家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒を厳選して紹介します。
今回は川西市の松井酒店で購入した島根県出雲市の板倉酒造の『無窮天穏 生酛純米吟醸 生詰』を飲んだ感想を紹介します。
板倉酒造 無窮天穏 生酛純米吟醸 生詰
清酒「天穏(てんおん)」の醸造元、板倉酒造は明治4年の創業。
天穏という酒名は大正5年に当家宗門である日蓮宗本山要法寺管主坂本御前より仏典の無窮天穏という言葉から命名されました。
無窮天穏とは、天が穏やかであれば窮する(困る)ことは無い、世界とその未来が平和であることを願う言葉です。
板倉酒造 サイト
板倉酒造のお酒は以前同じく川西市の松井酒店で『天 穏 山廃 無濾過 純米酒』を購入しこのブログで紹介しています。
無窮天怨シリーズ
無窮天穏は以下の3つの要素をかけ合わせた天穏の新ブランドです。
- 山陰吟醸の清らかさ
- 突きハゼ3日麹の奥深い旨味と余韻
- 無添加生もとの多様な乳酸菌と酵母と高アルコール耐性
この3点が合わさった酒に無窮天穏の名がつけられています。
製造難度が高いこと、生もとで35日、醪で35日以上となるため製造日数は一般的な速醸の2倍の時間の手間と技術を要する酒造りです。
板倉酒造のサイトでは、その酒造りの想いと技術と時間が祈りとなり、無窮天穏に注がれていることが窺えます。
粕歩合も50%を超え、大量に生産することが難しい状況で、付加価値をつけて地酒屋さん限定品として流通しているようです。
板倉酒造の酒造りの集大成が無窮天穏で御神酒に最も近い形と考えられている様です。
無窮天穏 生酛純米吟醸 生詰 天雲
無窮天穏のひやおろしになり低アル天雲の本当の姿がみえる、初夏にリリースした2BY天雲の原酒です。
香りはバナナのような甘い香りがします。
味はなめらかで日本酒度+6で辛口かと思いきや、麹の甘い味が先行し最後までまろやかな味です。
熱燗で飲むと甘さが更にまろやかになり別のお酒のような味わいです。
最初も十分美味いし、また長い時間をかけていけば、その分だけ違う味わいとなるお酒だと思います。
名称 | 無窮天穏 生酛純米吟醸 生詰 天雲 |
商品説明 | 無窮天穏のひやおろしになり低アル天雲の本当の姿がみえる、初夏にリリースした2BY天雲の原酒です。 前回の白ラベルひやおろしの内容も充実したものでした。しかし無窮クラス(生もと吟醸)の生詰原酒は当然、表現力が一次元違います。 天穏シリーズが10色で絵を描いた風景画だとしたら、無窮は30色の色で描かれた抽象画です。 瞬間的に見ても美しく、時間が経過しても変化していく色の表情と、抽象化された世界観が、物事を読み取るを楽しさを与えてくれます。 前回同様、いろんな時間を表現する酒なので、ゆっくり飲んでいただけると良いかなと思います。 |
容量 | 720ml |
原材料 | 麹米: 掛米: 奥出雲産雄町100% |
精米付合 | 精米歩合60% |
アルコール度 | 18度 |
お召し上がり方 | 冷酒 常温 燗 |
時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になりました。
美味しい日本酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、作りての物語も一緒に味わう様になりました。
板倉酒造 | 住所 島根県出雲市塩冶町468 番地 |
酒 銘 | 天 穏 |
ホームページ | https://www.tenon.jp/ |
創業年 | 1871年(明治4年) |
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