家飲み 厳選日本酒 みむろ杉

家飲みでは、全国の美味しい地酒を厳選して、紹介します。

お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った地酒を紹介します。

目次

みむろ杉 神々が静まる大神神社のある三輪が伝える日本酒

本日紹介するみむろ杉は、姫路にある重 絆という日本料理のお店で頂きました。

「みむろ杉純米大吟醸」は冷酒で頂きました。穏やかな香りで、透明感ある滑らかな旨みがあり、その後口の中に酸による嫌味のないキレのある味わいと香りが漂ます。

このお店は、姫路の西二階街にあり、京都のうなぎの寝床に奥まった佇まいです。

お席はカウターと個室のみなので、感染症が拡大した時期も安心して食事が出来ます。

亭主が全国の地酒を仕入れ目でも楽しめる酒器で提供してくれます。

今回紹介する酒銘「みむろ杉」は、杉玉の異称です。

本来の杉玉は大神神社の御神体三輪山の山の杉を丸めたものが由来とされています。

酒造りの発祥と伝わる地に唯一残る酒蔵が今西酒造です。

この歴史ある今西酒造も一時は半分以上が普通酒で経営危機の状態でした。

その様な状態のとき2011年秋に十四代今西将之さんが父親ぼ病気の為急遽跡を継ぎ、最高の美味しさを求めて蔵を大改革することになりました。

以下現蔵元が当主になった当時について取材で語った一部です。

蔵の経営を始めるにあたり、帳簿を見ると会社は大赤字。負債も大きく、このままの経営では、近い将来蔵をたたまなければならない状況だったと言います。

当時、今西酒造は酒造りのほかに飲食店や宿泊業なども手がけていましたが、これらをただちに売却して酒造りに集中することに。ところが、肝心の酒造りは不振が続いていました。

「造っているお酒のうち、半分以上が普通酒。そのため『三諸杉』というブランドは奈良県でもまったく知られていませんでした。

当時の造りはいかに効率良くやるかを優先していて、美味しい酒を造るという情熱がなく、新たな設備投資もしてなかったので、蔵の老朽化は深刻でした。

これでは美味しい酒ができるわけもなく、全国の人気地酒をブラインドで飲み比べると、特に見劣りするのがうちの酒でした」

SAKETIMES 取材

大改革は、清潔を徹底し設備を整え、全量を大吟醸と同じつくりに変更しています。

仕込み水には三輪山の伏流水(ふくりゅうすい)を使用しています。

三輪の地酒をうたうなら米も同じ水系でと、地元農家に協力を仰ぎ酒米を契約栽培し、その後自社田での酒米栽培も開始しています。

※伏流水(ふくりゅうすい)は、河川敷や旧河道の下層にある砂礫層、あるいは化石谷内の砂礫層中を流れている地下水(土壌水)で、地表の河川との水理的な関係が強いものをいう。

みむろ杉 ろまんシリーズ 純米大吟醸

日本酒 みむろ杉
名称純米大吟醸
商品説明ろまんシリーズの定番純米大吟醸です。
透明感があり、繊細なお米の旨みが広がる綺麗なお酒。それでいて余韻も長く、ちょっといいお酒の席で美味しいものと一緒に楽しみたい味わいに仕上がっています。
容量1800ml
原材料米(国産 山田錦100%)
米こうじ(国産米)
精米付合50%
アルコール度15度以上16度未満
お召し上がり方冷酒~ぬる燗まで
みむろ杉HP他抜粋

以前に「純米酒を極める」でも紹介しましたが、戦後の物資不足の時代に大衆がお酒を手に入れられるようにと酒造家は日本酒を量産しなければならなかった経緯があります。

また大切な税源として、少しでも多くの酒を造るよう国の指導もあり、苦肉の策として醸造アルコールを添加したお酒が作られた為、悪酔いするお酒として年々愛飲者が減少しました。

時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になった現在は折角お酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、作りての物語も一緒に味わう様になりました。

十四代も続く酒蔵にも紆余曲折もありますが、歴史を背負う若い蔵元は働き方も改革しながら今の時代にあった酒造りにチャレンジしています。

今西酒造株式会社住所 奈良県桜井市大字三輪510 
酒 銘ろまんシリーズみむろ杉(限定流通)  三諸杉(地元流通)                      
ホームページ    imanishisyuzou.com/
創 業 年1660年(万治3年)

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