本日紹介するカレーは姫路市の老舗洋菓子喫茶店『大陸本店』が提供する「ジャワ風ビーフカレー」です。
お店はみゆき通り最果てから、少し出たところにあります。
姫路市民にはもうお馴染みお店で洋菓子を求めて来店されるようですが、私はカレーの案内につられ初めて訪れました。

大陸で一番長い歴史を持つ店。艶のある一枚板のテーブルを、1948年の創立当時からずっと変わらず使い続けています。
また、店内のアンティーク調の雑貨も多く飾られており、クラシックな雰囲気の中でごゆっくりとティータイムをお楽しみいただけます。
大陸サイト情報
サイト情報の通り、店内は昭和を感じさせるアンティーク雰囲気で昔ながらの喫茶店という感じです。
平日の12時過ぎに訪れた際は他のお客さんはなく、洋菓子・喫茶での来店の方が多いのかもしれません。

姫路で一番古い喫茶店の焼きミートスパは次回訪れた際には是非食べたいものです。

お店の外にも掲示されていたカレーを目当てに入店したので、迷った後ジャワ風ビーフカレーを注文しました。
ジャワ風ビーフカレー

大陸本店の「ジャワ風ビーフカレー」は、まさにカレー愛好家のための至福の一皿です。
まず、このジャワ風ビーフカレーの特筆すべき点は、その深い風味と独自のトロピカルな要素です。
ジャワ島を思わせるようなエキゾチックでフルーティーなカレーは、まさに口の中で一つの冒険を楽しむような感覚を味わわせてくれます。

このカレーの秘密は、スパイスの使い方にあります。
かつて、スパイスは貴重品とされ、それを上手に取り入れることが料理の成功のカギでした。
ジャワ島の特産品であるカルダモンは、まず最初に注目すべきスパイスです。
このカルダモンを油で炒め、その芳香をじっくりと引き立てることで、カレーに独特の香りが広がります。
その後、たまねぎと黒糖が加わり、一緒にしっかりと炒められます。
これにより、ベースとなるソースが作り上げられ、カレーには深い旨味とコクが宿るのです。
ジャワ風ビーフカレーは、見た目からも食欲をそそります。豪快なビーフチャンクが、濃厚なソースに包まれ、その上にはパイン、マンゴ、チャツネの風味が広がります。まさに、目でも楽しめる美しい一皿と言えるでしょう。
このカレーを一口頂いた瞬間、口の中に広がるのは、スパイスの複雑な絶妙なバランスと、トロピカルフルーツの爽やかな風味が調和した味わいです。
そして、そのエキゾチックな旅に誘われるように、カレーの深いコクと旨味がじんわりと広がります。
この料理は、あなたを遠く離れたジャワ島への冒険へと誘います。その独自のトロピカルな要素、深いコク、そして心温まる風味は、まさにカレーの新たな境地を切り拓くものです。
大陸本店の「ジャワ風ビーフカレー」は、口の中で織り成す美味しさと冒険心を同時に満たしてくれる、まさに特別な一皿でしょう。
【創作西洋菓子 大陸 本店】
ジャンル:スパイスカレー
電話:079-222-0071
住所:兵庫県姫路市綿町89 交通手段:JR姫路駅から徒歩10分 営業時間:07:30~17:30 無 休
駐車場:無
サイト: http://www.tairiku-cake.jp/etc/shop.html


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