冷たくすると美味しい日本酒とは
日本酒にはそれぞれ個性や特徴があります。冷たくして美味しさがアップする3つのタイプの飲み方をご紹介します。
- 活性にごり酒
- 純米大吟醸・大吟醸
- 生酒の「凍結酒」
活性にごり酒
活性にごり系とは、発酵している最中のお酒をろ過しないで、菌が生きている状態でそのまま瓶に詰めたものです。
温度がぬるいとスパークリングの泡立ちが悪くなり、味にキレがなくなります。
甘ったるいだけのお酒となり、ぬるいビールみたいになってしまします。
炭酸ガスも温度が上がってしまうと爽快さを楽しめなくなるので、冷蔵庫で冷やしておき、飲む前に開栓するのがベストです。
白い活性にごり酒を楽しむには、まずはよく冷やしておいて、静かに注いで上澄だけを飲んでみて下さい。
次に瓶を大きく、ゆっくり揺らすと底に溜まったおりが浮き上がります。まずは切れのある爽やかな味を楽しんで下さい。
次におりを絡めるように全体にゆっくり混ぜて飲んでみて下さい。スカッとした味わいの中にややコクのあるうまみを感じるはずです。
おりとは
「おりあり」は濾過を粗くし生のまま瓶詰めします。加熱しないため酵母が生きていて発酵を続けます。
お酒の色が白濁していて、白いおりがのこります。「おり」とは絞ったお酒に残る米の破片や酵母のカスなど不要な固形物です。
純米大吟醸・大吟醸酒
玄米を半分以上、小さくなるまで削って釀した高級酒です。香りがリンゴやバナナのようにフルーティで華やかなタイプのお酒でとても飲みやすいお酒です。
大吟醸クラスのお酒はリンゴ酸やクエン酸が多いので冷たくした方が香りも活かせて喉越しもスッキリ爽やかな味わいとなります。
生酒の「凍結酒」
最近生酒を凍らしてシャーベット状のものをガラスの器で味わったり、フローズンタイプで提供されているお店もみかけます。
生酒は冷凍して保管すれば劣化を防ぐことにもなります、夏に涼しく味わうことも出来ます。
満歳楽 純米吟醸 白山氷室
氷室の歴史
「氷室」とは、冷蔵庫が無かった時代、冬に積もった雪を夏まで貯蔵しておいた土室の事。 江戸時代、加賀藩の藩主であった前田様は、氷室に貯蔵しておいた雪を暑気を払う貴重な 涼として、徳川将軍に献上されたり、前田様の夕食の食卓にデザートのように供された。
満歳楽 HP
福寿 凍結酒
神戸酒心舘 「福寿 凍結酒」は40年以上前から夏のロングセラーとして親しまれています。生酒を瞬間冷凍させていて、爽やかと凍結した氷の舌触りを楽しむ事が出来ます。
少し溶け手からスプーンやマドラーで混ぜてシャーベット状をガラスグラスに入れて楽しめます。
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