家飲みでは、お店で飲んだ日本酒や酒蔵や酒店で買った全国の美味しい地酒を厳選して紹介します。
今回は贈答品として戴いた兵庫県明石市の西海酒造の『空の鶴 純米大吟醸』を飲んだ感想を紹介します。
西海酒造 空の鶴 純米大吟醸
西海酒造の「空の鶴 純米大吟醸」は酒銘柄から日本航空の機内でも提供されていたと頂いた方から伺いました。
正直贈答品で戴くまで兵庫のお酒として知らなかったのでネットで調べてみました。
ネット情報では創業は享保元年(1716)年と古く、当時は庄屋として、お米を沢山扱っていたことから酒造りが始まったようです。
兵庫県には灘を中心に大きな蔵元が多くある中、手作りにこだわり、家族で兼業しながら酒造りを続けています。
兵庫県ブランドの酒米山田錦と兵庫県で開発された兵庫北錦を自家水田において、栽培・収穫して酒造りに使用しております。
より高い品質の米を作るために水田の土作り・苗づくりにもこだわっています。
現在は農家であっても苗作りは手間がかかるので、だいたい苗は農協で購入することが多いです。
西海酒造では全部手作りにこだわっていて、職人自らが種蒔きし苗作りを行っています。
元々山田錦などの酒米は背丈が高く倒伏の恐れが高い品種のため、圃場管理は手間暇がかかります。
圃場づくりにレンゲによる緑肥・米ぬか・油かすを主体とした有機質肥料を使用し、化学肥料は使用しません。
レンゲは緑肥でもありますし根が地中深く伸びるので土壌の水はけを良くします。
こういった努力で稲が丈夫に生育し、品質の酒米を収穫する環境を作っています。
このようにして収穫した米だけを使って仕込を行います。
出荷量は約30〜70石と全国でもかなり少量生産の蔵なので知らなかったのかもしれません。
空の鶴 純米大吟醸
純米大吟醸酒の旨さの秘密は職人が仕込だけでなく原料米からこだわって造ることにあります。
お味は、純米大吟醸としては濃い印象です。
今まで飲んできた純米大吟醸は淡麗で飲みやすいイメージでしたが、空の鶴は濃醇な味わいです。
喉越しにもクアァァっとくる感じと後味もはしっかり残ります。
甘み、酸味もたっぷり感じられるお酒です。
名称 | 七本鎗 純米吟醸 吟吹雪 |
商品説明 | 山田錦を100%使用。 自家水田で有機肥料(米ぬか、緑肥(レンゲ))のみで育てた米を使ったこだわりの酒。 45%まで精米し、極低温でじっくりと発酵させ、さらに十分に搾り切っていないため、まろやかでふくよかな味と、フルーティーな香りがします。 |
容量 | 1800ml |
原材料 | 麹米: 掛米: 山田錦100% |
精米付合 | 精米歩合45% |
アルコール度 | 17度 |
お召し上がり方 | 冷酒 常温 |
時代が流れインターネットで多くの情報を手に入れれる様になりました。
美味しい日本酒を飲んで楽しい時間を過ごすのであれば、作りての物語も一緒に味わう様になりました。
西海酒造 | 住所 兵庫県明石市魚住町金ヶ崎1350 |
酒 銘 | 空の鶴 |
ホームページ | http://www.soranotsuru.com/ |
創業年 | 1716年(享保元年) |
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