家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒を厳選して紹介します。
今回は正月のお神酒として取り寄せした梵/BORN GOLD 無濾過純米大吟醸を紹介します。
加藤吉平商店
全量純米酒にこだわる老舗蔵
創業は江戸時代より古く、万延元年(1860年)という老舗蔵です。
桜田門外の変が起こった激動の幕末期に庄屋から酒造業に切り替えました。
蔵元の転機は、大正時代後期から昭和の初期にかけて北陸清酒品評会において4年連続トップの実績が評価され、昭和天皇の即位の儀式で使われる日本酒に採用されたことです。
それを皮切りに数々の政府主催の式典で使用されるようになります。
近年では国内はもちろん、アメリカやカナダ政府主催の式典にも採用され、世界の要人が集まる席で活躍する日本酒になっています。
現当主で11代目、酒造りを始めて6代目といいます。
酒造りの特徴は伝統的な手作りで、地下約180mからくみ上げた白山連峰の伏流水を使用。
酒造好適米は山田錦と福井県産の五百万石のみを使用しています。
すべて自社酵母で平成15年度(2003年)からは全量純米酒を醸しています。
現在海外では、多数の在外公館において数多く「梵/BORN」が指名採用され、各国の公式晩餐酒として使用されています。
2019年3月に100カ国への輸出を達成し、日本で最初の「100カ国輸出蔵」となっています。
すべて氷温熟成で出荷
かつての主力銘柄は「越の井」で、最もよい酒に「梵」と名付けていました。
昭和38年(1963年)にすべて梵に統一。
同41年には商標登録しています。
梵の名前の由来は、サンスクリット語の「真理をつく」・「清浄・神聖なもの」、また英語のBornにかけて「誕生・創造」の意味をかけています。
特筆すべきは精米歩合はすべて55%以下ということです。
最高ランクの「超吟」は20%、蔵内の平均精米歩合は何と38%です。
また、搾ったお酒は最低でも1年、最高10年の氷温熟成を行い徹底管理され出荷されています。
梵/BORN GOLD 無濾過純米大吟醸
お正月に頂くGOLD色は縁起がいいお酒です。
透き通る素晴らしい香りが立ち、柔らかで爽やかな存在感と甘みが口に広がります。
純米大吟醸酒が持つ柔らかさの内に秘めた凝縮された旨味、丁寧に氷温熟成されたお酒は無濾過でも雑味もありません。
おせちなど日本料理はもちろん、チーズやバター等を使った西洋料理とも相性がいい様に思います。
主な受賞歴
2021年
- ラスベガス・グローバル・ワイン・アワードベスト サケ(日本酒部門最高賞)
- ラスベガス・グローバル・ワイン・アワード プラチナ賞
- CINVE スペイン酒類コンクール グランド ゴールドメダル(最高賞)
- フェミナリーズ世界ワインコンクール 金賞
- テスコム・インターナショナル・ワイン・アワード 審査員精選賞受賞(日本酒部門最高賞)
2020年
- IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ) ゴールドメダル
- ロンドン酒チャレンジ 金賞
- クラマスター プラチナ賞
2019年
- ISC(インターナショナル・サケチャレンジ) ゴールドメダル
- SAKE-China(サケ・チャイナ)日本清酒品評会ゴールデンドラゴン賞(世界No.1)
- SAKE-China(サケ・チャイナ)日本清酒品評会プラチナ賞
- SAKE-China(サケ・チャイナ)日本清酒品評会ANA賞(女性部門) 最も女性に好まれた酒
- ロンドン酒チャレンジ 金賞
- クラマスター 金賞
- テスコム・インターナショナル・ワイン・アワード ゴールドメダル
- ワイングラスでおいしい日本酒アワード 金賞
2018年
- クラマスター金賞
- テスコム・インターナショナル・ワイン・アワードゴールドメダル
名称 | 梵/BORN GOLD 無濾過純米大吟醸 |
商品説明 | マイナス10℃で1年迄氷温熟成されたお酒がブレンドされた無ろ過純米大吟醸の生酒を、出荷の直前に加熱処理をして、旨さを封じ込めた黄金色をした名酒です。 無濾過のため、淡い黄金色が素晴らしく、透き通るような香りと、さわやかで存在感のある味が特徴です。 |
容量 | 1800ml |
原材料 | 原料米 兵庫県特A地区産契約栽培山田錦 |
精米付合 | 50% |
アルコール度 | 15度 |
お召し上がり方 | 冷 から常温 |
時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になりました。
美味しい日本酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、作りての物語も一緒に味わう様になりました。
合資会社 加藤吉平商店 | 住所 福井県鯖江市吉江町1号11番地 |
酒 銘 | 梵/BORN |
ホームページ | https://www.born.co.jp/ |
創業年 | 1860年 万延元年 |
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