家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒を厳選して紹介します。
今回は石川県金沢市を訪れた際に金沢駅内の「金沢地酒蔵」で購入したやちや酒造が醸す「加賀鶴 純米酒」の紹介です。
やちや酒造 加賀鶴
■前田利家公とともに金沢へ。前田利家公の愛した酒!
天正十一年(1583年)、創始者「神谷内屋 仁右衛門(かみやちや じんうえもん)」が、殿様専用の酒造りをするため、加賀百万石の藩祖前田利家公のお供をして尾張の国から移住したのが、やちや酒造のはじまりです。■屋号とブランド名を殿様より拝受
寛永五年(1628年)、「谷内屋(やちや)」の屋号と、加賀の国の「加賀」とおめでたい「鶴」をつけ「加賀鶴」の酒銘を殿様より拝受する。■ 爾来四百余年、城下町「金沢」で伝統の地酒を今に伝える蔵です。
やちや酒造 サイト
石川県オリジナル酒米品種「百万石乃白」
背 景
石川県は、冬場の寒冷な気候、日本三名山のひとつに数えられる霊峰白山に源を発する手取川をはじめとする地下水脈など、水や米づくりの環境に恵まれ、古くから酒どころとして知られています。
日本酒は、良質な「水」、「米」をもとに「人」の技で造られており、この三拍子が揃っている石川は美味しい日本酒の宝庫です。
近年、日本酒の出荷量が減少する中で、地域固有の酒米を使った付加価値の高い日本酒を造り、独自性を打ち出していく工夫が強く求められてきました。
このような中、県内の酒蔵から石川県で栽培できる大吟醸酒に適した石川オリジナルの酒造好適米の育成が要望され、石川県農林総合研究センターが11年の歳月をかけて、「百万石乃白(石川酒68号)」を開発しました。
石川県では、作り手(酒蔵、農家)、売り手(酒販店、飲食店など)、飲み手(消費者)がより良い関係を築くことができるように、百万石乃白のブランド化に取り組んでいます。
石川県 サイト
百万石乃白の特長
【特長その1】高精白できる
高精白(玄米の表面をたくさん削ること)しても割れにくいため、大吟醸酒に適しています。玄米の表面には日本酒にした時の雑味の原因となる成分が多く含まれるため、高精米によって雑味の少ない日本酒を造ることができます。
【特長その2】すっきりとした味わいの日本酒を造ることができる
原料米に含まれるタンパク質が他の酒米と比べて元々少ないため、日本酒の雑味の原因となるアミノ酸も少なくなり、すっきりとした味わいの日本酒を造りやすくなります。
【特長その3】フルーティで香り高い日本酒を造ることができる
造った日本酒には、リンゴや洋ナシのような香り(カプロン酸エチル)、バナナのような香り(酢酸イソアミル)の成分が多いため、フルーティで香り高いものに仕上がりやすくなります。
【特長その4】山田錦よりも倒れづらく、収量性が高い
山田錦よりも、草丈が1割ほど低く台風などで倒れにくいため、収穫作業が容易であり、さらに、収量性も高いため、お米が多くとれます。
加賀鶴 純米酒
米の旨みを生かしたコクのあるマイルドなお酒です。
百万石乃白の特長であるフルーティー香と甘さがあり、女性や日本酒をあまり飲まない方にも飲みやすい日本酒だと思います。
加賀鶴の特徴は辛口のお酒が多いよいうですが、こちらは比較的甘口のテイストでした。
日本酒度とは?
日本酒度とは日本酒の比重を表すものです。普通の水を基準にした場合、糖分などのエキス分が含まれれば含まれるほど液体自体は重くなります。プラスになるほど糖分が少なく辛口、マイナスになるほど糖分が多く甘口ということになります。
一般的に、アルコール度数が同じ場合、日本酒度-3.5から -5.9が「甘口」、-1.5から-3.4が「やや甘口」、+1.5から+3.4が「やや辛口」、+3.5から+5.9が「辛口」とされています。中には、日本酒度が+10を超える日本酒もあり、「超辛口」と呼ばれることもあります。
ちなみに、日本酒の「辛口」はいわゆる唐辛子のような辛味ではなく、すっきりとしたドライな味わいのことを一般的には指します。
名称 | 加賀鶴 純米酒 |
商品説明 | 香り高いお酒のあじわいを心をこめてお届けします。 |
容量 | 720ml |
原材料 | 「石川県68号」(愛称 百万石乃白)100%使用 |
精米付合 | 55% |
アルコール度 | 15度 |
お召し上がり方 | 常温 熱燗 |
時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になりました。
美味しい日本酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、作りての物語も一緒に味わう様になりました。
やちや酒造 | 住所 金沢市大樋町八番三十二号 |
酒 銘 | 加賀鶴 |
ホームページ | http://www.yachiya-sake.co.jp/ |
創業年 | 天正十一年(1583年) |
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