SDGsには17の大きな目標があり、それぞれに平均10個ずつくらい同じようなターゲットが存在し、合計で169個あるので169のターゲットと言われています。
今回はこの度発表された都道府県別SDGs2021について紹介します。
1位は鳥取県
調査会社のブランド総合研究所(東京都港区)が、都道府県ごとに住民の幸福度や居住意欲度、悩みや地域の課題、自治体のSDGsへの取り組みの評価などを数値化する調査「第3回地域版SDGs調査2021」を実施しました。
その結果の一部を紹介します。
調査によると、SDGs評価が最も高い県は「鳥取県」となりました。
SDGsの取組を評価する人ほど「幸せ」を感じる
また別の設問では、住民に対し「(あなたの居住する)都道府県はSDGs達成のために積極的に取り組んでいると思いますか」との設問で、「よく取り組んでいる」と答えた人のうち70%以上が「とても幸せ」と答えています。
これは「少し取り組んでいる」と答えた人の36.6%の約2倍。「取り組んでいない」などと答えた人の約3倍という、はるかに多い結果となりました。
マズローが晩年に気づいた6段階目の欲求 自己超越感
マズローの欲求5段階説の最上位に自己実現があります。
そのマズローが晩年に5段階より先があったことに気付いたっていうエピソードがあります。
その6段階目が自己超越欲求です。
自己超越者 (Transcenders) の特徴は
「在ること」 (Being) の世界について、よく知っている
「在ること」 (Being) のレベルにおいて生きている
統合された意識を持つ
落ち着いていて、瞑想的な認知をする
深い洞察を得た経験が、今までにある
他者の不幸に罪悪感を抱く
創造的である
謙虚である
聡明である
多視点的な思考ができる
外見は普通である (Very normal on the outside)
マズローによると、このレベルに達している人は人口の2%ほどであり、子供でこの段階に達することは不可能である。 マズローは、自身が超越者だと考えた12人について調査し、この研究を深めた。
ウィキペディア
この事からもわかる様に人は自らの事だけでなく、自分以外の世の中ことや他者の不幸が減少することにおいても幸福感を感じるということです。
SDGsの目標は誰も取り残さず、持続可能とは将来の人達にも目を向けています。
マズローが晩年気づいた様に自らの成長や自己実現だけでは幸福感は満たされないということです。
欧米では寄付文化が成熟していて多くの富裕層は寄付を行います。
勿論税制面の優遇もありますがミクロ経済学の「限界効用逓減の法則」(2杯目のビール)も働いていると思います。
まずは、自分自身の欲求も満たしながら、他者の不幸軽減や社会貢献に目を向けることとで、自己実現をなし得たあとにおこる欠乏感が減少する様に思われます。
2杯目のビールは1杯目を超えられない?!
仕事帰りの1杯のビールは格別です。ジョッキを口から離した直後に「んあーっ!」と声を上げてしまうのは、よくあります。
そして2杯目のビールのうまさは1杯目を超えることがないというのも実感があるのではないでしょうか。
これが、ミクロ経済学でいう「限界効用逓減の法則」という現象です。
簡単に言うと「限界効用」とは、消費財1つ(ビールの例では1杯のビール)の効用、つまり満足度を表していて、消費財が増えるごとに消費財1つで得られる満足度は減っていく、ということなのです。
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