家飲み 厳選日本酒 雪の茅舎

家飲みでは、全国の美味しい地酒を厳選して、紹介します。

お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った地酒を紹介します。

目次

雪の茅舎 微生物の環境を大事に丁寧なお酒

本日紹介する雪の茅舎も、姫路にある重 絆という日本料理のお店で頂きました。

「雪の茅舎 純米吟醸生原酒 山田穂」は冷酒で頂きました。 爽やかな飲み口を残しながら、後味にスッキリとしたキレがありました。

雪の茅舎は秋田県由利本荘市にあり、鳥海山の北麓に広がる山と川のある町です。

蔵人自ら、そして地元農家さんと契約して、酒造好適米「秋田酒こまち」を栽培しています。

また、兵庫県西脇市黒田庄の農家さんとも契約を結び、最高級酒米である「山田錦」を栽培し作り手のわかる酒米づくりをしています。

酒米の品質にこだわり、より良い品質のため、毎年圃場視察を行い、収穫された酒米を分析して、生産者と情報交換を行う等徹底しています。

独特の構造を持つ酒蔵は、高低差が6メートルの傾斜に建設されています。

一番上の精米所に米が運ばれ、精米され、次に敷地内に湧き出す伏流水で仕込まれます。

酒造りには、洗米から出荷まで多くの工程で、大量の水を必要とします。由利本荘の自然豊かな恵みを受けた、良質の水が豊富にこんこんと湧き出ていて美味しいお酒造りに生かされています。  

蔵内は一直線にまっすぐつながっていて、醸造工程の順番に米を蒸し、麹を造り、仕込み、搾り、貯蔵し瓶詰めと段々下へ下へ移動していく構造です。

酒造りの特徴は「三無い造り」という「櫂入れをしない」、「濾過をしない」、「加水しない」という造りです。

これは「お酒は人ではなく、微生物が醸す」という考え方に基づき、行われていて、薬剤を使用した蔵内殺菌しない徹底ぶりです。

そのため、酒蔵としては日本で初めてオーガニック認定を受けています。

日々の清掃は言うまでもなく、蔵の天井・梁など隅々まで清掃を行うことで、蔵内の微生物のバランスを整えています。

※伏流水(ふくりゅうすい)は、河川敷や旧河道の下層にある砂礫層、あるいは化石谷内の砂礫層中を流れている地下水(土壌水)で、地表の河川との水理的な関係が強いものをいう。

雪の茅舎 純米吟醸生原酒 山田穂 

今回紹介する雪の茅舎 純米吟醸生原酒 山田穂は、酒米にこだわる齋彌酒造でも貴重な酒米です。

山田穂のこと、正しくは「やまだぼ」と読みます。 山田穂は酒米として最高とされる山田錦の母方(ちなみに父方は短桿渡船)に当たる稀少品種で、明治時代に栽培されていた古代米です。 

爽やかな飲み口を残しながら、後味にスッキリとしたキレがあります。 

山田錦よりも米粒が小さく脂肪分が少ないため、一般的にはやや透明感のある味わいで酸味が柔らかに仕上がる性質ですが、米の旨味に力強さがあり、由利正宗特有の果実系の香りと共に心地よい甘さが余韻となって続いていきます。 

やや強めの酸味が全体を引き締めてバランスの良い酒質にまとまっています。 どこか純朴で品性の良い山田穂ワールドを味わえる極上の限定酒です。

雪の茅舎には珍しい単一品種での小仕込み純米吟醸で、しかも貴重な山田穂での試み、蔵元の思い入れもことさら強いものがあります。

名称純米吟醸 生原酒 山田穂
商品説明ふくよかで上品なのど越しとほどよい香りが生きているお酒。                
容量1800ml
原材料米(国産 山田穂)
米こうじ(国産米)
精米付合55%
アルコール度15度以上16度未満
お召し上がり方冷酒~ぬる燗まで
雪の茅舎HP他抜粋

時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になった現在は折角お酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、作りての物語も一緒に味わう様になりました。

今回紹介しました雪の茅舎も微生物の環境を大切に丁寧に造り上げられた逸品と思います。

株式会社齋彌酒造店     住所 秋田県由利本荘市石脇字石脇5                
酒 銘雪の茅舎   
ホームページhttps://www.yukinobosha.jp/
創業年1902年(明治35年)

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