家飲み 日本酒 『諏訪泉 田中農場純米にごり酒』

家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒を厳選して紹介します。

今回は鳥取県智頭町の諏訪泉の梶屋で購入した『諏訪泉田中農場純米にごり酒』を飲んだ感想を紹介します。

諏訪酒造 諏訪泉 田中農場純米にごり酒

天のない酒造り

鳥取県智頭町の諏訪泉を訪れたのは観光で智頭宿・石谷家住宅を訪れた時です。

「夏子の酒」がきっかけで日本酒に興味を持ったので、諏訪泉の梶屋の尾瀬あきら原画ギャラリーに展示されていた以下の逸話を興味深く見ました。

酒造りに天、つまりこれで完成、十分ということはない、という意味で、長年にわたり諏訪酒造で杜氏を勤めたもと杜氏の鳴川喜三氏の言葉です。

この言葉は、尾瀬あきらさんが日本酒造りを描いた漫画「夏子の酒」最終章で、引退する名杜氏が若手の杜氏に贈った龍錦醸造心得の表紙を飾る言葉として使われた言葉ですが、鳴川さんが尾瀬あきらさんに提供した言葉だったようです。

諏訪酒造で杜氏だった鳴川喜三氏については「純米酒を極める」の上原浩氏も以下の様に語っています。

奇跡のような良い酒

鳴川氏のような杜氏のいる蔵で良い酒が出来なければウソである。

私はこれまで60年近く酒を唎いてきて、1.2以上の良い点を打った酒は三つしかないが、その一つも、昭和50年代中頃に唎いた「諏訪泉」の大吟醸「鵬」であった。

あまりにも美味い酒なので「こりゃ困った。こんなに凄い酒をつくられては、他の県産酒が勝負にならん」と思ったほどだ。

どうしてこんなに良い酒が出来たのかと聞いてみたのだが、鳴川氏は「それが自分でも分からんのです」と言って首を傾げてていた。

実際、特に何を変えたわけでもなかったのだろう。

確かに言えるのは、鳴川氏が「心臓」「辛抱」「勘」を兼ね備えた杜氏であり、当時すでに名声を博していたにも拘らず、「毎年が一年生」の心がけを忘れず、さらに良い酒つくるための研鑽を重ねていたことである。

上原浩著「純米酒を極める」抜粋

「天のない酒造り」と「毎年が一年生」という鳴川さんの言葉は、今も諏訪泉社員の規範となっているそうです。

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諏訪泉 田中農場純米にごり酒

原料米は鳥取県田中農場産の山田錦のみを使用しております。

お店の人には吹き出しに注意するむね伺いましたが少し吹きごぼれてしましました。

田中農場さんの特徴は、完熟たい肥を近所の牧場と協力して作り、適正な量を使用する、一切化学肥料を使用しない土づくりを基本とする農法を実践しているようです。

諏訪泉では、田中農場さんの山田錦(無検査米)を使用して米の旨みあふれるお酒を造りたいと思い、精米歩合70%で純米造りのお酒を造っています。

そんな田中農場の山田錦を使った活性にごりは、若いお酒とはなりますが、それはそれで楽しめます。

若いお酒であるが故に、本来の米力を存分に楽しんでいただくというよりも未熟域ながらの爽やかな酸とドライな発泡感を楽しまます。

実際には滓が絡めてあるため旨みも感じれます。

楽しみ方としては、
「とりあえずビール」の代わりに最初に口にして頂くもあり、さらに食中酒としてお楽しみいただくならは、味わいの濃いもの、素材力の肉系が合うように思います。

春先のバーベキューなどにシャンパンの代わりに冷やしたにごり酒も合う様に思います。

名称諏訪泉 田中酒造 純米にごり酒
商品説明日本有数の山田錦と称される鳥取・田中農場のこだわりの山田錦をつかった活性にごり酒です。
容量720ml
原材料麹米: 掛米:
精米付合精米歩合55%
アルコール度19度
お召し上がり方  冷酒
七本鎗 サイト

時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になりました。

美味しい日本酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、作りての物語も一緒に味わう様になりました。

諏訪酒造株式会社 住所 鳥取県八頭郡智頭町大字智頭451                   
酒 銘諏訪泉
ホームページhttps://suwaizumi.jp/
創業年1859年(安政6年)
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