれる安価な普通酒を販売していました。

東京農業大学在学中の3回生のときの研修先が「十四代」を造る山形県の高木酒造だったことで澄川さんの意識が大きく変化していきます。

本来経営者と杜氏は別で自分で杜氏をやることは想像を絶する大変な仕事であると「純米酒を極める」で上原浩さんも述べています。

実際に蔵人を動かし酒を造るのは杜氏であるにしても経営者が酒造に通じていることは重要です。

酒造りは通常春から秋は農業や漁業に従事し、閑散期に酒蔵にやってきて泊まり込みで従事する技能を持った季節労働です。

当時の高木酒造では杜氏は置かず、若い跡取りの高木顕綱さんが醸造責任者を務め、旨いと思う酒を自らの手で造り上げていたのです。

澄川宜史さんが研修生として参加した当時高木さんは28歳で日本酒業界に彗星のごとく現れ注目を集めていました。

受け入れた研修生はただ一人で高木さんにマンツーマンで酒造りを学び、その後高木酒造は研修生を受け入れることはありませんでした。

高木さんは、「澄川は僕のただ一人の弟子」と言い、澄川さんは、「酒造りの師匠は高木顕綱さんだけ」という存在になるのは、月日を経てからのことです。

「純米酒を極める」「日本酒ドラマチック」参照

1921年(大正10年)、米問屋だった澄川家が親戚筋の酒蔵を引き受けて創業。
銘柄は、初代当主が亡き妻を思って名付けた「東洋美人」のみで日本酒造りに挑んでいる。

2013年7月末、萩市を襲った集中豪雨によって、酒蔵は床上浸水、蒸し器などの機械は使用不可、冷蔵庫に瓶貯蔵していた1万本以上の日本酒がながされるなど壊滅的な被害を被った。

しかし、被災を知った1500人以上の仲間が復旧作業に加わり、もう製造は出来ないと言われた酒蔵が奇跡の復活を果たした。

2014年に地上3階建ての新酒蔵を建設。最新の機械や技術を搭載しつつ、宜史が無数の経験で積み重ねて発揮される「感性」を掛け合わせることで、酒質を新たな領域へと引き上げるとともに、酒造りの文化を継承している。

東洋美人 サイト

東洋美人 純米大吟醸 プリンセスミチコ 

華やかな香りとシャープなのどごしが特徴。

澄川酒造場は1月下旬に、二つの酒造好適米「山田錦」と「西都の雫(しずく)」を使って別々に仕込んだ。

米を40%まで削り込んで醸造した純米大吟醸。

3月に搾り、味や香りがプリンセス・ミチコのイメージに合うとして、「西都の雫」を酒米にした日本酒を採用した

朝日新聞 記事抜粋

グラスに注ぐと「プリンセス・ミチコ」の名にふさわしく、可憐でいて華やか香りが溢れます。

味わいも花酵母由来のうっとりするような上品でスイートなあじわいです。

花酵母の甘さととキレの良さがあり、飲みやすいお酒です。

名称東洋美人 純米大吟醸 プリンセスミチコ
商品説明「プリンセス・ミチコ」は東京農業大学が薔薇の品種である「プリンセス・ミチコ」から酵母を分離し、その酵母を使用して醸造した日本酒です。
美しいオレンジ色の花を咲かせる薔薇で、上皇后陛下が皇太子妃であられました時に英国から献上された薔薇として知られています。
容量720ml
原材料 麹米:山田錦 掛米:西都の雫
精米付合精米歩合60%
アルコール度 16度
お召し上がり方  5〜10℃(雪冷え)◎ 10〜15℃ (少冷)◎

時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になりました。

美味しい日本酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、作りての物語も一緒に味わう様になりました。

株式会社澄川酒造場 住所 山口県萩市大字中小川611番地                    
酒 銘東洋美人
ホームページhttps://toyobijin.jp/
創業年1921年
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