紹介本 『決定版 お金の増やし方&稼ぎ方』

決定版 お金の増やし方&稼ぎ方 / 山崎 元・堀江 貴文

この お勧め本紹介を通じて本を読むことの楽しさや色々な価値観を知り、成長に繋がることを紹介したいと思っています。

今回紹介する本は1年前のNews Picksの対談番組『HORIE ONE』で共感された二人が共著でお金に関する本を出版することになった『決定版 お金の増やし方&稼ぎ方』です。

「お金とは『目的』ではなく、『手段』にすぎないのだから、お金はあくまで合理的に、淡々と扱おうというスタンスで、お得な情報が満載の本です。

この本のお得情報を一部紹介しますので興味のある方は是非手にして、金融リテラシーを身に付ける手段のひとつにしてみてください。

老後2000万問題に学ぶ

2019年、「老後2000万円問題」で大騒ぎになりました。

あの問題の本質は「自分の数字」で計算することの必要性でした。政府がやるべき事だったのは、「自分の数字」の「計算の方法」を教えることだったと山崎氏は言います。

ネットで「人生設計の基本公式」で検索すると、多くのサイトが見つかります。

自らでシュミレーションする事もできますし、ざっくりとした答えが知りたい人にサラリーマンなら手取り所得の2割・フリーランスなら3割貯めていくと老後のお金は辻褄があいそうです。

寿命に関しては多くの人は平均寿命より短く考えがちですが、「不確実だが重要なこと」を検討する際は、なるべく「安全サイド」に振ることの重要性を説いています。

例えば男性の平均寿命が82歳であれば、平均寿命プラス10年くらい長く見積もる方が無難ということです。

人間は自分の生活レベルを下げることに強い不安を持っています。

お金は単なる手段なので「たかがお金」と感情と切り離し合理的に扱い、「お金は徹底的に手段として扱うこと」を自分の価値観の一番深いところにインストールする必要を説いています。

お金を守る 結局無知は搾取される

マンが『ドラゴン桜』に「社会のルールはすべて頭のいいやつが作っている」と言う有名なフレーズがあり、自分で考えられない人は搾取される側になってしまうと堀江氏は言います。

合理的に稼ごう

会社とは他人を利用するための仕組みと堀江氏は言いいます。

人はそれぞれ向き、不向きがあり、会社とはそれぞれを補完し合う場所です。

自らは得意なことに集中し、技能とキャリアを磨きあげることが自らの武器となります。

その武器が長い人生において稼ぐ力になり、会社に所属するメリットはそれに尽きると堀江氏は説きます。

今勤めている会社で業務を押し付けられ、得意なことに集中できないのは、組織の機能不全か、自分自身が他人を利用する意識が欠けているケースで会社に食わせてもらおうともたれかかっているからだと堀江氏は言います。

まとめ

稼ぎ方としては「堀江式」の起業が稼ぐ上でもっとも有利であることを認めつつも世の中には、会社や役所のような組織に属する働き方、稼ぎ方の方が心地いい人に「山﨑式」の稼ぎ方を伝えています。

二人に共通した意見は「人材価値」と「信用」これらが大きいほど有利ということです。

「熱中できる」仕事を「やってみる」事による情報と経験値の獲得が人材価値の拡大に有効で、「自分株式会社」の時価総額を大きくすることにつながると言うことです。

ひところ、「FIRE」という「経済的自立と早期リタイア」というライフスタイルが話題になりましたが、FIREなんか目指すなというのが堀江氏の意見です。

つまらない仕事をえんえんと続けて資産を築くなんて馬鹿げている。過度の節約によるストレスよりもお金は使わなけらば意味がない、人生は有限という価値観です。

山﨑氏も「FIRE」は、「人的資本への過小投資」の可能性があると述べています。

いずれにせよただお金を稼ぐのに意味はなく手段であり、使う事に意義があリます。

「人生とは壮大な暇潰し。死ぬまで続く暇潰し。だからこそ真剣に生きないとつまらない。」という堀江氏の言葉が印象的でした。

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